哲ノート

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義士伝でござる -落語のチカラ 浪曲のチカラ-

2017-12-05 23:55:05 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
「うなる!!」奈々福さん  のほほ~んとウィットに三三師匠

落語と浪曲の当代実力ある人気の両師匠が年一回顔をあわせての二人会

「落語のチカラ 浪曲のチカラ」が清澄白河 深川江戸資料館でおこなわれました。



今回は年末のこの時期にぴったりの「義士伝でござる」を演題に2席ずつ

浪曲 玉川奈々福さんが「狸と鵺と偽甚五郎」「俵星玄蕃」

落語 柳家三三さんが「加賀の千代」「安兵衛道場破り」

元をたどれば、その土地土地の言い伝えや口コミから講釈師が伝え聞き、この題材を講談という形で伝承し、落語という形で演出し、節をつけて浪曲という形で

今に発展していったものであり、今回の「義士伝」モノというのも、同じ人物・題材を違った見識で楽しめるという文化の奥深さを味わえるものであります。



今回も義士伝から、俵屋玄蕃で玉川奈々福さんが険しい表情でうなりあげ…。

三三師匠がウイットを効かせて中山安兵衛を聴かせてくれました。

お互いに会場の空気を一変させてしまうほどの熱の入れようで、一気に語り聞かせてくれました。

年に一回の寄席では味わえない“異種話芸”の競演というのも、たまにはいいもんです。


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