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2024-04-17 | スポーツ

 アマ13冠の選手が、世界前哨戦とされる試合の検量で1.6㎏ものウエイトオーバーをやらかす失態を起こした。試合自体は、ある程度の設定体重を改めて決めてその範囲内ならば行うという事だそうだが、その選手にとっては勝っても不戦敗みたいな印象だし負けたら何もかも失うという得ることのない試合となりそうです。あのアニメ「あしたのジョー」の印象もあるのでしょうけど、減量もできないなんてということで彼に対する批判が大きい。

 アマエリートの彼、その中身はアマ13冠で世界ユース選手権において日本人初優勝をしたということでの期待だったが、アジア大会や世界選手権に五輪予選は1回戦負け…要するに日本では無敵だが世界的に見るとといった感じ。ちなみに井上選手はロンドン五輪アジア予選の決勝まで行って判定負けしている。

 そして、13冠選手のウエイトなのですが、2年半前のアマ時代最後の世界選手権がライト級61㎏だったので、そもそもがライトの選手がフェザー57㎏まで落としてということに無理があったのかもしれません。たったの4㎏差とはいうものの、元々鍛えているアスリートが更に無理な減量をしている中での4㎏だから厳しい。この間にスーパーフェザー級というのがわざわざあるぐらいだから、この辺の微妙な違いでパワーも違ってくるのだろう。

 あの井上選手ですら、プロテストはスーパーバンタム55㎏で受けながら、2階級下のスーパーフライ52㎏でデビューしているぐらいだから、きつい減量をして下の階級で戦うのは当たり前なのですが、井上選手ですらデビュー2年後には減量苦から足が試合中につるという状況になってしまい、防衛戦を1試合勝った後で上の階級に上げた。

 この13冠の選手はこの試合に向けた練習の時にはどのような気持ちだったのだろうか。もうどうやってもフェザーのリミットまでは落ちないのは、数日前には分かっていたはず。昨年10月にインフルエンザで試合を1度延期して、大みそかに試合して勝ったが、勝手な憶測だがその時も減量苦で身体を壊して感染症に罹ったのかもしれません。その時にはもう無理だったのかも。

 井上選手も、自身の体格に合わせての階級上げで本来の強さに拍車がかかりました。今回の彼も、大きな頓挫となってしまいましたが、自身の体格に少し合わせた階級上げで本来の強さが発揮されることを願って止みません。

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