屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

爽やかな五月に

2016年05月17日 | 日常


6月まであと二週間・・
いよいよ新緑の季節が始まった。
さあ、四季をとおしてもっとも爽やかな初夏を迎えるのだ。



爽やかといえば、
二十四歳で夭逝した立原道造の詩編「優しき歌Ⅱ」・・

爽やかな五月に
月の光のこぼれるやうに おまへの頬に
溢れた 涙の大きな粒が すぢを曳いたとて
私は どうして それをささへよう!
おまへは 私を だまらせた……

【星よ おまへはかがやかしい
【花よ おまへは美しかつた
【小鳥よ おまへは優しかつた
……私は語つた おまへの耳に 幾たびも

だが たつた一度も 言ひはしなかつた
【私は おまへを 愛してゐる と
【おまへは 私を 愛してゐるか と

はじめての薔薇が ひらくやうに
泣きやめた おまへの頬に 笑ひがうかんだとて
私の心を どこにおかう?