死んだら談志2024

水仙花死んだら談志完成す
回文俳句&吾郎関連の諸事雑事
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回文解体新書 その二十六

2005年11月17日 00時03分27秒 | Weblog

坂下の風土湯豆腐のたしかさ

チャレンジ大作戦~~、パチパチパチ。大好きなクボマン湯豆腐にチャレ~~んジ!。といっても挑戦なんて恐れ多いことではなく、季語「湯豆腐」をお借りしての回文制作。"湯豆腐"はフェバリッツの中でも常に上位キープの句、相変わらず、こっそりひっそりやります。
ゆどうふをひっくり返すとアッチチ‥‥となるが、ならないのが回文のいーところ、さてお立ち会い。ユドウフ→フウドユとなり前後を入れ替えると「フウドユドウフ」となる。単純に考えれば、季語は中七に入ってるから、ひっくり返すことが可能な上五と下五があればいいわけで、パチンコでいえばチューリップ満開、フィーバー開始ってとこなのですが、実はこれからがホントの勝負なのです。と、実はここまで一気に書いてきたので、ここからは思考錯誤?の後にまとまった形になったものをいくつかサンプルにして書きます。
「死に身待つ風土湯豆腐つまみにし」。一見してわかるように湯豆腐から言葉が延びたタイプ。安定はするが前半に無理があるため、全体の出来はいまいち。嫌いではないが。
「灯の風土湯豆腐伸びしもと」。こちらは風土につなげたもの。下半身がダメだな。ラーメンじゃないんだから。上五も思わせぶりでダメに拍車をかけてる。
「眠たげな風土湯豆腐投げた胸」。ただおもしろいだけ。こういう形に落ちていくのはNG。
「留守疎き風土湯豆腐祈祷する」。物語りが多すぎ。材料がうるさい。
「坂下の風土湯豆腐のたしかさ」。あ、これは結構好き。無理してないし、姿形がきれい。"どっしりした下町の本格的湯豆腐が目に浮かびます"なんてコメントがつきそうだ。回文臭が薄いのもいいかな。ただクボマン先生には遠く及ばない。もう少しなんとかなりそうなので、ちょっと後でやってみます。
というわけで、このあたりで今回はお終い。制作途中の句をずらずら並べてもおもしろくないし、読んでいただく方にも申し訳がない。この、中七を変えない上下穴埋めパズル、いろいろお試しくだされ。コメントでいただくとうれP!かも。

コメント (2)
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