フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

マミヤレンジファインダー35mmカメラ/フード

2018-09-27 18:35:00 | カメラ

マミヤレンジファインダーカメラのフード

 前にアップしたマミヤレンジファインダーカメラのメタル・フードです。

 ボディーの色に合わせてシルバーのメタルフードです。ちょっとイイ面構えになりました。

 レンズ面に対して垂直に立ち上がったフードの裏側には孔が開いています。孔があってもここから入る背面からの光は、レンズには直接当たりません。
 なぜこのようにカットされているのか? 右の写真はファインダーの映像です。右下に曲線が写っていますが、これはフードの縁です。つまり孔が開いているので、ファインダーからの視野を、フードで遮ることはほとんどありません。しかもフードの角度がファインダーからの視線と平行なので、その厚みしか視野を遮りません。このような形のフードは、昔からライカのレンズフードで使われていました。
 特に昔のカメラではレンズのコーティング技術が未熟なので、シャープなコントラストのある写真を撮るには、フードは必須です。フードを付けるだけで、出来上がった写真のレベルが数段アップします。

 さてこれで、街撮りに出かけますか。

 

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鉛筆パロミノ・ブラックウィング

2018-09-24 14:14:24 | 筆記具文房具

鉛筆・PALOMINO BLACKWING

 最近復刻された”PALOMINO BLACKWING"です。もとはドイツの鉛筆メーカー、ファーバー社が製造していた鉛筆で、著名な作家や建築家、音楽家などに使われていました。それが惜しまれつつ製造が終了したのですが、その後もユーザーから復刻が熱望されていたそうです。
 他の鉛筆と比べて3倍程の価格です。そのためあまり売れなかったようなのですが、非常に書き心地がよいので、一部のユーザーには根強い人気があったようです。

 

 左からBLACKWING・PEARL BLACKWING・602 BLACKWING の3本です。
 柏アリオのLoftで買いました。高かったけどw…

 

 消しゴム付です。一番左はトンボ鉛筆の消しゴム付です。パロミノは、それぞれ芯の硬さが異なります。
 トンボ鉛筆からは、オレンジ色の消しゴムで黄色い軸の消しゴム付鉛筆が以前から販売されています。

 平たい消しゴムがクリップで挟まれて、尻の部分の扁平のパイプに差し込まれています。使い切ったら、交換できます。
 トンボ鉛筆の消しゴム(キレイに消せる優れものです)
は、取り外しできません。まあ鉛筆一本使い切る間に、付いている消しゴムを使いはたしてしまうことはないでしょうから、付け替えできなくてもイイのではないか・・・とも思いますけれど。

 特に最初のモデル602には、”HALF THE PRESSURE,TWICE THE SPEED”(半分の力で倍のスピード)と書かれています。軽い力で2倍のスピードで滑らかに、しっかり書けるとのキャッチ・フレーズです。
 602は”B”、PEARLは”2B”、BLACKWINGは”4B”の芯の硬さです。

 ヘミングウェイはメモは万年筆で、小説の原稿は消しゴム付の鉛筆で書いていたそうです。メモは間違えたら線を引いて消す。いちいち消しゴムで消していたら、迅速にメモがとれないので。線で消しておくと、はじめに書いた文字が後から読み返せる。インクの字は、走り書きしても薄かったりカスレたりすることがなく、はっきり字が書ける。などの理由からだったのではないか・・・と思います。
 小説の原稿は消しゴム付の鉛筆で、何度も書き直すことが多かったためなのか、消しゴムで消しながら書いていたのかもしれません。出来上がった原稿はタイプライターで打ち直して清書して、出版社に送ったそうです。期限はきっちり守っていたそうです。
 へミグウェイの消しゴム付鉛筆はパロミノではなく、アメリカ製の黄色い消しゴム付鉛筆、たぶんエドワーズのCY***だったようです。

 私は本を読むとき本に直接鉛筆で線を引いたりコメントを書き込んだりするのですが、その時にこの消しゴム付き鉛筆がとても重宝しています。小説は書きませんがw…、読書ノートは万年筆でつけています。その方が何かしっかりした文章が書けるようで。
 最近は、万年筆だけでなく鉛筆にも凝ってます。

 

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日本製の昭和レトロ鋏

2018-09-21 16:11:38 | 筆記具文房具

昭和レトロ・はさみ

 すぐに切れなくなる100均の鋏ではなくて、日本製のしっかりした鋼を使った鋏が欲しくて、手に入れました。博多鋏や種子島鋏が気になっていたのですがみつからなくて、結局昭和レトロの鋏2本です。

 左から”ラシャハサミ”、右の2本、左は持っていた小さな洋ばさみ、右が手に入れたやや大きい文房具ハサミです。

 

 ラシャバサミの刃です。キレイに研がれています。支点のリベットに何かマークが刻印されています。本来はラシャ(毛織物や布)切る洋ばさみで、これで「紙を切ってはいけない」と云われていました。でも布を切るくらいだから、紙を切っても支障はないと思うのですが・・・コピー用紙など特に切れ味が悪くなることもなく、ビシビシ切れてます。

 左は、持っていた小型のハサミです。下(右)側の刃型は先端がまるくなっています。なので先端を使って細かな加工をするためのハサミではありません。右は、両方の刃先が尖っていて、先の部分まで使って切ることが出来ます。

 ラシャハサミの刃の部分です。もともと刃にも錆が出ていたようですが、きれいに研がれています。現在の安価なステンレスのハサミと違って、錆の出る鋼が使われています。とにかく切れ味は、抜群です。

 ただのハサミの話しですが、古いものは鋼が使われていて、切れ味が抜群です。使い続けて切れ味が落ちてきたら、砥石で研げば復活します。昔の道具は鋏も包丁も、こうして使い続けて一生ものだったんですね。
 ちなみにハサミの刃を研ぐときは、上左の写真、刃の断面の部分を研ぎます。両方の刃のかみ合う面を研いでしまうと隙間ができて、切れなくなってしまいます。かみ合う面の刃先は、断面を研いで出来た刃折を軽く取る程度にします。
 切れ味が落ちてきたときは、私はまずダイヤモンドヤスリの仕上げ面で軽く研いでいます。これでほとんど切れ味は復活しますが、時々は仕上げ砥石を使って研ぎ上げます。

 

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平和島骨董まつり/2018.9

2018-09-15 23:37:32 | 骨董

平和島骨董まつりに行ってきました

2018年9月15日(土)小雨模様で、人出は少なめでした。今回の収穫です。

まずは、ボヘミヤのロックグラスです。

 

 シンプルなデザインのロックグラスです。縁が薄くて口当たりがとても良くて、ロックのウィスキーがBlackNikkaClearでもまるでスコッチのように非常に美味い!おいしくやれます。ガラスの受け皿は、以前買ったものです。これもたしか骨董まつりで手に入れたと思います。

 カルティエと風のクォーツ2本です。レディースですが、ユニセックス風で、男性がつけていても悪くないですね。
 2本ともジャンクで電池が残っていて液漏れ状態でしたが、クリーニングして電池をセットすると、OKです。回路は大丈夫でした。

 リュウズには、ブルーのメノウ?がついています。ベゼルの金メッキが剥げてしまっています。本物かどうか?多分、裏蓋やムーブメントの刻印からコピーですね。

 こちらの方が状態は良いです。”CARTIER”ではなくて”CARTURE”w…です。DATE付きです。

 ダブルタイプのクォーツ、レディースです。電池が5**タイプで、ちょっと特殊で在庫がないので稼働確認していません。中の状態は良いので、多分動くと思います。
 昔仕事で海外出張の時、ダブルタイムウォッチが欲しかったので、レディースだけどついつい買ったしまいました。今では沖縄くらいにしか行っていないので、必要ありませんけどね。

 前回アップしたクロノメーターにつける、ベルトを買いました。ラグ幅は15mmで細目です。古いもので硬くなったいますが、こげ茶色が焼けて良い雰囲気です。小さいスモールセコンドに合います。

グラスも時計もベルトも良いものが見つかりました。ほんと一期一会ですね。

 

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SWISS MADE クロノメーター

2018-09-13 22:09:53 | 腕時計

クロノメーター・スモールセコンド

 SWISS MADE の CHRONOMETER ”LISA” です。スモールセコンドで、針はブレゲ―ブルーです。ベゼルやフレームのメッキが腐蝕していて、文字盤も汚れが酷い状態です。

 グリスが固まっていて不動の状態だったので、洗浄してクリーニングしました。プラ風防の1時から2時の間にヒビがあります。交換することにします。

 風防の径をノギスで測って、合うものを探します。ベゼルを外して風防を取り出します。

 風防の径は、23.0mmです。ピッタリ合うものが見つかったので、ベゼルにはめ込んで大きさを確認します。

  文字盤は始めリグロインで拭いたのですが、こびり付いた汚れは、ほとんど落ちません。リグロインでは強くこすると塗装を剥がしてしまうので、カメラのレンズクリーニングリキッドで拭いてみました。グリスの固まり、シミなどは取れませんが、薄黒い汚れは綿棒に拭き取ることが出来ました。文字盤の塗装の地が出て、少し白くなりました。

 細かい艶出し用のヤスリで、ベゼルとフレームを磨きます。メッキが剥げて地のメタル(真鍮)が出てしまっているので、ピカピカという訳にはいきませんが、まあ少しはキレイになりました。
 新しい試みで金属光沢が出る、漆の銀継で塗装してみようと思ってます。

 さすがクロノメーター、しっかり動き出しました。時間も非常に正確です。

 

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