1ヶ月ほど前
予約してゴルフ場に行きましたが
寒くて雨
まぁ一番やりたくない天気でしたね。
でも皆さんと約束してますからね
私は行った訳ですが
その集まった人の中に
私が初対面の人がいました。
で
その人が
“今日のラウンドは止めましょう”
って言ったおかげで目出度く中止になりました
これはこれで有難いのですが
この人
明らかに私とは違う人間ですよね。
で気になり職業を聞くと
某メガバンクの元支店長さんだそうです。
職業を聞けば納得ですよね
特にこの方が現役で活躍してた頃は
金融危機がありましたので
貸しはがしが行われてた時期です
ですから
銀行員に求められる事は
情に流されずに冷酷に顧客に融資の引き上げを伝える
これだった訳です。
ですから
ゴルフでも
自分が雨でやりたくないと思えば
初対面の人がそのつもりで来ていても
冷酷に中止宣言ができる訳です。
この方を見て
少し羨ましくなりましたね。
私とは全く違う道を生きて来た
それが瞬時に分かります。
私の生き方とどう違うかと言えば
私は基本的に自分を殺して相手の思いを優先する
そんな風に徹してきました。
ゴルフも例え天気が悪くても
あるいは多少の体調不良でも
自分からキャンセルする事はありません
せっかくゴルフ場の予約をしてくれた人に申し訳無い
そんな気持が強いのです。
ゴルフその物も
私は自分が積極的に人を誘う事はありません
いつも受け身です
お誘いがあれば
せっかく誘ってくれたのに断わっては気の毒
そんな気持から
多少の事はあってもそれを受ける
こんな感じのゴルフライフです。
もちろん仕事となれば
お客様の都合を優先して
自分の事は後回し
この姿勢で今まで来ました
おかげでたくさんのお客様に支えられて
経営は順調に来ましたが
ただ
その代償も払った
これを最近強く感じています。
一番思うのは
私のそんな姿勢が家族に負担をかけた事ですね。
子供が小さい頃は
外食の約束をしても
お客様から食事の誘いがあれば
全てそっちを優先しましたし
お客様の案内とか契約
なんて事になれば
休みも返上して来ました。
一番忙しい時期と子供が小さかった時期
これが重なりましたから
土曜日とか日曜に行われる
授業参観だとか学芸会
それに運動会
ほとんど犠牲にして来ました。
長くその事は家族を守るために必要だった
そう思い込んでましたが
孫が出来て
それは間違ってた
って気付きましたね。
息子は孫の行事は全て参加していますが
それでも会社ではしっかり地位があり収入もあって
家族の生活を守っています。
ですから
私が生活のために止む得ないと思ってた事は
実は私の思い込みだった
この事に気付かされたのです
まぁ過ぎた時間は取り戻せませんし
仕方がありませんが
せめて社員には
仕事で家族を犠牲にはしてもらいたくない
そんな風に思っています。
ただ
幸いな事に
今の社員達は自分を主張できる
そんな人間が揃っています。
自己を主張するって事は
ある程度顧客の要求を犠牲にしてるって事になりますので
成績はいまいちですが
それはそれで良いと思っています。
仕事と家庭のバランスが取れてればそれで良し
どっちも偏ってはならない
それが
今私が辿り着いた境地です。
