One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

英国の厳しい現実。

2012-08-30 11:39:32 | インポート

29日(日本時間30日の早朝)から障害者スポーツの祭典、ロンドンパラリンピックが開幕しました。

英国はパラリンピックの発祥の地と言われ、1948年のロンドン五輪開会式に合わせ郊外のストーク・マンデビル病院で車いす患者さんによるアーチェリー大会が開かれた。

第2次大戦の負傷兵士の社会復帰にスポーツを採用したルードビッヒ・グッドマン医師が提唱したのが起源です。

しかし、英国の公共施設のバリアフリー化など環境整備が進む一方、来年4月から実施する障害者手当の削減や依然残る障害者に対する差別的言動や意識といった厳しい現実にも直面しているようです。

パラリンピックの発祥の地、英国でさえも障害者に対する差別は根深く、このロンドンパラリンピックを良い機会に、一般の人の認識が少しでも変わり、垣根のない社会が現実のものとなることを願うばかりです。

競技は明日から本格的に始まります。(NHKの放送予定はこちらから。)

オリンピック同様、日本選手の応援よろしく!!

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ボツリヌス菌の効果。

2012-08-29 15:20:51 | インポート

きょうは、障害者スポーツセンターでトレーニングしていると、脳卒中のリハビリで毎日頑張っておられる利用者の皆さんの間で、あるTV番組「脳卒中、リハビリ最前線」が話題となり、そのリハビリ最前線の内容や治療に使われている薬の質問に答えさせて頂きます。

この話題は、私のブログ記事2012/6/7の「脳卒中、夢のリハビリ最前線」でも取り上げ、それを抜粋したものです。

脳卒中による後遺症の麻痺は、発症直後ならリハビリによって、腕や足などの機能はある程度回復しますが、6か月過ぎると改善が止まり、麻痺は改善しなくなり「6か月の壁」と言われています。

「6か月の壁」の意外な犯人は、実は反射だったのです。熱いとか、痛いとか刺激を感じた瞬間に腕を縮める状態が麻痺患者さんたちに起こっているのです。

筋肉の伸び過ぎを感知するセンサー「筋紡錘(きんぼうすい)」が引き起こす反射で、脳卒中になると脳からのコントロールが効かなくなり、筋紡錘が故障してしまい、常に縮めてと信号を出し続けるようになります。

やがて腕の筋肉は縮まり、硬くこわばり、リハビリも出来なくなってしまうとのことでした。

リハビリさえ出来れば新しい神経回路がつながるチャンスはあるのに、その大事な神経の中を縮めての信号が暴走して邪魔していたのです。

しかし、最近この壁がある薬によって、全く動かなかった手が動き出し、10年も物をつかめなかった手が、掴めるようになったそうです。

その反射の暴走を止めた薬がなんとボツリヌス菌の毒素を1000倍以上に薄めた薬として精製したものを注射して、神経の働きを一時的に止め、筋肉は柔らかくなり、こわばりが取れ、ここでリハビリすれば機能回復が期待できると言う訳です。

この治療は、ボツリヌス療法と呼ばれ、薬は保険適用で、病院では神経内科・リハビリテーション科が主に担当している診療科です。

一回の注射の効果は、3か月ほどで、打てる量が決まっているため、手・肩・足など少しずつの治療になります。(保険適用ですが、量によって多少異なります、1回の注射で数万円かかります。)

発症後何年経っていても、高齢になっていても効果は期待できるので、もう諦めることはないそうですよ。

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”E”ダンスアカデミー。

2012-08-28 09:16:00 | インポート

今や学習指導要領でも必修化になっている、ダンスについて今日は取り上げたいと思います。

そのダンスを子供たちに楽しく学んでもらおうとEテレで、EXILEのバックダンサーのウサとテツヤを主任講師として招き、ダンスが初めてという小学生にダンスの基本である「楽しく体を動かす」方法をレクチャーし、日本人が不得手な体を使った自己表現ができるようになることを目指す1回目の番組が24日にEテレで放送された。

このダンス教室は、スタジオだけでなく、自然の中で人間が持って生まれた五感を研ぎ澄まし、風を感じ、音を聞き、土に触れ自由にダンスを楽しむことの喜びを子供たちに学んでもらうダンスアカデミーでした。

ヒップ・ホップ・ダンスの基本ステップが盛り沢山で、優しいステップからやや高度なステップまで入っていて、1回目のダンスプログラムはEXILEの「CHOO CHOO TRAIN」だった。

2回目の放送は、31日(金)Eテレで、18:55-19:24、「"E"DANCE ACADEMY」をご覧ください。

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秋の気配を...

2012-08-27 12:05:18 | インポート

台風15号の余波かもしれないけど、テニスの早朝トレーニングは爽やかな風が吹き心地良かった。

きょうの宝ケ池は、私一人の貸し切り状態で、いつもは学生さんや常連さんで一杯なのにヒッソリしていて、逆に気味が悪いぐらいでした。

連続の暑さから今日は、涼しい風が吹き、赤とんぼが飛ぶ様子も見え、秋が忍び寄る瞬間を感じることができた。

そんな秋が忍び寄る曲に、ふと思い浮かんだのが、松井祐貴のアコースティックギターで奏でる一青窈の「ハナミズキ」だったのです。

毎日、暑い中で頑張っている君へ、秋の気配をプレゼントします。

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指導者に必要なコミュニケーション論。

2012-08-26 08:30:28 | インポート

選手を育てるには指導者は何が必要なのか、競泳日本代表ヘッドコーチの平井伯昌(のりまさ)氏の著書「突破論」から取り上げたいと思います。

いろんな先人たちの知恵を貪欲に学び、壁にぶち当たれば原点に戻り、自分で実体験した経験こそが自分を助けてくれる。

勝つために何が必要か、常に指導者は世界の動向や相手を分析したり、選手の現段階の実力を把握して、求めるものを明確にし大きな目標と小さな努力目標を組み合わせ、その明確な目標が選手の意識を高める。

そして、不安要素を取り除くのに大切なのは、選手、コーチのお互いの役割分担を明確にし、選手が練習やレースに専念できる環境を整えて上げることです。

指導者が伝えたいことを選手の心の底に浸透させるには、伝え方声をかけるタイミング褒め方など自分で伸びる選手に育てるためのコミュニケーション論がとても大切になって来ます。

やはり、指導者と選手との信頼関係がとても重要なポイントで、これが崩れると良い成果に結び付かないのは言うまでもありません。

平井伯昌氏のブログを参考に指導者の方は、何か学ぶことが出来るかもしれませんよ。

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