小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

まずはやってみること

2011年08月05日 | 大切にしていること
■先日、畑でふと思い出したことがあります。
僕の畑は普通の農業の畑と違い、草が生え、他品目栽培で、他の人と違う作物が多いです。
そして、農薬と化学肥料を使わないですし、おまけにネズミとマイマイの駆除剤も撒かないので、うまく育っていない作物ももちろん沢山あります。
なるべく化石燃料も使わないようにしています。(草刈、耕し、運搬etc)

つまり、ヘンな畑な訳です(笑)。
パッと見は草だらけなんです。


そんな畑を眺めながら、以前父島の大先輩の農業者Rさんに言われた大切な言葉をふと思い出しました。
僕は島の持続可能な畑をしたくて、
あれこれ栽培方法や作付けの時期を聞いていました。
その方は、もう高齢で第一線を退いていますが、未だに出荷してますし、話すとするどい論理が眠っていて、ハッとさせられる事が多いです。

その方は、あれこれ聞く僕を見つめて、素敵な笑顔で
「あのね、ジャイアン君。まずはなんでもやってみることだよ。」
と、言いました。

その時、僕はハッとしました。
論理よりも実践。
畑だって高低差、日当たり、土の違いなどで育ちは勿論違います。
聞くも大事ですが、なによりまずやって学ぶことを教わりました♪

そして、人生あと数十年を考えると、作付けをせいぜい数十回しかやれないのです。
いつかやれる、と思わずにまず今やること。
思ったが吉日です。
明日死んでも後悔しないように、今を精一杯生きる!

なので、実験のような栽培が多々あります(笑)。
今季は島ニンニク、島ラッキョウという沖縄在来の品種に手を出します。

■とにかく、内地から種も肥料も土も入れずに栽培できる持続可能な農を目指して精進していきたいです。
パッと見の草だらけの畑もよく観察すると、


2期目の陸稲が生えていたりします。
草のお陰で乾燥を防ぎ、微生物も反映します。


草の中に人参が隠れています。
今年の干ばつでも、草のお陰で乗り切れました。
今は自家用ですが今季は出荷も考えています。


こちらはナスです。
去年からの株ですが、素敵に身を実らせてくれます。
こちらも雑草とそこに住む生き物のお陰で元気に育っています。


秋の収穫に向かって伸び続ける自家採取ローゼル。
今年は少量ですが出荷も考えているので、お楽しみに♪

■昨日は久々の日中の大雨だったので、畑の作業はやめて、自宅で島大根の種のさや出しをしていました。
袋に入れて、叩けば良いと聞いていたのですが、なかなか上手くいかず、結局次女と妻と手でさやから出しています。
暑さに強い品種なのでもうすぐ作付けです。

1才の次女も上手にお手伝いしてくれます。
僕より飽きが来ないようです(笑)。


2 コメント

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Unknown (ぶんぶん)
2011-08-05 22:09:23
「まずはやってみること」。。。この記事をみて私はカイポさんを思い出しました。このおじいちゃん、カイポさんみたいなこと言うなあ^って。「トライ!トライ!失敗を恐れずにやりなさい。」って。私もはっとさせられました。ありがとう。
家のおーちゃんは私と違って、せっせとやってるからすごいんだよ~。畑、竹内さんに習ったことをひたすら実践しています。いろんな結果を次に繋げて。どんなことも、やって経験したことはすべて真実だから、きっと本当の間違いってものはないんだろうね。
コメントありがとう♪ (ジャイアン)
2011-08-09 04:19:04
>ぶんぶん
やっほーぶんぶん。
ほんとうにそうだよね。
本当にこの方は怒ると怖そうだけど、最高にいい笑顔なんです。

ぶんぶんも僕からすれば絶対にできないこと頑張ってるよ~。
洋子も頷いてるよ(笑)。

しゅうちゃん、さすがストイックだね!
畑、見に行きたいです。

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