年の瀬や尻当てありし痩せの使徒
朽ら野に空気裂き浮く荷の駱駝
口きかず数の子のずかずか鬼畜
飲む薬湯冬至うとうと悔やむの
空想は凍てり有り体這う走狗
寒明けし部屋なら納屋へ湿け行火
乾鮭か縄に埴輪な欠け皿か
刷り部当て七千せなな手焙りす
火の番は砂糖買うとさ飯場の碑
探索は原罪懺悔吐くサンタ
胃が怒る使徒去年今年ルカ以外
糸魚川ズワイと言わず我が胃問い
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