今年も大みそかになりました。1年間、ありがとうございました。
今年を社会的に振り返ってみると、コロナはようやく弱毒化も顕著になり、一般の人々も過剰な反応をしなくなるにつれてTVでも過剰な報道は明らかに減りました。しかし、入れ替わるようにロシアによるウクライナ侵攻があり、ウクライナ軍の奮戦に西側の大規模な支援もあって、当初予想された短期間でのロシアの勝利予想は覆り、全世界的な混乱は収まりそうにありません。
日本国内では、参院選や物価高がありましたが、やはり大きな出来事と言えば安倍元首相の暗殺ではなかったかと思います。ただ、その後の流れがあまりにも異様なもので、日本のメディアの異様さや歪みを露骨に露呈したものではなかったかと思います。
早々に決まった国葬は、犯人が安倍氏が統一教会に祝辞を送っていたから殺害したとして始まったネガティヴ報道によって反対世論を煽りに煽り続けて、彼の功績についてはほとんど触れることはしなかった。そして、徹底的にやり続けた統一教会批判も、宗教批判や高額お布施が問題なのではなくて単に統一教会だけの問題かの様に批判し続けた。同じような宗教団体で同じような2世信者や高額のお布施の問題があるはずの他の巨大宗教団体については全く触れることがなかったのが、異様としか言いようがない。要するに宗教団体の闇の部分を正したいのではなくて、単に安倍元首相を貶めたいから統一教会批判だけを延々と続けていたのだろう。暮れの今年を振り返るニュース番組でも、彼の暗殺は驚くほどにその扱いは少ない。その姿勢には、彼の進めた政治や存在感を消し去ろうという意図が透けて見えるように思えます。
安倍元首相の死後、岸田首相の支持率が下降の一途となっている。ウクライナ情勢や世界的なインフレの影響を日本でも受けていて、これらは不可抗力な面もあるはずなのですが、メディアは一方的に批判し続けているのが主な要因なのだと思う。もはや安倍氏がいないので、岸田首相を叩いても再登板はないからメディアは反岸田にかじを切った、という一部の人の主張はあながち間違いではないのかもしれません。
そもそもが、岸田首相はいわゆる保守層の受けがあまり良くないので、メディアから見放されて中間的な人々からの支持を減らせば現在のような状況になるのは自明の理ではあったと思う。彼は来年、A新聞の方を向いて政治をするのか、それとも保守層の方を向いて政治をするのか、それが彼の今後の命運を決めるのではないでしょうか。
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最後に個人的には色々あって、途中4か月半ほどはまともな更新をできる状況ではありませんでした。今も以前のような更新は出来ていません。それでも、徐々にいい方向には向かっているようなので、来年は前向きに進みたい。皆様も来年を良い年になさってください。