小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

クライミングと次女の夢

2018年02月27日 | 母島 暮らし 子供
■もうすぐ2月も終わり。
TVのない我が家は子供たちが学校で聞いてくる事で、
オリンピックの結果を知ります(笑)。

そんな母島は今、カンヒザクラが満開です♪


葉っぱがないのに一気に花が咲くという、
他の花の追随を許さないほどドラマティックな展開が誇る桜(*^_^*)

青空の日曜日、子供たちと桜の下で、
今年還暦を迎える父島の尊敬する友人にビデオメッセージを撮りました。


いや~桜はなんか無条件に嬉しいですね!
近づくと蜜を集めるメジロやミツバチもいて、
すごく素敵な雰囲気でした♪




■さてさて、表題のクライミング。
実は次女が去年位からとてもハマっているのです。

元々は木登りが大好きで、
畑作業をしていると、その横の木でずっと高い所に良く登っていました。

そういえば、赤ちゃんの頃から握力が強い子でした。
10m位は就学前にすでに登っていました。

今は島の木やコンクリートの城壁を良く登っています。
島の岩場はあまりにモロいので、親としては勧められません(笑)。

去年の夏休みを利用して、
数か所、ボルダリングジムに初めて行ってみました。


事務の係員に色んな諸注意を聞き、
事故のないように色んな所に気を配りながら、やってみました。

いや~これは面白い!!

レベルに合わせて色んなコースが用意されていて、
達成できると嬉しいので、
どんどん意欲がわいてきます♪

白石阿島選手に憧れている次女。
いつも熱心に阿島選手の映像を見ていて、
きっと色んなイメトレをしているのでしょう。

ジムの周りの大人に、
次女のクライミングのセンスを褒められ、
とっても嬉しい顔が印象的でした♡

目標のコースを達成できず、悔しい気持ちも味わいました。
翌日、そこをクリアできるととっても嬉しい!!

中学生の長女も楽しんでいます(*^_^*)

次女とは対照的に高所恐怖症です(笑)。
長女はこういう記録や勝負より、
愛と笑顔とコミュニケーションに長けているので、
また別の分野で活躍していくでしょう(#^.^#)


■僕と長女が先に母島に帰った後、
内地に残った妻と次女はさらに大きな規模のボルダリングに挑戦し、
凄く楽しかったようです。


小さい子のボルダリングは珍しいのかな?
次女が頑張って登っていると、
周りの大人の声援がすごかったようです。


あまりにハマってずっとやっていると、
小さな子供の手先は真っ赤になり、
痛くて登れなくなります。

可愛い小さい手がまっかっか!

自分の心と体と相談しながら、
目標を定めて、よく見て、考えて望む。

これから生きていく上で、
必要なスキルをボルダリングから学んでいる気がします。

クライミングは2020年の東京オリンピックの種目に選ばれ、
妻と次女はもうすでに観戦に行く気満々です(笑)♪

■そんな次女のクライミング熱に対し、
誕生日にはボルダリングホールドを購入。

ちょっとずつ拡張し、
年明けた1月にようやくプライベートウォールが完成しました!

20cm間隔に穴を空け、アンカーを埋め込み、
レベルに合わせてホールドを着脱できるようにしてみました。
5mくらいはあります。

とっても低いし、小さいけど、
ほぼ毎日、登っては練習しています。
喜んでもらえて良かった♪
どんどん難しくしないと追いつかないくらい、上達が早いです。

クライミングジムなんてない母島。
しか~し、大自然があるし、大きな木もいっぱい。

これからは島では木登りを頑張っていきたいですね!
親としては可愛い我が子が滑落しないように注意していかなければ!

そんな春の母島でした♪




春の作付け準備とドック期間終了!

2018年02月16日 | 母島 農 日記
■定期船おがさわら丸がしばらく島に来ない期間が年に1度だけあります。
その期間、なんと3週間!

1年間、外洋をフル稼働して働いた船の検査の期間です。
島ではドック中といいます。

僕はこの静かなドック中が大好きです♪

島に移り住んだ15年前の頃は、
代船の「かめりあ丸」「すとれちあ丸」が来てくれていましたが、
10年前くらいからはその代船の確保も難しくなり、
今ではすっかり3週間、内地とのアクセスが途絶えるレアな時期となります。
(だいたい1月中旬~2月上旬)

■島の農家さんたちも、
この時とばかりに島野菜で島の生鮮食品を支えます。

先日行った父島で
「今年のドック中は野菜に困らなかったよ~!」
と嬉しい声が沢山♪

うちの畑は今季は色々とハプニングが続き、
例年に比べて採れる野菜が少なかったです。

それでも、立派な大根さんたちは、
これでもかと食卓を支えてくれました♡

去年の2月に行った沖縄・やんばるの縁で頂いた、細めの「島らっきょ」。

今年は沢山作れました♪
家族が大好きなので、出荷はあまりできないかも(笑)。

これも去年の沖縄で頂いた、乾燥に強いサトイモのココヤム(ちんぬく)。

見事に大きく育っています!
そろそろ収穫かな~☆


ローゼルは全ての種取りを終え、カラカラな姿となり、天寿を全うしました。

次の作付けを3月から行うので、
カラカラのローゼルは集めて、
燃やし、灰にします。

焚火はいつ見ても見飽きないです。

きっと太古の昔、
人間が火を手に入れた頃から、
この炎を眺めて、人は様々な事に想いを馳せていたと思います。

永久凍土に眠る太古の水や生き物は、
タイムカプセルの様に止まったままなのに対し、
炎は動き、生きている太古の記憶な気がしています。

この時期は春野菜の作付け準備に追われています。
耕すところは耕したり、
足りない所は堆肥を入れたり、米ぬかや油粕を撒いたりしています。


■先日、バレンタイン・デーでした♪
娘たちや妻からも美味しいプレゼントを頂きました。
ありがとう♡

個人的にはお菓子やさんが企画しただけの、
あまり興味のないバレンタインですが、

娘たちがその時期になるとそわそわしたり、
大急ぎで準備や調理、手紙作成になる姿を見ると微笑ましいです(*^_^*)

夕方、入港日なので郵便や宅急便の配達をしていると、
子供たちがお菓子を持って配り歩いている光景に何度も出くわします。

大きい子は小さい子を連れて、
手には義理なのか、本気なのか、友達になのか、
可愛い包装のお菓子を持って。

そんな光景がたまらなく愛おしいと感じています♪


これは風邪が治ってようやく外にでれた日の夕焼けです。
なんだか、すごく壮大で綺麗でした♪

この秋~冬は僕自身も、長女もインフルエンザに感染し、
それ以外でも発熱や風邪で仕事が出来ない日が多くありました。

それでも季節はめぐり、
作付けできなかった野菜や仕事もあり、
悔しい気持ちもありますが、
その時間で色々気付くこともあります。

やはり、家族の存在と健康は大事とひしひしと感じます。
子どもが元気だと素直に嬉しいし、安心する。
子どもが具合悪いと心配だし、親は看病に明け暮れます。

僕自身も30代の半ばを過ぎて、
ちゃんと健康を維持していくことにフォーカスしなければ、と思ってきました。

島で90歳になりそうな年齢でも、
元気に畑に通うおじいちゃんやおばあちゃんを見ると、
おし!
と思い、元気を頂きます(笑)。

島の独居の高齢者の問題など、
最近、色々と考えることが多くなってきました。

自分は今できる限りのことをしていこうと思います。
みんなが安心して暮らせる地域を目指して。

■もうすぐ、年度末。
島では離任する先生や職員、卒業や転校する子供たちとの送別会のシーズンになります。

先日は少し早目の謝恩会☆
この春、静沢にオープンする素敵なキャプテン・クックでは、
母島の形のカレーライスが!!

大人も子供も大喜びでした♪

1年間、ありがとうございました(*^_^*)

#ドック中
#小笠原
#バレンタイン

PTAのホエールウォッチング~ザトウクジラ 超接近!! 

2018年02月10日 | 小笠原 野生動物
■本日は母島小中学校PTAによるホエールウォッチングでした!!

さすが1年で一番クジラが見れる2月!!

沖に行って5分、すでに周りはクジラだらけでした♪


船の下にもクジラ!!

みんなの目の前にクジラ!!

これにはびっくりです♪

クジラが深く潜るとき、
尾びれを高くして潜るのですが、
その時の尾びれの裏の模様は個体ごとに皆違う模様をしているので、
これで個体識別をします。


親子で模様が遺伝するとかもあるのかな~?

親子に近づく雄が居たり、
ゆっくり泳ぐ親子が居たり、
いっぱい跳ねる子クジラもいたり、
色んなドラマがあって見飽きません♪

写真では撮れてませんが(笑)、
クジラのジャンプ(ブリーチ)も沢山見れました!


ものの1時間でお腹いっぱいになるほどのクジラ三昧でした!!
PTA校外部の皆さん、どうもありがとうございました!


こうした風景を間近に見れるこの日常が本当にありがたいです(*^_^*)
子供たちはこれが当たり前に育っていますが、
大きく育って島を離れた時に、
どんな景色に見えるのでしょうか?

■そして、今日のゆり丸で次女とふたり、父島に行きます。
文化サークルフェスティバルという、
父島・母島の文化交流会に親子で南洋踊りをしに行く為です♪

今日のゆり丸の後は、
帰りはドック明けのははじま丸で母島に帰って来ます☆