散歩から探検へ~個人・住民・市民

副題を「政治を動かすもの」から「個人・住民・市民」へと変更、地域住民/世界市民として複眼的思考で政治的事象を捉える。

東工大我が母校(2)~サッカー部

2023年09月01日 | 個人史

今年度のサッカー部OB会は8月6日に開催、筆者は、コロナ禍対応の惰性で今回も欠席した。但し、その会の後、後で、友人から断片的な話を聞くことが出来た。

その話から、同年代の方たちのサッカーが広がり続けていることを実感した次第。地域代表でプレーしている方もいる。地域で活動している高齢者層のサッカー熱は全国的に広がっている様子が窺われた。

一方、関東大学リーグの下部組織としての東京都リーグは今年度から神奈川県リーグと統合され、「東京・神奈川リーグ」(三部構成)となった。東工大は東京都リーグ(三部構成)において、連続4年二部の実績を反映、ここでも二部に入る。なお、「三部」は「チャレンジリーグ」と呼ばれる。

リーグ形式の改革は、我らの時代…今から“55年前”を思い起こさせる!
関東大学リーグが関東全域をカバーした時代から、「一部、二部(各部8チーム)」だけに限定、三部以下のチーム(当時は七部まで?)は地方リーグ(基本は都道府県別)等)を作る。また、地方リーグ代表と二部リーグ下位との入替戦を実施する。以上の大改革が1968年度から実施された。東京都は三部4チーム、四部は東工大を含めて5チーム、六部の優勝チーム、計10チームで構成された。

68,69年度の2年間、東工大は最下位(10位)、一方、五部との入替戦は乗り切る。しかし、71年度から関東一部のチーム数が削減(「10」→「8」)、70年度は一部下位四チーム、二部上位四チームの8チームによるトーナメント戦となる。一回戦で、一部チームがすべて勝ち残り、二チーム残留を掛け、東工大は成蹊大と対戦、「1対2」で敗れた。
結局、都リーグ一部在籍は3年(68-70年)に止まり…現在に至る。

なお、東工大が関東四部及び東京一部時代(~1970年度)、下部から勝ち上がり、更に、各地域代表選を勝ち抜き、関東二部へ昇格した大学は五校。そのなかで、関東大学リーグ一部優勝、駒沢大及び専修大の二校(なお、他三校は亜細亜大、拓殖大、明学院大)。

但し、関東大学リーグは2023年現在、三部構成(各部12チーム、計36チーム所属)、上記55年前の大改革からチーム数は大幅に増加、当然、加盟大学の増加と激烈な競争をベースに、地方リーグの均衡を保つ働きもしている。

東工大は1971年度から東京都リーグ2部。1972年以降、42年間のどこかで3部に落ち、その間の記録は残っていない。我々の時代は記録を含む部誌を発行する形を引き継いでいたが…どこかで途絶えてしまったようだ。

一方、グランドの人工芝化は2000年頃と推察され、また、部室、トレーニング室、シャワー室等の含む別棟も建設され、競技環境の整備が進む。
その後、サッカー部同窓会が2013年に結成された。現役とOBとの人工芝グランドでの交流試合、OB間の親善試合がこの時から始まった。別棟の施設も利用した後に、総会、交流・懇親会が設定されている。

更にグランドでの公式試合が認められ、東工大は積極的にホームゲームの設定に動く。何時頃からか、筆者は同期の友人から「近い方は応援に!」との連絡を受ける。当時のOB会長、父母の方々、選手たちの応援に混じって、観戦する。
それが実ってか?2016年、3部優勝、翌年度2部昇格!

翌年度は東工大グランドだけでなく、他会場での応援にも出向く。対亜細亜大は敵の本拠地となる。車に同乗させて頂き、会場に着いて、敵のユニフォームを視た瞬間、「そうだ、黄緑色だった」と自分の選手時代を瞬間、想い起こした!同時に、亜大は関東リーグに入ったはずだが…都リーグ二部まで落ちたのか、厳しい世界との思いも浮かぶ(しかし、現在2023年は既に関東リーグに戻っている)。激しいせめぎ合いの世界を垣間見た。

しかし、こちらも激しい。その年の東工大は最下位、翌年は3部へ戻る。一方、2019年に再度、2部に昇格、その後、4年間その地位を維持する。

2023年度から、「関東大学サッカー東京・神奈川リーグ」が設けられた。なお、山梨県下はこれまで通り東京都所属として処遇される。

新たなリーグにおいて、改めて、東工大の地位を確認してみる。
各リーグで東工大が比較的親近感を持つ(対戦経験、環境が似ている)チームをピックアップして旧関東リーグ時代と比べてみよう。国公立が中心(一部は私学も)。

一部  4位 成蹊大(旧三部)5位 上智大(旧二部)6位 東大(旧二部)
   7位 学習院(旧三部)8位 横国大(神奈川)
   
二部 1位 一橋大(旧三部)4位 都立大(旧四部)10位 東工大(旧四部)

三部 4位 農工大(旧五部以下)6位 山梨大(旧五部以下)
   7位 電通大(旧五部以下)8位 外語大(旧五部以下)

旧関東大学リーグの二部チームが東京・神奈川リーグ一部に、三部、四部チームが二部に、旧五部以下のチームが三部に在籍している。

国公立大学がこのような形で残っていることは、各クラブの伝統が残る?少年サッカーの時代からの鍛錬?それとも?

 


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