回文は行く その三千四百八十一

托鉢や毛虫差し向けヤツ吐く田

回文は行く その三千四百八十

夏間です手入れ憂いて簾で待つな

回文は行く その三千四百七十九

採寸婦水圧愛す噴水さ

回文は行く その三千四百七十八

開始待つ初夏奈津は倹しいか

回文は行く その三千四百七十七

蚕飼い楽澄まし消します暗い過去

回文は行く その三千四百七十六

クランベリーぴこりコピー利便楽

回文は行く その三千四百七十五

目眩舞う虹の輪の字に旨い豆

回文は行く その三千四百七十四

苦しき夏咳吐き切なきシルク

回文は行く その三千四百七十三

ヘタレな黄金虫胸が熟れた屁

回文は行く その三千四百七十二

夏の浜櫓絡ぐヤマハの綱

回文は行く その三千四百七十一

買うものか溜まる猿股彼の孟夏

回文は行く その三千四百七十

カビ対策裏洗う臭い足袋か

回文は行く その三千四百六十九

熊蜂逐いし庭に椎落ち葉撒く

回文は行く その三千四百六十八

鯖焼きて喫茶に殺気的ヤバさ

回文は行く その三千四百六十七

枷有りし列ぶ手ぶらな尻汗か