おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

NHKスペシャル「戦国」、「世界史における日本史」ってことに驚いた

2020年07月10日 | Weblog

午前6時です。

スカッと晴れのお天気で、ただいまの気温はプラス13度。

ただいま、半袖Tシャツに短パンのスタイルですが、これでは寒いほど。

ですが、きょう日中の最高気温は27度に。

いよいよ北国も夏本番です。

ところで、

2週連続で放送されたNHKスペシャル「戦国~激動の世界と日本」はご覧になりましたでしょうか?

今どきブロードバンドが整備された地域や家庭では、オンデマンドとかでも見ることが可能だけど…

おぢ世代、社会科教育では「世界史」と「日本史」は別ものとして学習した。

ところがあの戦国時代、日本史と世界史が直接リンクしておったことにまずは驚いた。

「戦国日本は『世界史の最前線』だった」とする放送でしたから、世間知らずのおぢは驚がくした。

歴史の好きの皆さんにとってはよく知られたことかしらんけど、浅学のおぢゆえ、びっくり仰天しならがら拝見したのでした。

話は織田信長を支援したポルトガルの宣教師にはじまる。

当時世界は大航海時代、ポルトガルとスペインは世界に植民地を求めていた。

宣教師というと「穏やかな宗教家」みたいだけど、当時はニッポンに鉄砲を供与し、その見返りに布教を進めておった。

宣教師とは、商社マンであり武器商人であり、いわばスパイでもあったてことか?

信長は鉄砲など最先端の武器と引き換えに、ポルトガルの宣教師たちにニッポンでのキリスト教の布教を認める。

信長天下統一の背景にポルトガルがいたのだ。

その後、秀吉の全国統一にもポルトガルの後押しがあった。

また、スペインは秀吉に取り入り、「中国制覇」を目的に秀吉の朝鮮出兵を後押しする。

スペインの思惑は中国だったけど、秀吉の思惑の一つは、「キリシタン大名」を朝鮮出兵の先頭で戦わせてその力をそぐことだったという。

へぇ~って話だ。

そして秀吉の死後、家康を支援したのが新興の商業国家のオランダだった。

「大坂の陣」は、豊臣を支援したスペインと、徳川を支援したオランダの代理戦争の様相にもなった。

結局、オランダの長距離砲「カノン砲」が、大阪城の天守閣上部を打ち抜き、豊臣秀頼は戦意を失ったとされる。

家康は天下統一を成し遂げる。

スペインを中心とした大航海試合は終わりを告げ、オランダによる商業国家が跋扈する時代になる。

そこでびっくりしたけど、天下泰平となり職にあぶれたサムライたちが、オランダの傭兵として世界各地で活躍したというのだ。

傭兵のサムライが中東などで活躍するなんて、ドラマにだってなりそうだ。

世界史と日本史を分けて学んだため、見えていなかったことにフムフムしたNHKスペシャルなのでした。

「大坂の陣」がある意味、オランダとスペインの代理戦争なら、「ベトナム戦争」はアメリカと旧ソ連の代理戦争だった。

歴史は面白い、そして何度も繰り返すのですなぁ~