One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

パリ五輪を決めた日本チームの会見がタメになる。

2024-02-15 10:40:17 | 戦略

パリ五輪を決めたバスケットボール女子日本代表が帰国会見を行い、選手たちへの勝ってあたり前の重圧やプレッシャーが、よく伝わって来る記者会見でした。

選手一人一人の想いや悩み、そして自分が今 何をやらなければならないかを熟知していて、世界の大きな選手を相手に、日本チームが勝つためには40分間を走り切るスピードで翻弄し、相手を疲れさす戦略はハードなトレーニングが不可欠で、選手たちは強化合宿で良く耐えたと思われます。

この会見を聞くだけで、日本チーム全員が一丸となってゲームに取り組む姿勢が、こちらまで熱く伝わって来るし、ちびっこPGの頑張りも世界に通用することを実証したOQTでもあり、素晴らしい選手たちにエールを送ります。

🏀【ノーカット】パリ五輪決めたバスケットボール女子日本代表が帰国会見「お前の吠えが必要」と鼓舞され奮起

🏀 Mai Yamamoto (21 PTS) | TCL Player Of The Game | CAN vs JNP | FIBA Women's OQT 2024

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日本女子バスケ、オリンピック最終予選へ。

2024-02-08 09:12:04 | 戦略

バスケットボール女子のパリオリンピックへの出場がかかる女子世界最終予選は2月8日から11日まで世界4都市で行われる。世界ランキング9位の日本はハンガリーのショプロンでスペイン(同4位)、カナダ(同5位)、ハンガリー(同19位)と対戦し、4チームの総当たりで上位3チームがオリンピック出場権を獲得する。

日本は強豪グループの組で、パリ切符獲得の確率は4分の3、最終予選のメンバー12選手が7日に発表され、東京五輪代表からは高田真希、赤穂ひまわり、林咲希らが選出された。海外組ではスペインのクラブに所属する馬瓜ステファニーが入り、東京五輪の司令塔だった町田瑠唯が足首の故障でメンバーに入れず、代わりに36歳のPGの吉田亜沙美が4年ぶりに代表に復帰する。

日本代表の恩塚亨監督は、チームに求めてきたのは「世界一のアジリティー」だ。「アジリティー(agility)」は「機敏、軽快、敏しょう」の意味だが、監督いわく「動きだけではなく、あらゆる局面に即応して素早く判断し、効果的なプレーを発揮し続けられる能力」。激しいディフェンスを基本にフルコートで40分間走り続ける日本のスタイルをベースに、瞬時の判断で状況に応じたプレーを選択して、有利な状況を作り出すを基本理念として、相手に走り負けず、3ポイントシュートを武器とする正確なシュート力で戦い抜く強みを最大限に発揮し続けることでパリへの道が見えてくる。と言うが、あまり理想論ばかりを並べても、選手たちが如何に恩塚イズムを理解しプレーにどう生かすかが、この最終予選が見物ですね。

(試合開始時間は日本時間)

2月 8日(24時30分) 日本-スペイン
2月 9日(26時)    日本-ハンガリー
2月11日(23時)    日本-カナダ
※4チームの総当たりで、上位3チームが五輪出場権を獲得

女子日本代表メンバーは、馬瓜ステファニー(25)PF、川井麻衣(27)SG、高田真希(34)C、吉田亜沙美(36)PG、本橋菜子(30)PG、野口さくら(22)PF、山本麻衣(24)PG、林咲希(28)SG、馬瓜エブリン(28)PF、平下愛佳(22)SG、宮崎早織(28)PG、赤穂ひまわり(25)PF、以上です。

日本の初戦は日本時間の9日、午前0時30分からのスペイン戦で、NHKはBSで生中継します。

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勝つための逆算の発想。

2024-01-04 12:50:37 | 戦略

強い相手を倒すためには、逆算の発想が必要です。その為には周到な準備と緻密な戦略が練られていた。3月から6月までは情報収集、8月からは大リーガー大谷翔平やダルビッシュとの交渉、11月からは戦略シミュレーションを行うなど、WBC日本代表監督の栗山英樹氏は、まずは野球の生みの親でもあるアメリカを何しろ、尊敬の念を込めて倒したいと言う強い気持ちから、今までの日本代表監督の方々や社会人野球の指導者、高校野球の監督と直接お会いして、厳しいトーナメントで勝ち上がるための戦略や貴重な意見を仰ぎ、情報収集に力を入れたのです。

戦後のプロ野球を牽引した西鉄vs巨人の奇跡の逆転勝ちに導いた三原(脩)マジックのノートを栗山さんは手に入れ、勝負に勝つための秘策が、そのノートには綴られていたのです。対戦相手を想定して、細かな幾つものシュミレーションを頭の中に描きながら選手起用をスピーディーな決断が代表監督には求められ、勝つための逆算の思考で準備を着々と怠らなかったと聞きます。そして選手を最後まで信じ切ることだった。

そして大リーグに精通したダルビッシュ選手を説得して、日本代表の若手ピッチャーの選手たちに、対戦相手の癖や攻略法を自分から進んで教えていたそうです。チームをまとめる役割が二刀流の大谷翔平選手だったのです。11月になると本格的な戦略シミュレーションに入り、代表メンバーの選考で試行錯誤を重ねている。栗山さんが気にしていたのは監督としての「判断の遅れ」だったのです。

監督には考えるスピードが物凄く必要だと言う。大事な場面でその迷いを振り切るために、勝つためには誰にも遠慮があってはならない。(非情になる)一つの場面で勝とうとすれば監督の非情さと冷厳さが要求される。野球と言うゲームで勝負を争うには、飽くまでも理詰めでなければならない。

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🏀女子車いすバスケ、世界選手権でベスト4以上を目指す。

2023-06-03 17:19:56 | 戦略

4月28日~5月4日、味の素ナショナルトレーニングセンターでは、来年のパリパラリンピックを目指す女子日本代表候補である「女子ハイパフォーマンス強化指定選手」の強化合宿が実施された。この合宿では、約1カ月後に控えるアラブ首長国連邦でのドバイ世界選手権(6/9~6/20まで)に向けてのチーム強化だけでなく、今年10月に開催が予定されているアジアパラ競技大会の最終選考も兼ねているだけに、とても重要な合宿だったようです。

女子日本代表チームの現状と2大会ぶりとなる世界選手権での展望、目標について考察して見ると、東京パラリンピックで中国が銀メダル、日本が6位入賞したアジアオセアニアには3枠が与えられ、昨年5月に行われたアジアオセアニアチャンピオンシップス(AOC)の結果、オーストラリア、日本、タイが出場枠を獲得。さらに開催国のUAEは女子が不参加となったため、中国が出場することとなった。

この4カ国で、まずはパリパラリンピックの出場枠が獲得できるベスト4進出を狙います。さらに来春に行われる世界最終予選の出場枠もかかっているため、一つでも上の順位を狙うことが重要となり、女子はまず6カ国ずつ2つのグループに分かれて予選リーグを行い、上位8カ国が決勝トーナメントに進出する。グループAに入った日本は、アルジェリア、アメリカ、タイ、オランダ、ドイツの順に対戦し、アルジェリア、タイに取りこぼすことなく勝てば、決勝トーナメント進出はほぼ確定するが、それだけでは準々決勝でグループBの1位と対戦する可能性が高く、ベスト4以上を狙うのはより厳しい状況となる。

そのため、岩野ヘッドコーチは2、3位通過を狙いたいとしている。そこでポイントとしているのが、アメリカはベテラン選手を復活させてまでの力の入れようで第2戦のアメリカ戦を日本代表チームの現在地の実力の指標にと考えておられるようです。アメリカは、リオパラでは男女とも金メダルを獲得しており、その後女子は大幅に選手を入れ替えた為、2018年の世界選手権で6位に下がり、東京パラではアメリカ女子は銅メダルで2大会連続で表彰台に上がった強豪国でもある。

東京パラリンピックまでの強みを踏襲しつつ、これまでとは違うバスケット(3種類のディフェンスをミックスさせた全く新しいスタイルのディフェンスやオフェンスでは何よりもまずはレイアップやゴール下のシュートを確実に決めることを徹底、アウトサイドからの得点も重視しており、いかにフリーの状態でシュートする場面を作れるかカギで、3ポイントシュートのアテンプトにも大きく関わってくる。)にも取り組んできたという岩野HC。その指揮官が率いる女子日本代表は“世界一決定戦”の舞台で、どんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしています。

🏀女子日本代表選手たちの皆さんへ、明日からいよいよ出国ですね。気を付けて”いってらっしゃい。!!”

日本代表のスケジュール(予定)
6月10日(土) 12:00(日本時間10日17:00)~
 日本 vs アルジェリア
6月12日(月) 14:15(日本時間12日19:15)~
 日本 vs アメリカ
6月13日(火) 14:15(日本時間13日19:15)~
 日本 vs タイ
6月14日(水) 14:30(日本時間14日19:30)~
 日本 vs オランダ
6月16日(金) 16:30(日本時間16日21:30)~
 日本 vs ドイツ
IWBF : YOUTUBEチャンネルでLIVE 配信予定です。

 

 

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車いすバスケU23日本代表の強さに迫る。

2023-05-29 10:14:48 | 戦略

昨年のタイ・プーケットで開催された男子U23世界選手権は、日本の車いすバスケットボール界では史上初となる金メダル獲得という歴史的快挙を成し遂げた男子U23日本代表。そこで、日本代表U23の強さは何処にあったんだろうかと振り返ることにした。

今回の優勝に大きく貢献した主力選手それぞれにスポットをあててみた。やはり私が興味を惹いたのが3人の選手で、まずはチームを牽引した司令塔の鳥海連志選手で、彼の存在なくして、今大会の快挙はなかったと言っても過言ではないほどの活躍ぶりだった。全8試合中2試合でトリプルダブル、6試合でダブルダブルを達成。得点とリバウンドは全試合で2ケタを誇った。特に大会ランキングトップタイとなった3Pシュートの総数(8本)は、彼に新たな武器が加わったことを示している。

次にプレー時間チーム最長のトップスコアラー髙柗義伸選手で、全8試合中6試合で40分間フル出場し、合計305分間のプレータイムは全チームにおける最長となった。全8試合で2ケタ得点を挙げ、大会総得点(143)はチーム最多、大会ランキングでも4位タイに入る成績を残した。1試合平均17.9点は、まさにオフェンスの要であったことを示している。なかでも印象的だったのは、ゴール下以外にも、45度のミドルレンジから放つバンクショットだ。特に準決勝、決勝は高確率で決まり、これまでにない髙柗選手の新たな武器のように映った。

そして最後に、守備のスペシャリストからシューターとしても開花した赤石竜我選手です。全8試合中5試合で40分間フル出場し、鳥海と同じく髙柗に次ぐプレータイムとなったのが、赤石竜我選手で、彼にとって、今大会はこれまでのイメージを覆す転機となったと思われる。赤石選手と言えば、日本が誇る守備の要。スピードと粘り強さで相手のオフェンスを封じるディフェンスは、「ディフェンスで世界に勝つ」を掲げる日本にとって大きな武器となっており、東京2020パラリンピックでも証明された。ディフェンスだけではなくオフェンスでもしっかりと見せた。シュート力だ。特に予選リーグ第2戦のフランス戦では京谷HCが「今日は何と言っても赤石のシュート」と最大の勝因に挙げたほどの活躍を披露。チーム最多の13得点を挙げ、勝利の立役者となったのです。

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