散歩から探検へ~個人・住民・市民

副題を「政治を動かすもの」から「個人・住民・市民」へと変更、地域住民/世界市民として複眼的思考で政治的事象を捉える。

母の一回忌:大震災の後、何処で?~自分史余滴(11)

2023年11月05日 | 個人史

十月二十九日は母の一回忌、仏壇へ花を供え、線香を手向ける。十月は母が生まれた月だった(大正12年10月12日)。享年99歳、「白寿」の祝いを終えて間もなくでもあった。更に十月は父の命日(昭和42(1967)年10月22日)でもある。

その日付は関東大震災のすぐ後、東京下町に住んでいた祖母は、流産を心配されたそうだが、無事、出産に至る。秀子と名付けられたが、本人は火が出て生まれた子だから、「火出子=秀子」だと言われたそうだ。この名前の由来に筆者は江戸っ子の意気地を感じ、単純に信じ込んだ!焼け残された中のどこで、母は出産したのか?そんな疑いを持たずに…。

その後、筆者は“自分史”(『或るベビーブーム世代の生活世界』)を執筆した。だが、自分自身の出生には戸籍謄本を取得したが、父母については何も確認しなかった。

ところが、先日偶々、父母の戸籍を見る機会があり、祖母は焼け出された後に、その父母の郷里である会津に戻って出産したことが分かった!自分史には、あたかも焼け出された跡地のどこかで生まれたような?書き方が残されている。


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