フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

アコギ、JUMBO(ジャンボ)のサドル調整

2019-12-30 21:14:55 | 日記

JUMBO アコス―ティックギターのサドル調整

 ジャンボウ(JUMBO)・アコースティックギターのサドルを調整、削りました。

 左からギブソンのサザンジャンボ、田原楽器のジャンボウ(JUMBO J-35)とエレアコです。

 ジャンボ、音の抜けがイマイチなのでサドルを取り変えてみました。サドルトップは丸くなっているので、これを削って2弦をサドルピン側に、その他の弦はネック側に凸に、ダイヤモンドヤスリで削りました。サドルを尖らせると弦がサドルとの共鳴が少なくなって、音の抜けがよくなります。共鳴すると、音がソフトになります。
 サドルは、とりあえずプラスティック製、やや軟らかいです。牛骨製のサドルはとても硬くて、弦の響きをストレートにボディに伝えてくれるのですが、軟らかいプラスティックはそれなりに弦の響きをソフトに伝えてくれます。

サドルをこんな感じに削りました。音が、劇的に変った⁉

 ジャンボウは日本の田原楽器のギターで、これはJ-35、私が大学の頃お茶の水のチャキ楽器店で購入しました。フィンガーボードの底部に”35105”(J-35、1971年5月製造)と刻印がありました。もともとやや落ち着いたソフトな音のギターでした。でもさすがに50年もたってボディーの上板がやや反って(凸に。弦に引っ張られるので、どうしても膨らんできてしまいます。)弦がフィンガーボードから離れて来てしまったので、ブリッジ自体を削って低くしたのですが、サドルとのバランスがイマイチになってしまったので取り換えて調整しました。

 U~n・・・けっこう抜けがイイ音になったと思います! もちろんギターの音色はボディーの材質や形状、作りもあると思いますが、サドルの素材、削り形状で音が全く違ってくると思います。そのギターの個性を出すのが、製作技術者の力量なのでしょうね。

 最近、ギターにマイブームが来ています。ギターは中学の頃からいじってました。今はYouTube に古いフォーソング、PPM、ジョーンバエズなどの動画がアップされていて、それに刺激を受けてます。ジョーンバエズさん、髪型がグレーのショートカットで、かわいらしいオバサン、失礼しました、になっていて、でも声はさすがに少し落ち着いて来てますが、とてもキレイで素敵です。

 

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アコースティックギターEpiphone(エピフォン)

2019-12-25 10:00:00 | 日記

ギブソンJ-45タイプのアコースティックギター、エピフォン(AJ-100/VS)

アコギのエピフォンを手に入れました。ギブソンのJ-45とそっくりです。

 以前に紹介したギブソンのサザンジャンボは、非常に繊細でデリケートなギターで、調子がイマイチ落ち着きません。それで調子など気にせずガンガン弾ける、エピフォンを手に入れました。
 想像していた通り丈夫なギターで、音もなかなかクリアーで抜けるような響きで鳴ってくれます。ちょっと古いもののようで、ボディーの乾燥が進んでいるのでしょう。
 デザインは、アコギのギブソンとそっくりですが、ピックガードの形が違っていて、ソ連国旗の鎌とハンマーのようなマークが入ってます。このマークあまり好きではなかったのですが、それなりに手の込んだ作りなのにギブソンなどに比べて、とても安かったので手に入れた次第です。
 これでエレアコも含めて、ギターは5台になります。正直言ってギターによって弾き易さの違いはあまり感じないのですが、音色は全く違います。それでもプロでもないのに何台も持っていても、仕方ないのですがw…

 

 ヘッドにはEpiphoneとペイントで描かれています。取りあえず弦は丸めておきます。
 ネックの反りを調整する機構、トラスロッドが付いていますが、ネックの反りはありませんでした。ギターの状態は、落ち着いているようです。
 ギターは良いものほど合板ではなく天然素材の単板を使っているので、乾燥が進むにつれて、状態が変化します。メーカーでも木材の乾燥はされているのですが、作られてからさらに5年以上・・・置いておいた方が良いようです。

サウンドホールの下、ボディーの中に"Epiphone"のラベルが貼られています。

 

 サドルは2弦が長くなるように削られています。2弦がわずかに長く張られるようになっている訳です。なぜなのか?老舗のメーカーのアコギは、最近みなこのような形になっています。たしか以前、30~50年以上前は、このような加工は見られなかったのですが・・・
 サドルは形状により音が変わります。鋭角で弦を張るとクリアーなキツイ音色に、丸く削る特にネック側を、サドルと弦が共鳴してソフトな、こもったような音になります。また、ブリッジピン側はある程度角度をつけないと、弦を巻き上げても音程が上がらず切れてしまいます。いま研究中です。

 ”MADE IN INDONESIA"のラベルが貼られていますが、エピフォンはアメリカのギター老舗メーカーで、あのポールマッカートニーも使っていました。なぜインドネシアで作られているのか、たぶん良い材質の木材がとれるからでしょう。
 ちなみにポールは、ビートルズでは茶箱といわれているギブソン(すみません、改めて調べたら「ギブソン」ではなく「へフナ―」でした。ずっとギブソンだと思ってた。2020.6.17訂正)のエレキベースを弾いていますが本当はギターの名手で、ギターは世界一上手いといわれています。ギターやベースだけでなく、ピアノやドラムなど楽器演奏の天才です。音楽的才能が、凄い!

何をイメージしたマークだろう・・・?

わかりました、つまり”Epihone”のEですね。なんだ、そういうことか。

 -追伸-

 張られていた弦は古かったので、ヤマハのライトゲージとその他あったものを適当に選んで張り替えたのですが、音が画期的にもの凄く!変わりました。こんなに違うものなんだ・・・と改めて感じた次第です。まあ、それだけ高いポテンシャルを持ったギターだったということですね、安かったけど。それにしても、イイ音してるなぁ・・・
 ギブソンは、ピックを用いて弾くストローク・ピッキングに、マーチンは単音のアルペジオやフィンガーピッキングに向いていると感じているのですが、このエピフォンは、どちらかというとフィンガーピッキング向きかな。ギブソンはパワフルな音がしますが、このエピフォンはマーチンとも違うけど、ちょっとキラキラした音がします。マーチン、持っていないけど。こうなると、マーチンも欲しくなってきたなぁ・・・w…
 高校の時にグループを組んでいた友人が、マーチンを持っているので、今度合わせてみようと思ってます。ウッドベースもあるそうなので、ほんと久しぶりに弾いてみたいな。いよいよ50年前に戻って、オヤジバンドの復活だw…

 

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読書ノートのアイテム

2019-12-24 20:24:00 | 筆記具文房具

読書ノートのアイテムです

  前回Blogの川口さんに調整してもらった万年筆で、読書ノートをつけてみました。万年筆を使って字を書きたいために、読書ノートを作っているようなものかも・・・

 こんな感じで、読書ノートを万年筆を使って書いてます。スーベレーンには、早速ジョイフル本田で購入したインク「大仏グリーングレー」入れてみました。
 読書ノートは、気分でいろいろの色のインクを入れた万年筆を使って書いてます。どのような項目、内容の文を何色で・・・とか決めてはいません。あくまで、その時の気分次第で。しいて言えば、いろいろな万年筆で、いろいろなインクを使って書きたいというだけの理由です。万年筆で書くことが好きなんです。

 本のページを開いておくクリップと、カラーの透き通った付箋紙。万年筆で書いた字の修正用テープ、それと消しゴム付の鉛筆。これらが読書の時のアイテムです。消しゴム付の鉛筆は、本の気になった箇所にサイドライン、アンダーラインを引くためです。

 

 左がカルティエのボルドー、右がセーラー、ジョイフル本田の「大仏グリーン・グレー」です。

 

 カルティエのボルドーは、こんな色です。名前のとおり、赤ワインの色なのですが、少し蒸発しているので、ややこげ茶色になっています。

 

 こちらが「大仏グリーン・グレー」です。ほとんど黒なのですが、リアルブラックと比べると、やや緑がかっています。
 もう廃番になってしまっているようなのですが、モンブランにもグリーンがかった黒のインク「レーシング・ブラック」があります。

 

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川口明弘さんに調整してもらった万年筆(2019.12)

2019-12-24 01:20:02 | 万年筆

川口明弘さんにパイロットとペリカン、調整してもらいました

 地元のホームセンター(ジョイフル本田)で、川口明弘さんのペンクリニックがあって、パイロットとペリカンのペン先を調整してもらいました。もう5年ほど前から、いろいろ診てもらっています。無料です。

 左からペリカンM400復刻版、パイロト、ペリカンM400スーベレーンです。パイロットは古いもので、機種名はわかりません。
 スーベレーンも古いもので、最初の緑縞の機種だと思います。
 このパイロットとスーベレーンのペン先を川口さんに調整してもらいました。

 すべて14Kのペン先です。パイロットは細字、スーベレーンは中細です。どちらもインクの出が悪くて、川口さんに調整してもらいました、ちょいちょいと。それでアッというまに、大変スムースに書けるようになりました!
 スーベレーンは、けっこう珍しいもののようです。

「これは昔から持っていたの」(川口さん)
「いや、ユーズドです」(私)
「どこで手に入れたの」(川口さん)
「銀座のレモン社で」(私)
「いくらだった」(川口さん)
「2万5千円位だったと」(私)
「そう、それなら良い買い物だ」(川口さん)
 ・・・
と、お褒めの言葉をいただきました。
「このような古い万年筆は、今はメーカーでもペン先の調整などなおせる人がいない」と言ってました。とても良い万年筆とのことです。

 

 

 その際、上の写真の右側のインク、セーラーとジョイフル本田がコラボで作った「大仏グリーングレー」も買いました。ちなみに「大仏」とは地元茨城の「牛久大仏」をイメージしているのでしょう。ちょっと命名センスが?・・・パイロットのインク、和名の色「紺碧」、「松露」、「土筆」などに比べると。そういえば、牛久大仏は緑青が吹いていてグリーングレーですね。
 川口さんはもとは、セーラーの技術者でした。今は秋田にお住まいとのことでした。
 左の香水瓶に入ったインクは、カルティエのボルドー(赤ワインの色)です。調整してもらったパイロットには、このボルドーを入れていたのですが、

「このインクなに?」(川口さん)
「カルティエのボルドーです」(私)
「・・・」(川口さん)

 という会話がありました・・・

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コメント (3)
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