アジア大会の水泳で6つの金メダルを獲得した池江瑠花子選手(17歳)を、この5月から担当した新しいコーチ三木二郎氏との2人3脚が始まった記念すべきアジア大会でもあった。
三木二郎氏は2000年シドニー、2004年アテネの2度の五輪に出場したメドレーの元トップスイマーで、2008年の北京五輪代表を逃して引退したが、2013年に東京五輪2020の開催が決まると、もう一度五輪にトライしたいと指導者への道を選んだのです。
2016年の3月からJOCの研修制度を利用して、英国に2年間留学し帰国した直後に池江選手からコーチの依頼があったという。
英国では、選手が毎日のようにコーチの部屋に来て話しをしていくと言う。選手とコーチが日常的に意見をぶつけ合い、互いに納得した上で練習を進めて行くコミュニケーションの大切さを学び、選手にはどう思う?と常に尋ねるようにしていて、選手に選択肢を与えて、自ら考えて行わせる英国でのそこに一番感銘を受けたと三木氏は言う。
それと、三木氏は池江選手に不安や不満を溜めるなと声かけし、その不安や不満を吐き出させながら、一緒に解決策を探っていくように心掛けておられるようです。
新しい時代の師弟関係の挑戦が始まったばかりで、これからも楽しみです。