弁護士への大量懲戒請求をおこなった件についての裁判が行われて、その件についての特集番組内で定年で退職した父親がネット漬けになっていわゆるネトウヨ化したからこんな事をやったという話が出ていました。また、某新聞では何故若い人に自民支持が多いのかという原因分析で、若者は新聞を読まずにネットばかりやっているから考える習慣がつかずにネットを鵜呑みにしているとしていた。
ネットを見ている人は何も考えていないで鵜呑みにしているから自分たちの意見と同じじゃなく、自分たちと同じ意見の人はネットに流されず新聞を読んでよく考えている人だという主張。自分たちと少しでも異なる意見の人は許せず、レッテル貼りをして貶めようという意図が透けて見える。そこには議論するという当たり前のことが抜け落ちてしまっているように見えます。
私に言わせれば、TVや新聞で言われているそのままに世論調査が動いている様の方が何も考えずに鵜呑みにしているように思う。内閣支持率が半分近くあると報じながら番組やそのコメンテーターは批判しかしていないのは、公平な番組作りをする気が最初からないからではないでしょうか。新聞にしてもそう。大きなメディアが批判しかしない事で判官びいきとなり、逆にサヨク的な考え方に嫌悪感を持つというのはあるのかもしれません。
ネトウヨの定義にしても、極端な罵倒や行動をする一部の人をステレオタイプ化して、自分たちの意見と異なる意見の人はこんな頭がおかしいキチガイだというレッテル貼りをすることで、自分たちと異なる意見にさせない様な意図にしか思えません。
私のブログなどは、野党やマスコミ批判をしているところではネトウヨでしょうし、韓国ドラマを絶賛したり安倍首相の高校無償化に反対しているところではサヨクなのでしょう。普通、人というものは誰もが一面的なものではないと思います。