「前田遼一の呪い」はNHKで報道されたり、Wikipediaに掲載されたりとすっかり全国区の知名度になったけど、この『昇格クラブ勝ち点5のジンクス』はまだ知名度も低く正式になんて呼べばいいのか分からないけど、とりあえず『昇格クラブ勝ち点5のジンクス』にしておきます。
このジンクスについてはオレも今シーズンになって初めて知った。それくらいまだ市民権を得たもんじゃないってことだと思うけど。まずはどんなジンクスなのか調べた。
簡単に言うと、「J1に昇格してきたクラブが開幕から5試合までに勝ち点5を取れないと降格する」というもの。前田の呪いについては確かに根拠がなくて都市伝説の域を出ないわけだけども、このジンクスについてはそこそこ理にかなってると思う。1年で降格してしまうクラブの大半はそもそも力不足でJ1で戦うだけの戦力が揃っていなかったということが多いけど、ただ稀にいいサッカーをしていながら、結果がついてこないで、時間の経過とともに焦りが生まれて、サッカーの内容自体も崩壊していくというパターンも見かける。前者は仕方ないにしても、後者についてはうまいこと序盤戦で勝ち点が拾えてれば、助かったんじゃないかなとも思う。そういう意味でも、このジンクスは昇格クラブが残留するにあたっていい目安になると思う。
J1が18チーム制になった05シーズンから昨シーズンまでJ1に昇格したクラブはのべ22クラブ。うち勝ち点5未満だったクラブがのべ9クラブで、その全てが降格。詳細は以下の通り。
※チーム名・5節までの勝ち点・最終順位
【2005年】
・川崎 勝ち点8 8位
・大宮 勝ち点7 13位
【2006年】
・京都 勝ち点2 18位→降格
・福岡 勝ち点4 16位→降格
・甲府 勝ち点5 15位
【2007年】
・横浜C 勝ち点3 18位→降格
・柏 勝ち点13 8位
・神戸 勝ち点5 10位
【2008年】
・札幌 勝ち点3 18位→降格
・東京V 勝ち点4 17位→降格
・京都 勝ち点8 14位
【2009年】
・広島 勝ち点7 4位
・山形 勝ち点10 15位
【2010年】
・仙台 勝ち点10 14位
・C大阪 勝ち点5 3位
・湘南 勝ち点4 18位→降格
【2011年】
・柏 勝ち点12 1位
・甲府 勝ち点3 16位→降格
・福岡 勝ち点0 17位→降格
【2012年】
・F東京 勝ち点12 10位
・鳥栖 勝ち点7 5位
・札幌 勝ち点1 18位→降格
このジンクスがスゴい(当事者としては恐い)なって思うのは8年間にわたって一つの例外もないってこと。さらに根拠の裏付けじゃないけど、降格したクラブの逆の勝ち点5を獲得出来た13クラブ全てが残留してるというまさにパーフェクトなジンクス。もうここまでいくとジンクスとは呼べないと思うんだよね。事実に基づいた立派なデータだよ。
で、今回さらにスゴいと思うのは、日程くんがこのジンクスを知ってか知らずか、第5節に大分-甲府という昇格クラブ同士の対戦を組んだこと。そしてお誂え向きの結果として、両クラブが仲良く勝ち点2で第4節までを終えてしまったこと。
ここまで諸々の事情が重なることってそうそうないし、この試合をクラブとして何とかプロモーション出来ないかなって思うんだよね。ガチで勝ち点が絡む試合そのものをプロモーションしにくいことは十分に理解出来るんだけど、「J2天下取り物語」よりもよっぽど盛り上がるよ。滅多にないチャンスだと思うんだよな。前田の呪いを利用しようとして相手への根回しを忘れた某クラブのようになってはいけないけど、集客のためにこんないい材料はないと思うよ。
ということで、せめて幣ブログだけでも前のめりで甲府戦に臨みたいと思う。年度末も終わったので、今週一週間はプレビュー記事を頻度高めに更新していきたいと思う。突発的な飲み会が入れば、更新は出来ないだろうし、あくまでもゆるい決意表明。安っぽ過ぎて絶対に使いたくないフレーズだけど、甲府戦は「絶対に勝たなくてはならない試合」。そう、引き分けでもダメ。痺れるね、仙台戦やPO決勝を思い出す。さてさて、怒涛の1週間が始りますよ。
決戦まであと「6日」
※余談ですが、2008年に『前田の呪い』と『勝ち点5のジンクス』のダブルしばりで降格した東京ヴェルディが5年経った今も昇格出来ないでいる理由は何となく分からないでもない。
このジンクスについてはオレも今シーズンになって初めて知った。それくらいまだ市民権を得たもんじゃないってことだと思うけど。まずはどんなジンクスなのか調べた。
簡単に言うと、「J1に昇格してきたクラブが開幕から5試合までに勝ち点5を取れないと降格する」というもの。前田の呪いについては確かに根拠がなくて都市伝説の域を出ないわけだけども、このジンクスについてはそこそこ理にかなってると思う。1年で降格してしまうクラブの大半はそもそも力不足でJ1で戦うだけの戦力が揃っていなかったということが多いけど、ただ稀にいいサッカーをしていながら、結果がついてこないで、時間の経過とともに焦りが生まれて、サッカーの内容自体も崩壊していくというパターンも見かける。前者は仕方ないにしても、後者についてはうまいこと序盤戦で勝ち点が拾えてれば、助かったんじゃないかなとも思う。そういう意味でも、このジンクスは昇格クラブが残留するにあたっていい目安になると思う。
J1が18チーム制になった05シーズンから昨シーズンまでJ1に昇格したクラブはのべ22クラブ。うち勝ち点5未満だったクラブがのべ9クラブで、その全てが降格。詳細は以下の通り。
※チーム名・5節までの勝ち点・最終順位
【2005年】
・川崎 勝ち点8 8位
・大宮 勝ち点7 13位
【2006年】
・京都 勝ち点2 18位→降格
・福岡 勝ち点4 16位→降格
・甲府 勝ち点5 15位
【2007年】
・横浜C 勝ち点3 18位→降格
・柏 勝ち点13 8位
・神戸 勝ち点5 10位
【2008年】
・札幌 勝ち点3 18位→降格
・東京V 勝ち点4 17位→降格
・京都 勝ち点8 14位
【2009年】
・広島 勝ち点7 4位
・山形 勝ち点10 15位
【2010年】
・仙台 勝ち点10 14位
・C大阪 勝ち点5 3位
・湘南 勝ち点4 18位→降格
【2011年】
・柏 勝ち点12 1位
・甲府 勝ち点3 16位→降格
・福岡 勝ち点0 17位→降格
【2012年】
・F東京 勝ち点12 10位
・鳥栖 勝ち点7 5位
・札幌 勝ち点1 18位→降格
このジンクスがスゴい(当事者としては恐い)なって思うのは8年間にわたって一つの例外もないってこと。さらに根拠の裏付けじゃないけど、降格したクラブの逆の勝ち点5を獲得出来た13クラブ全てが残留してるというまさにパーフェクトなジンクス。もうここまでいくとジンクスとは呼べないと思うんだよね。事実に基づいた立派なデータだよ。
で、今回さらにスゴいと思うのは、日程くんがこのジンクスを知ってか知らずか、第5節に大分-甲府という昇格クラブ同士の対戦を組んだこと。そしてお誂え向きの結果として、両クラブが仲良く勝ち点2で第4節までを終えてしまったこと。
ここまで諸々の事情が重なることってそうそうないし、この試合をクラブとして何とかプロモーション出来ないかなって思うんだよね。ガチで勝ち点が絡む試合そのものをプロモーションしにくいことは十分に理解出来るんだけど、「J2天下取り物語」よりもよっぽど盛り上がるよ。滅多にないチャンスだと思うんだよな。前田の呪いを利用しようとして相手への根回しを忘れた某クラブのようになってはいけないけど、集客のためにこんないい材料はないと思うよ。
ということで、せめて幣ブログだけでも前のめりで甲府戦に臨みたいと思う。年度末も終わったので、今週一週間はプレビュー記事を頻度高めに更新していきたいと思う。突発的な飲み会が入れば、更新は出来ないだろうし、あくまでもゆるい決意表明。安っぽ過ぎて絶対に使いたくないフレーズだけど、甲府戦は「絶対に勝たなくてはならない試合」。そう、引き分けでもダメ。痺れるね、仙台戦やPO決勝を思い出す。さてさて、怒涛の1週間が始りますよ。
決戦まであと「6日」
※余談ですが、2008年に『前田の呪い』と『勝ち点5のジンクス』のダブルしばりで降格した東京ヴェルディが5年経った今も昇格出来ないでいる理由は何となく分からないでもない。
試合数ぐらいの勝ち点キープ出来ないと残留争いなんて出来ないよって事なんでしょうねぇ。
後は出だしにつまづいて自分達のサッカーが信じられなくなり迷走しだすとか。
昇格クラブではなかったけど、迷走は我々にも苦い記憶がありますからね。