フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

キャノン5DとSONYα7+CONTAXGレンズプラナー45mmF2

2023-09-11 00:52:56 | カメラ

キャノン5DとSONYα7+CONTAXGレンズプラナー45mmF2でお散歩スナップ

 鬼海弘雄のフォト&エッセイに刺激を受けて、毎日散歩している場所でも何か発見があるかもしれないとスナップしてみることにしました。暑さも少しおさまってきたようで、出歩いても耐えられそうなので。

 キャノン5DとSONYα7Rです。この2台を持ち出してスナップです。キャノン5Dには大きくて重いバッテリーブースターを取り付けています。重い!レンズは35-70mmの標準ズームです。

 

 SONYのα7R、レンズはカールツァイスプラナーF2/45mmT*です。コンタックスG1,G2の標準レンズですが、非常~に素晴らしいレンズです。45mmという微妙に広角よりの焦点距離もイイですね~w…
 レンズはアダプターリングで取り付けているのですが、AFは効かないのでギザギザのフォーカスリングでマニュアルでピントを合わせます。AEは効いています。

 少し涼しくなってきたので、この2台を持ち出してお散歩スナップしようと思います。

まずはSONYα7にカールツァイスプラナー45mmを着けて。

 トケイソウはF2.8で撮ったので被写界深度が浅く、きれいなボケが出ています。露出はAEだったのですが、花の白がややオーバー気味ですね。午後3時過ぎの日陰の光なので色の再現性がいまいちです。あっさりした発色です。でもよく見るとコントラストの強い被写体なのにハイライトが跳んだりアンダーの緑がつぶれたりしていませんね。さすがツァイスレンズの素晴らしい再現性です。

 赤いサルスベリです。盛りを過ぎてしまっていて花の赤色が、色あせてしまっています。でも色の再現性は良いです。光が足りないと晴天の日は、色温度が高くなって青っぽくなってしまいます。逆に日向の写真はコントラストが強くて快調性が極端に出てしまいます。この写真はソフトなコントラストで素晴らしい写りです。さすがツァイス。プラナーはシンプルなレンズ構成で、京セラのコーティング技術と相まって色補正、再現性が素晴らしいレンズです。撮り手のヘボさを助けてくれますw…

 おまけの写真、オレンジピール入りの三つ編みパン。家人が作ってくれました。美味しそうに写りましたが、ほんとに美味しいんです!
 室内の蛍光灯の光ですが、自然な色調が再現されています。

 

 続いてキャノン5D EF35-70mmF1:3.5-4.5のレンズです。バッテリー2本がセットされるブースター、重いです。でもカメラが重いのでその分手振れは防げます。このレンズはAFですが、手振れ補正機能はありません。キャノンの一眼レフは、ボディー側に手振れ補正機能は付いていません。

ブースターには縦位置での撮影のためのシャッターボタンがあります。

 

 広角側(35mm)と望遠側(70mm)での撮影です。露出はー1補正です。5DのAEがオーバー気味なので。
 良く写っていますね。上の写真のα7もややオーバーですね。もともと花の白とバックの暗い緑が画面の広い範囲を占めているので、アンダー補正を必要とするショットですね。プラナーと比べるとコントラストが強く出ています。まあそれなりの表現です。

 

 これも露出の決めにくいショットですね。AEでー1補正です。+-0では、ハレっぽくなってしまうでしょう。まあそれなりの写りですかね。ゴーヤの写真はもう少しオーバーでも良いでしょう。ゴーヤの緑がつぶれてしまっています。

 鬼海弘雄は、街のスナップでは人は入れずに人の営みが強く感じられる写真を撮っています。私の写真も自分で改めて見直すと、人の映り込んだ写真は少ないですね。無意識のうちにそれを狙っていますね。赤瀬川源平さんの”トマソン”的な写真のような気もしますが、特に何か日常とは変わった被写体を撮ろうと思っているわけではありません。トマソンを探して撮っているわけではありませんが、目についたものにシャッターを切っています。でも写真としての作品にはあまりなっていないですね。何を訴えたいのかぼやけていて、写真のレベルが低い・・・です。
 きれいな写真を撮ろうとは思っていなくて、イイ写真が撮りたいとは思ってます。でもイイ写真って何だ? それを探して撮り続けているのです。

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Nikon D700 と地元スナップ

2023-02-13 13:47:18 | カメラ

Nikon D700 & Canon D5 SONY α7R

 ニコンフルサイズD700を手に入れました。

 ニコンのデジタル一眼レフカメラは、D40X、D60を所有しているのですが、それと比べてD700はさすがフルサイズ、デカイ!です。それに重い!こんなに大きいとは思わなかった。

  それにこれが何とCF(コンパクトフラッシュ)。地元のK's電気に買いに行ったけど「取り扱っていません」・・・だよね、きょう日CFなんて使う機器ないから。それで所有しているデジカメから探し出して、1GのCFを見つけました。

 CF、ネットで探したけれど、あるにはあるけど容量の割にはSDに比べて高い。SD-CFの変換アダプターがあるので、こちらを使う方がコスパがよいです。とりあえず1GBで使ってみます。
 もともとフィルムの一眼レフはニコン党だったので、マニュアルフォーカス、オートフォーカスともレンズはたくさん所有しています。ニコンのデジタル一眼はD40X(APS‐C)しか持っていなかったので、レンズの性能を生かし切れていなかった。D700は35mmフルサイズなので、改めてレンズの特色を生かしたデジタルの写真を撮ってみようと思ってます。

 デジタル一眼のそろい踏みw,,, CanonとNikonは実像ファインダーですが、SONYはミラーレス電子画像のファインダーです。

 たくさんあるニコンのフルサイズレンズを使いたくて、D700を手に入れたしだいです。CanonとNikonはフルサイズデジタル実像一眼レフを競って出していますが、キャノンは先進的、ニコンは保守的という感じですかね。

 

 

 NikonのZoom-NIKKOR 50~300mm 1:4.5 です。キャノンのホワイトレンズ35-350mm1:3.5~5.6 に比べて大きくて重いです。F値が4.5と固定なので、大口径で重くなっています。

 

 20mm1:2.8Dを持ちだして、久しぶりの地元のスナップ撮影です。何しろ重くてデカイので、けっこう撮影は大変です。

  いったいこれは何を撮ったんだ??? ですよね。

 これは地元利根川土手沿いのスナップです。じつは以前から気なっていた白い紙きれを割りばしに挟んでいるようなものを撮りました。調べてみるとこれは近くに八幡神社があって、新年にその氏子さん達に配られたものです。この白い紙は奉書紙に切れ込みを入れた紙垂(しで)というもので、神主さんが振る「お祓い棒」についているものです。
 これを氏子さん達は持ち帰って、たぶんお清めのため?に家の角や軒先に差して置いたりしています。それでこれが何故、利根川土手に差されているのか?これも私の想像ですが、土手が大雨の時に決壊して洪水にならないように・・・ということではないかと。とにかく気になっていた物なので、スナップしました。私にとっては単に気になるものでしかなかったのすが
、氏子さん達にとっては大変神聖なものだったんですね。

 続いてこれもどうでもいいものではありますが、春先少し暖かくなってくると出現するモグラ塚です。正面奥が堤防の盛り土ですが、こちらにはありません。ここに穴を開けられたら、増水した時に堤防が決壊する!
 もろ逆光なのでゴーストが出ています。レンズが優秀のせいか、ほとんどハレーションは出ていませんね。レンズのコーティング技術の進歩ですね。

 

続いて地元の支所郵便局、今日は日曜日なのでお休みです。

 年寄りにとっては何処に行ってもある郵便局は、とても便利でありがたいものです。今はコンビニが「よろずや」(昔は日用雑貨と食材、食料品などなんでも扱っているお店がありました)と現金取り扱いの他、役所の機能もかねていますね。コンビニは、とにかく便利です。私コンビニ好きです。

 

 図書館角にある「止まれ」道路標識と、その隣にある今どき非常に珍しい公衆電話ボックス。電話ボックスの写真は、もろフレアーが出ていますね。さすがにレンズに直射日光が当たっているためです。レンズ口径が大きいので、その影響がでています。

 福祉会館前の小学校跡地の記念石碑です。ここには昔、取手小学校がありました。となりにDyDoのドリンク自販機があるのが現代の下町の雰囲気でイイですね。

 福祉会館の中に、毎日通っている「Panda cafe」があります。図書館で本を借りて”Panda cafe” でコーヒーを飲みながら本を読む・・・のが日課です。

 小堀(おおほり)の渡しのある、船着き場への道です。突き当りは利根川です。

 逆光なのにコントラストと深みのある色が出ています。ニコンの20mm、良いレンズです。

 

小堀の渡しに乗ることにしました。初めてです。浮き桟橋に渡し船が横付けされます。

 船頭さんは一人で接岸、離岸時のもやいの処理をして船を出します。料金は一人200円です。

 

 船は対岸の我孫子市に直接渡るのではなく、取手市と我孫子市の船着き場を順に巡って運行されています。

 

船は一旦川の中央部に出て、次の船着き場に向かいます。
午後4時20分発、夕方です。逆光でもよく写るカメラ、レンズです。雰囲気のある写真が撮れました。

次の利根大橋近くの船着き場まで、10分ほどの船旅でしたw,,,

 カメラとレンズの試写ですが、外に出るといろいろな事に出くわします。それが写真を撮る面白さでしょう。普段は気づかないものにも、写真を撮る目的で散歩していると、いろいろなものが見えてきます。コロナで家に閉じこもってばかり。久しぶりに外に出て、よい気分転換になりました。

 

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キャノンEOS-5DとEF35-350㎜ホワイトレンズ

2021-11-29 22:35:27 | カメラ

キャノンEOS-D5とEF35-350㎜ホワイトレンズ

 EFホワイトレンズ、ソニーα7Rに変換アダプターで取り付けて使っていたのですが、レンズが重くて手持ちでは手振れ補正が効かないと使い物にならないので、α7Rではレンズの手ブレ機能が使えません。結局フルサイズのEOS-5Dを手に入れました。

 カメラもレンズも大きくて重い!w...

 それでメモリーが何と、コンパクト・フラッシュ。古いんですね5D、今時CFなんて手に入りません。大きさの割に容量も少ないし。

 フルサイズの5Dでは、メモリー1GBでは全く容量不足です。

 

 室内の蛍光灯の光でのAUTO撮影なので、ネボケた発色ですね。レンズの性能もありますが、5Dの環境設定を調整する必要がありますね。

 

 135mmで暗い光なので、絞りは開放の状態です。ピントの来ている中央の双眼鏡、その前後はキレイなボケで、なかなかよく写ってます。フルサイズのスクリーンセンサーとレンズの性能ですね。

 外に出て、もう少しまともな写真を撮りたいと思います。

-追伸-

という訳で、さっそく外に持ち出して利根川河川敷のスナップです。

小堀(オオホリと読みます)の渡しへの土手の入り口です。

 小堀の渡しの前の風景です。逆光の写真ですが、なかなかの描写です。さすがにややハレっぽいですが、レンズのコーティング優秀さですね。
 昔のレンズは、コーティング技術が確立されていないので、写真は必ず順光で撮るものとされていました。それを旭光学やキャノンがマルチコーティング技術を完成させて、逆光でもコントラストのあるキレイな写真が撮れるようになりました。
 順光の写真はベタッとした平面的な映りで、あまり面白くありません。逆光でもハレーションを起こさない今のレンズは、いろいろな表現が可能で写真家の要求にしっかり応えてくれます。

 

 小堀の渡しは河の水量変化が激しいので、浮舟桟橋が設けられています。小さな待合室があります。対岸(我孫子市側)には取手市の飛地があって、小学校に通う児童がこの渡しを利用していました。

 河の中ほど、遠くにカイツブリが泳いでいました。350mmで撮ったのですが、かなり遠かったので、豆粒になってしまいました。利根川は水深があるので、水に潜って川底の小魚を獲るカイツブリが河の中央付近で見られるのはめずらしいです。

 

 連続トラスの常磐線鉄橋です。春先から夏にかけて、この橋の上に、チョウゲンボウが巣をかけて、ヒナを育てています。カイツブリやアオサギなども、電車が通過してやかましいのに、この付近でよく見られます。
 右(下)の写真は土手の上から見えるマンションの屋上にある携帯電話の無線アンテナです。このアンテナの先端に、よくチョウゲンボウが停まっています。

 河原は整備されていて野球場、サッカー場などの運動公園になっています。所々にこのような大きな樹がポツンと植えられています。

 

 帰り道の田中酒造さん、造り酒屋です。店の奥に酒造蔵があって、ここで秋からお酒が造られます。
 蔵の中には井戸があって、その水でお酒が造られています。利根川の伏流水で井戸水は豊富です。周辺の民家の庭にも、地下水をくみ上げるポンプをよく見かけます。飲料水ではなく、露地や庭への散水、車などの洗浄水として利用されているようです。

 

 田中酒造さんの酒林です。緑色の青々とした杉玉です。緑色の酒林は新酒が出来た印です。
 新酒の君万代、また飲みたくなってきたw...

 キャノンEOS-5DとEF35-350mmの取り合わせ、5Dのセンサーとホワイトレンズの性質なのかソフトであっさりした仕上がりとなりました。キャノンEOSの映像はあまり知らないのですが、どこかキャノンらしくないというイメージですね。こんな感じなんだキャノンは。それにしても酷い写真ばかりですねw… 最近はあまり外出できないので、近場のお手軽写真ばかりです。写欲湧きません。

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キャノンEL35-350mmホワイトレンズ

2021-11-20 20:01:02 | カメラ

キャノンズームレンズEF35-350mm1:3.5-5.6

 中古のキャノンのホワイトレンズを手に入れました。SONYα7に着けて・・・キャノンのデジカメ一眼は持っていません。(フィルムはEOS-1V他が何処かにあったと思うのですが・・・)でもキャノンのホワイトレンズは、けっこう憧れのレンズなのでw...

 でかくて重い!…です。写真家の立木義浩氏が何気ないスナップで、大きなホワイトレンズを使ってスナップしてました。立木さんは好きな写真家の一人です。東京麹町にある日本カメラ博物館JCIIでの講演会にも参加させてもらいました。カメラはキャノン派だったと思います。その時、もう20年位前?しきりにフィルムの使用を薦めていました。「皆さんが使ってくれないと、フィルムが無くなってしまう」と。

 鏡筒を縮めた状態が35mm、伸ばした除隊が350mmです。でかい!

 サードパーティーの返還アダプターで、装着します。絞りがオートで連動します。レンズはウルトラソニックモーターでオートフォーカス、ISでレンズ内手振れ補正なのですが、両方とも上手く連動しません。AFはレンズが不良のようです。たぶん回路の不良でしょう、よくある症状のようです。ICチップ周りを洗浄すれば、復活するかも。トライしてみようと思ってます。
 手振れ補正が効かないので、望遠側では手持ち撮影は辛いですね。

 

 レンズは前玉の内側がカビカビで、映像もカスミが掛かった状態でした。厚いコンデンサーレンズのような前玉を外して、クリーニングしました。コーティングには影響がなかったようで、ピカピカになりました。

 35mmと350mmの映像です。AUTOで撮りました。

 こちらはプログラム(P)で200mm、350mm露出-1.5位で撮影。露出の難しい夕日の撮影です。まっどうってことない写真ですけどね。単にレンズの性能を確認するということで。
 この35-350ズームレンズは、
何故か現在販売終了しています。こんな条件での撮影なので、レンズ性能良いのか悪いのか、よくわからんw…
 しかしよく考えてみるとこんなデカくて重い、しかも開放が3.5-5.6とけっこう暗いレンズ、何処で何時使えるのだろうか。こんなの構えられた日には、ドン引きですね。持ち歩くのも、目立ち過ぎw...また余分な物が増えてしまった。

- 追伸 -

 MINIのチャリで、利根川土手に夕日を撮りに行ってきました。

 日の丸弁当写真の典型、悪い見本の、もろ逆光の最悪の撮影条件なのですが、けっこう気に入っています。AUTO撮影です。デジカメには数十万?の撮影条件の情報データベースが記録されていて、その内容はメーカーの企業秘密、それに照合してベストの写真になるよう露出が算出されます。
 この写真も高輝度の太陽が画像の中心にあって下側には黒い鉄橋のシルエット、このような条件でベストの露出が算出されたわけです。露出補正は行わず、ベストの写真が撮れていると思います。それはSONYの映像技術です。

 夕日を狙って撮りに行ったのですが、日没はアッという間です。2枚目の写真は、手前のススキを夕日と一緒に輝くように入れたかったのですが、夕日は利根川に架かるトラスの鉄橋に沈んでしまいました。

 夕日を背景に、輝くススキを撮りたかったのですが・・・お粗末な写真になってしまった。

 日没の空の色が、どのくらい再現されるのか・・・そもそも秋の霞が掛かった状況だったので、それにしては発色は底々出ています。

 ススキの原・・・夕日の日差しのあるうちに撮れれば良かったのですが・・・

 帰り道、地元長禅寺の参道とその角にある奈良漬けの「新六」です。ちょっと趣のある一角ですね。「新六」さんの隣は、造り酒屋の「田中酒造」さんです。

田中酒造さんの「君万代」は、

 明治17(1884)、現在の牛久市域で陸軍近衛砲兵の射撃演習が行われた際、明治天皇が
行幸し、牛久の旧家が行在所となりました。天皇が利根川を渡り行在所に向かう途中喉の渇き
を訴え、造り酒屋の水なら大丈夫、という事で差し出されたのがここの井戸水でした。天皇が
大変満足されお気に召した為、天皇の行在所滞在中、水を運ぶこととなり、その功により明治
天皇より下賜されたのが「君萬代」の銘柄であると伝えられています。

とのことです。という訳で、さっそく君万代やってみました。


 純米君万代です。「利き猪口」は、草津の古川酒造天井川でした。柚子を振ったカブのみぞれ煮を充てに、いただきます。美味しいです!君万代によく合います!

 SONYα7のカメラセンサーの性能もありますが、このキャノン35-350mmホワイトレンズ、いわゆるヌケ・・・の良くないレンズのようです。夕方の条件ではありますが、シャープさコントラストもイマイチのようです。レンズの状況を見ると、始めカビがあったのでクリーニングしたらコーティングの劣化もなくクモリも見られませんでした。でも映像はヌケが良くない写りですね。
 このレンズ、
α7で露出やオートフォーカスが連動するアダプターリングで使っています。レンズに手振れ補正の機能が付いていますが、その手振れ補正がα7とは連動できていないので、重いし大きいので手持ち撮影には無理がありますね。大きくて重く、もともと手持ちで手振れ補正を前提として作られたレンズですね。フィルムのEOS-1Vを捜し出して使ってみることにしょう。

-追伸- 2021.11.27
 350mmで富士山と夕焼けを撮りました。レンズが重いのでベランダの柵に乗せてα7で撮ってます。


 手振れしてますね。α7Rでは、レンズ内の手振れ補正が効きません。抜けも良くありません。2/3程アンダーにして撮ってます。夕焼けはアンダーにすると、発色がイイです。
 1月1日に、まさに富士山に日が沈みます。そのポイントです、ここは・・・ほんと凄い偶然!

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ニコンF黒塗りアイレベルファインダー

2021-04-21 10:00:00 | カメラ

ニコンFアイレベルファインダーのフラック

 フラックペイントのニコンFです。ソニーα7の電子ファインダーの映像が不満で、やはりファインダーは実像ですね。ましてカメラを目から離してビューモニターで確認するなど、私のような古い写真家?には以ての外w…
 久しぶりに初代のニコンFを引っ張り出して、そのファインダーをのぞいて見ました。

 ブラックはフォトミックFTnファインダーを持っていたのですが、新たにアイレベルファインダーを手に入れました。ニコンFのブラックはペイントで、塗装が剥げてくると地の真鍮が露出していい味出てきます。

 

 FTnーはFの後期のファインダーなので、接眼部は円形です。アイレベルファインダーは初期のもので、四角い形状をしています。

 

 ブラックペイントは、もとは戦場でカメラを使う時にクローム(銀色)では目立って狙撃の標的にされてしまうので、それを避けるために施されたものです。カーキ色のペイントも同様です。
 このニコンFは、ベトナム戦争などで多用されました。第二次大戦以前は報道カメラはライカ(バルナック)一色でした。大戦中連合国は敵国ドイツからはライカが手に入らずイギリスはリード、アメリカはカードンというバルナックライカのコピー機を作り出しました。大戦終了後にドイツで新たに画期的なMタイプのライカM3が開発され、報道カメラ、戦場カメラと多用されました。しかしその後、完成度の高い一眼レフのシステムカメラニコンFが日本光学(現ニコン)から発売されるとその豊富なレンズと装備品(交換ペンタプリズム、モータードライブなど)、さらにその堅牢さと使いやすさからライカにとって代わりました。

 50mmF1.4のレンズを着けてのぞいて見ると、素晴らしい! ニコンFは100%の視野率で、見えた映像そのものがフィルムに写し撮られます。電子画像とは全く別物です。ピントのヤマやボケの具合もハッキリと認識できます。こうしてみるとフィルムカメラの一眼レフ、ニコンFは、完成されたカメラなのだと改めて思いしらされます。1959年製造、もう60年以上たっているのです。驚きとしか言いようがありません。
 久しぶりにフィルムを詰めて、撮ってみますか。

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