親父が今一番気掛かりに思っていることは、自分の身体が弱るにつれて
自分が居なくなったら、私が障害があるだけに一人でやって行けるのだろうかと
口にすることがある。
私自身は、何でも自分で出来る方なので、そんなに心配しなくてもいいのにと
思うのですが、やはり、親は親としての私の将来のことがどうしても気掛かりで
早く嫁さんをもらい安心させてくれと最近は親父の口癖になっているようです。
兄弟3人居る中で親父とお袋と人生の半分以上も一緒に過して来た私だけに、
お袋が病院で亡くなる寸前まで私の事を心配していた姿を思い出します。
親父までそんな思いをさせたくないのは山々ですが、こればかりはどうしようもなく、
縁がないというか、めぐり合わせが悪いと言うか、ここまで来ると一人の方が気楽で
気ままな半面、その将来のリスクを背負う覚悟が必要かもしれませんね。
人にはいろんな生き方があるように、生まれた時からその人の人生は
決まっているような気がして、成る時はどんな邪魔が入っても成就するし、
成らない時はどんなに足掻いても成らないと言う神のみぞ知るってとこです。
でも、只じっと待っているだけでなく、相手に対し私なりのアクションや意思表示は
今まで行って来たつもりですが、相手がそれをどう受け取るかでしょうね。
人それぞれの好みや結婚観もあるだろうし考え方や相性もあることですから、
そう簡単な話じゃないことは確かです。
いつも、その状況に左右されてしまう...
それが「哀しみ」と「幸せ」のどっちであっても
時には言い争ったり妥協したりして
何にも変っちゃいないことに気がつく
お互いの経験を話したところで
それぞれの結論は違ったまま
そうして自分たちの違いに気がつかされ
諦めの中でみんな共に生きている。