フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

土浦の天ぷら屋さん「ほたて」

2016-10-27 00:10:00 | 日記

土浦の天ぷら屋さん「ほたて」

 今はブログを書いてアップすることと読書、そして時々腕時計の修理がToDoのほとんどすべてです。時々時計の修理が入ってきますが、特にブログを書いていないと落ち着きません。

 そんな訳で所用で土浦に行ったのですが、ブログに載せようとついでに写真も撮ってきました。ブログアップの間隔を少し開けると言ったばかりなのに、出さないと何か落ち着かない・・・そんな気分です。

 

 JR駅前でブロンズの水の精?が、お出迎えです。土浦は琵琶湖に次ぐ日本で2番目の湖沼霞ケ浦に面しているからなのか・・・

 

 JR土浦駅の西側、亀城公園(写真の黒い吹き出し)は桜の名所で、春は花見客で大賑わいです。南側を流れる桜川沿いの桜並木もとてもきれいです。
 他に真鍋小学校校庭のど真ん中にある、樹齢100年を超えるソメイヨシノの老木は大変有名で、県の天然記念物に指定されています。春の季節、体育の時は子供たちが満開の桜の周りを走っています。この桜は、そのような子供たちを100年以上見守り続けてきたのですね。
 土浦は桜の街です。

 

 仕事?を済ませた後、お昼に天ぷら屋さんの「ほたて」で天丼をいただきました。以前にも、来たことがあります。創業は江戸時代で、大変風情のある木造二階建ての建物です。てんぷらやお刺身などの定食も出してくれます。

 旧水戸街道沿いにあり、写真の先に土浦城址亀城公園があります。

 

 

 お惣菜で天ぷらを販売していて、隣が食事処です。「ほたて」とは昔は「保立食堂」という名前だったそうです。ホタテ貝とは、関係ないようです。

 

 並天丼(840円)ですが、かき揚げとエビの天ぷらが2匹乗っています。ごま油で揚げた香ばしい天ぷらには、甘辛のたれがタップリかかっています。汁は味噌仕立てのあら汁で、豆腐と魚(イナダ、サバ)のアラが入っています。かなり塩辛の濃い味ですが、昔からこの味で出していたそうです。以前は、魚の卸業もしていました。それで魚のあら汁なんだ。

 そうか「保立」とは「帆立」のことだ。創業(江戸末期)のころは土浦に魚河岸があって、そこで働く人たちに食事を提供していたとの事です。しかも海の魚のあら汁は、銚子から舟で魚が運ばれて来て、それを使ったからだそうです。その舟は水深の浅い河を通るのに適した底の平らな帆掛舟で、利根川水系では昭和の始めころまで使われていました。安藤広重の浮世絵にもある、一枚帆の帆掛舟(帆立舟)。その舟の名称から「保立(帆立)食堂」という名前にしたんだ、多分。
 なるほどねえ・・・と勝手に納得。この「ほたて」の名前の由来は、私の勝手な想像です。今度また天丼を食べに行った時に、ご主人に聞いてみたいと思います。その時は上天丼にします。味の濃いみそ仕立てのあら汁と一緒にいただきます。

 

 常磐線沿線は柏以外、盛り場といえる街はありません。土浦もシャッターを下ろしている店が目につきます。

 立派な大正ロマンの石造りの建物ですが、佃煮屋さんです。市内には霞ヶ浦で獲れる淡水魚の佃煮を扱っている店が多いです。
 雑魚や川エビの佃煮は好物なので、買ってくればよかった。シジミの佃煮も、美味しいんですよね。

 

 左、アーケードの商店街路地です。でも閉まっている店が多く、人通りがありません。右、シャッターが下ろされている店の前、ここにも優しいほほえみを浮かべたチャーミングな女性のブロンズ像・・・なぜか女性の彫刻が目につきます。シャッターの下りた店の前にポツンと一人佇んでいて、何処か寂しげです。

 

 モダンな建物ですが左は本屋さん、右は郵便局です。
 土浦は新旧の建築が混在している、不思議な雰囲気の街です。

 

 茨城県は、全国で魅力度ランキング最下位です!

 淡水魚の佃煮や納豆、水戸の梅(梅味の紫蘇で包んだ餡子の和菓子)などが、駅の売店で売られています。

 たまたま行った土浦の散歩でのスナップです。ちょっと閑散とした雰囲気ですが、結構魅力的な街です、土浦は。それでも、茨城は魅力度全国最下位とは・・・

 

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BUREN & Small second

2016-10-25 00:10:00 | 腕時計

BUREN&Small second(Japan)

BUREN(ヴューレン)と JAPAN MADE のスモールセコンドです。

 左がヴューレン、スイスの老舗メーカーですが、1960年代アメリカのハミルトンに買収されました。
 右は、JAPAN MADE のスモールセコンドです。

 ビューレンのベゼルは10kの金張りですが、擦れていて地のステンレスが露出しています。

 左、文字盤が汚れていて時代性を感じさせます。右、少し汚れを拭き取ったのですが、あまり変わりませんね。アンティーク腕時計は、少し汚れて時代を感じさせる文字盤の雰囲気も魅力です。

 

 ブレゲー針のスモールセコンド、スイス製のように見えますが日本製です。文字盤の下端に”JAPAN"と書かれていました。
 

 開けてみると縁には汚れカスが入り込んでいます。歯車にも少し錆が浮いていますが、他の箇所は全体に、きれいな状態です。
 ゼンマイは巻き切った状態で
テンプは少し振れるのですが、ガンギ車が回らず秒針が動きません。分解せずにテンプ、ガンギ車を中心に洗浄すると動き出しました。
 戦後の日本製でセイコーでもシチズンでもないようですが、とてもしっかりした作りです。
 

 実は以前、沖縄の写真展を開いた地元のギャラリー”010Gallery&Studio”(マルイチマル、ギャラリーアンドスタジオ)で、先日、クォーツ腕時計の電池交換ワークショップを開催しました。写真を撮っておかなかったので、ご報告できませんが。もし事前にBlogでお知らせしたら、参加される方がいらしたでしょうか・・・。結構、盛り上がりました。

 Blog、今までほとんど2日ごとにアップしてきたのですが、時計の修理も少し飽きて・・・きたし、かと言ってつまらぬ私的な由無し言をお伝えするのも恐縮なので、少し間を空けてもう少し実のあることを書けたら・・・と思っている次第です。しかし、そもそも実のあることを書けるのか・・・それが問題ではありますが。
 ということで、少し間隔を空けてアップしていきたいと思います。

 

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 ー追伸ー
 JAPAN MADE の Small second ムーブメントは SWISS MADE でした。組み立てが日本なのか、文字盤を日本で作ったのか・・・

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手巻き懐中時計の修理(4)

2016-10-21 00:10:00 | 腕時計

手巻き懐中時計の修理その4(まだ続く・・・)

 苦戦してます。

 香箱の歯車を止めている折れたネジ、やっと削り出しました。付け替えるネジの頭が小さいので、0.1mmの真鍮板を切り出して、ポンス台で穴を開け、ワッシャーを作ります。円形のポンチで丸く裁断しようと思ったのですが、上手くカットできません。で、ハサミで切り出しました。丸くしようと思ったのですが・・・

 

 左が元のネジの頭で、径は4mmです。ネジの軸の径は1.0mmです。

 

 一応組み上げて動き出しました・・・が、巻き芯が上手く入っていなくてゼンマイの巻き上げができません。
 ゼンマイの巻き上げ部分はテンションのかかるところなので、特に懐中時計はゼンマイが硬く強いので余計、軸や歯車が摩耗してガタが来ていることが多いです。特に古い手巻き時計では。改めて分解して修理しなければなりません。

 懐中時計は腕時計に比べて大きいので修理は簡単なのかと思っていましたが、部品は大きいけれどまたそれなりの難しさがあります。今まで懐中時計は触ったことがなかったので、よい経験になってます。
 まだまだ・・・続きます。

 

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手巻き腕時計ロイヤル・モントレスの修理

2016-10-18 00:10:00 | 腕時計

手巻き腕時計 ロイヤル・モントレス(ROYAL MONTRES)

 ほとんど新品なのに、動かないジャンク品です。ゼンマイが巻き上がりません。

  革のベルトがついています。しっかりとした現代風の作りですが、手巻きは珍しいです。

 

 スケルトンの裏蓋は、スクリュータイプのインカブロックです。非常に固く締め付けられていたので、三点式の蓋開け器を使いました。

 

 リュウズを巻いても戻ってしまいます。ゼンマイが切れているわけではないようです。開けて見ると、香箱のゼンマイに直結している歯車のストッパーが折れていました。

 ピンセットの先に、右のストッパーが皿ネジで止められています。

 

 スケールの先端部分の溝に、左の半円のストッパーが入っています。しかし、ほとんど円形のリング状のストッパーが折れて欠落しています。折れた先は、時計の中にはありませんでした。この部分は、2mm位の長さです。円形にすることでバネになって、それでストッパーの先で巻き上げた歯車を逆転させないように止めています。
 メーカーの修理ではストックがあるので取り替えてしまえば、それで修理完了です。メーカーに問い合わせをして部品を取り寄せれば簡単ですが、おそらく対応してくれないと思います。我が工房としては、これを再生することにします。
 どのように修復するか、
思考実験をして方針を決めて行きたいと思います。暫く、考えてみます・・・

 

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サファイア・カボションカットルース5.4ct

2016-10-16 00:10:00 | 宝石

サファイア・カボションカットルース5.4ct

 サファイアのカボションルースです。大きさは、約10×8mmで5.4ctあります。結構、大きいです。
 平和島の骨董まつりで黒いオニキスの指輪を買って以来、石がマイブームに復活しています。この石はサファイアとしては珍しい、カボションカットです。

 厚みがかなりあります。6.0mm位です。

 

 カボションカットにされているのは、よく見るとたくさんの色ムラがあり濁りもあって、ブリリアントカットには向かなかったからでしょう。

 ライトボックスの上でルーペで覗いてみると大きな傷、ひび割れもあり、ブルーの色素の含浸(色素を割れた隙間に浸透させる)や充填(凹凸のくぼみや隙間に色素を充填する)があるようにも見えます。
 原石はサファイアかもしれませんが、なにか処理されているのではないか。しかし石は5.4ctありますので、天然のサファイアであれば処理されていても、かなり高価なのでは・・・?
 逆に天然ものだからこそヒビ割れや傷、色ムラがあるのかも・・・(・・・が多いです。)

 でも手に入れた値段からしてサファイアだとしても、価値の低いものでしょう。宝石の知識は全くないので、よく分りません。(宝石鑑定を勉強しようかな。)
 透過光で見なければ、ちょっと目には透明感もあり、沖縄の深い海を思わせるきれいなコバルトブルーです。特に、価値ある宝石を手に入れたい・・・と思っている訳ではないので、見た目にキレイであれば、それはそれで良いのです、私としては。

ー 追伸(2021.7.14)ー
 見てくれている人があるので改めて
いろいろ調べてみたのですが、宝石店などで売られているサファイアには色むらなどは見られません。それは高品質のものしか取り扱っていないためで、もともとの原石には傷や割れ、そして色むらもごく普通に見られます。それらの石も市場に出てくるときには何らかの加工がされて、サファイアの場合はほとんどが加工がされるようです。見栄をよくして販売されます。その加工技術も評価されるわけです。
 このサファイアは、たぶん天然のもので、熱処理などはされず色付けのための含侵もされていないのではないか思われます。ただ表面はなめらかなので、小さな傷や割れなどはコーティングしているかもしれません。色むらは染料の含侵ではなく、自然のものだと思います。あくまで素人の鑑定ですがw...

ーーー

 上の写真、右の石はたぶんアメジストでしょう。5×4mm程ですが、小さいながらオーバルブリリアントカットされています。
 ちなみに韓国は紫水晶が多く産出され、土産品で指輪やネックレスとして空港などでもたくさん売られています。売店のアジュンマ(おばさん)に日本語で「紫の色の黒味がかったものは、安物だ」と教えてもらいました。薄い赤紫、ピンク色が良いそうです。
 この石はピンクですが、少しダーク系で色も薄くあまり良いものには見えませんね・・・(韓国のおばさんは、とても親切です。)

 このところ、写真、カメラ、万年筆は、最近ほとんど出てきませんね。そろそろ紅葉の始まる季節なので、重い大判カメラを持ち出して、手賀沼畔の写真でも撮りに行こうかな・・・と、思っている今日この頃です。

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