久しぶりに資生堂アートハウスに。
張り切りすぎて、開館30分前に着いてしまったので、
今こそ絶好の撮影タイム。
おめでたい、紅白サツキ?ツツジ?
ちらちらと桜吹雪を見上げると、八重桜ももう終わり。
新幹線10分おきくらいに通るけど、
カメラ構えると間に合わないという・・・。
ん!?あれはなに?
JRの保線用の作業車でしょうか。カッパくんに聞いてみよっと。
そういえば、線路がよく見えると思ったら、
ばっさり石楠花が伐採されてました。芍薬じゃない、シャクナゲ。
お花これからなのにな。
人間国宝の飯塚小玕齋(しょうかんろう)の竹細工とってもよかったです。
覚えにくすぎる名前だけど、
齋玕(ろうかん)とは、竹の美しい深緑をあらわす言葉だって。
小玕齋さんは、作品を伝統的なものを真、少し崩したものを行、
もっとも自由なものを草と分けていました。
これお習字とか、生け花とかでも聞いたことがあるかも。
しかし、どんなに自由でも美しくても、
花を入れてひっくり返る花籠ではダメ。それはオブジェ。
「芸術は実用性がなくていい。工芸とは使えるもの。」という言葉のように、
小玕齋さんの作品づくりに対する言葉は、
とてもわかりやすい。
師匠であるお父さんの突き放した指導が辛く、
自分は、懇切丁寧に指導した弟子のその後を鑑みると、
「自分で苦労して掴んだものは決して忘れない。
自分の力になって、作品に表れる」と。
竹という固く、扱いにくい自然のものを、
まるで自由に手のうちに制していく過程が、
人を育てるという信念にも似ているようにも。
おまけにどんなに美しく、自由でも、使えるもの!!
子育ても斯くありたい
と、勝手に思うのは自由です。
竹の種類や加工法、編み方などいろいろ奥深い。
白錆という色を抜く加工が、年月で色が変わっていくのがとても素敵。
緻密な網目、奔放な網目を追ううちに、
目が交差してこんがらがっちゃうほど、没頭して魅入ってしまいました。
その他の作家さんでは、金工とは思えない、
まるで陶芸のような美しい色合いの壺とか。
ちなみに金工っていろんな金属の特性を混ぜ合わせて作るのが、
化学っぽくて面白そう。
かわいい星型の彫金を施した壺や
蕎麦ぼうろみたいなかわいい梅型の水盤とかあったよ。
工芸品って、触ってみたくなる丸っこいかわいさがある。
人が手のひらで包んでこしらえたまろみがある。
「触りて~~」とガラスケースに、
にじり寄ってしまうのでした。
静岡市立美術館だったら、一発退場だわ。
きてよかった!
2014年4月8日から6月20日までです。
張り切りすぎて、開館30分前に着いてしまったので、
今こそ絶好の撮影タイム。
おめでたい、紅白サツキ?ツツジ?
ちらちらと桜吹雪を見上げると、八重桜ももう終わり。
新幹線10分おきくらいに通るけど、
カメラ構えると間に合わないという・・・。
ん!?あれはなに?
JRの保線用の作業車でしょうか。カッパくんに聞いてみよっと。
そういえば、線路がよく見えると思ったら、
ばっさり石楠花が伐採されてました。芍薬じゃない、シャクナゲ。
お花これからなのにな。
人間国宝の飯塚小玕齋(しょうかんろう)の竹細工とってもよかったです。
覚えにくすぎる名前だけど、
齋玕(ろうかん)とは、竹の美しい深緑をあらわす言葉だって。
小玕齋さんは、作品を伝統的なものを真、少し崩したものを行、
もっとも自由なものを草と分けていました。
これお習字とか、生け花とかでも聞いたことがあるかも。
しかし、どんなに自由でも美しくても、
花を入れてひっくり返る花籠ではダメ。それはオブジェ。
「芸術は実用性がなくていい。工芸とは使えるもの。」という言葉のように、
小玕齋さんの作品づくりに対する言葉は、
とてもわかりやすい。
師匠であるお父さんの突き放した指導が辛く、
自分は、懇切丁寧に指導した弟子のその後を鑑みると、
「自分で苦労して掴んだものは決して忘れない。
自分の力になって、作品に表れる」と。
竹という固く、扱いにくい自然のものを、
まるで自由に手のうちに制していく過程が、
人を育てるという信念にも似ているようにも。
おまけにどんなに美しく、自由でも、使えるもの!!
子育ても斯くありたい
と、勝手に思うのは自由です。
竹の種類や加工法、編み方などいろいろ奥深い。
白錆という色を抜く加工が、年月で色が変わっていくのがとても素敵。
緻密な網目、奔放な網目を追ううちに、
目が交差してこんがらがっちゃうほど、没頭して魅入ってしまいました。
その他の作家さんでは、金工とは思えない、
まるで陶芸のような美しい色合いの壺とか。
ちなみに金工っていろんな金属の特性を混ぜ合わせて作るのが、
化学っぽくて面白そう。
かわいい星型の彫金を施した壺や
蕎麦ぼうろみたいなかわいい梅型の水盤とかあったよ。
工芸品って、触ってみたくなる丸っこいかわいさがある。
人が手のひらで包んでこしらえたまろみがある。
「触りて~~」とガラスケースに、
にじり寄ってしまうのでした。
静岡市立美術館だったら、一発退場だわ。
きてよかった!
2014年4月8日から6月20日までです。