回文は行く その六千三百二十九

適応す御簾から霞吸う掟

回文は行く その六千三百二十八

漢文は馬刀貝が手間半分か

回文は行く その六千三百二十七

寒梅よゆるり借りる湯良い晩か

回文は行く その六千三百二十六

貝割菜春ねと寝るは生業か

回文は行く その六千三百二十五

水面下墓だメダカは感銘す

回文は行く その六千三百二十四

春一よトスしアシスト予知要るは

回文は行く その六千三百二十三

紫蘇折るは無意味神忌む春遅し

回文は行く その六千三百二十二

暖雨もし止むと求むや死も運だ

回文は行く その六千三百二十一

夜寒去るこの時と残る寒さよ

回文は行く その六千三百二十

余寒かい部下のその株移管かよ

回文は行く その六千三百十九

手に盛るは締めの日の飯春喪にて

回文は行く その六千三百十八

弥生待つ金言元気妻伊代や

回文は行く その六千三百十七

決まりない春旅たるは稲荷巻き

回文は行く その六千三百十六

神聖な凍て夜も予定内線し

回文は行く その六千三百十五

バレンタインデーホーデン異端レバ