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水戸の見て歩き

水戸市植物公園の初夏の花(3)

2024-05-09 21:41:43 | 水戸

カラタネオガタマ(モクレン科)
 中国南部原産の常緑の樹木だそうです。「唐種招魂」と書き、中国から渡来した、オガタマノキに似た木ということだそうですが、オガタマは、神霊(たま 魂)を招く(おく)という意味のようです。強いエステル臭(解説にはバナナ臭とありました)がしますので、この臭いを神霊の道しるべと見たということなのでしょうか。私もこの香りで開花を知りました。

 

サワフタギ(ハイノキ科)
 沢をおおうように咲くのでいうようですが、白い花がぎっしりと咲くようすは、そんな感じをさせるのでしょう。長いオシベが目立つ花のようで、秋には青い実ができるそうです。

 

ヒトツバタゴ(モクセイ科)
 同じ科で似ているトネリコ(タゴ)は葉がいくつにも分かれた複葉だそうですが、この木は単葉なので「一つ葉タゴ」というようです。各地でナンジャモンジャノキとも呼ばれるようです。その語源には、水戸黄門(徳川光圀)が「この木は何じゃ」と聞いたことによるという説もあるそうです。水戸では、善重寺(酒門町2096-2)にあるマルバチシャノキをナンジャモンジャノキといっているようです。

 

モッコウバラ(バラ科)
 中国原産の、常緑でつる性のトゲがないバラ科の樹木だそうです。花の香りが、キク科のモッコウに似ていることによるそうです。白い花もあるそうですが、一般には黄色の八重咲きが多く、100枚くらいの花弁があるそうです。

 

チョウジソウ(キョウチクトウ科)
 今回はこれだけ草本です。花を横から見ると「丁」の字に見えるからだそうです。(「釘」に見える蕾のできる
チョウジ(丁字 丁は釘と同意)というフトモモ科の植物もあるそうです。)日本で自生していたチョウジソウは絶滅危惧種になっていて、今見るチョウジソウの多くは、北米原産種のようです。キョウチクトウ科の植物には毒性があるそうですが、チョウジソウも全草が有毒だそうです。

水戸市植物公園の初夏の花(2)


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