回文は行く その五千三百四十七

手切りなと帰省追跡隣来て

回文は行く その五千三百四十六

極貧よやり玉ダリヤ四引く五

回文は行く その五千三百四十五

蓮かいな果報酔うほかないカスは

回文は行く その五千三百四十四

かいつぶり生まれ触れまうリブ追加

回文は行く その五千三百四十三

結果来て通勤気鬱的脚気

回文は行く その五千三百四十二

くちびるよ夏鬱々な夜備蓄

回文は行く その五千三百四十一

余花濡らし付け髭秘訣知らぬかよ

回文は行く その五千三百四十

奴は偉大だな花橙は艶

回文は行く その五千三百三十九

水面にて夏日浴び綱手にも波

回文は行く その五千三百三十八

金塊だ滝壺尽きた大乾期

回文は行く その五千三百三十七

金太郎蒸すと蚊と住む洞短期

回文は行く その五千三百三十六

根掘り葉掘り聞き子規忌里帆は里帆ね

回文は行く その五千三百三十五

再会は父の日の父徘徊さ

回文は行く その五千三百三十四

水木金真風に自慢聞くも椅子

回文は行く その五千三百三十三

黴の香よ部屋干し小火へ余暇の美化