小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

長女の旅立ち

2019年07月25日 | 母島 暮らし 子供
■母島の景色を撮る。
父島の小笠原高校が1学期を終えて、長女が母島に帰って来た。
家が一気に賑やかになった(笑)。

彼女はこの夏からカナダへ留学しに旅立っていく。
限られた時間にその荷造りに追われている。

父島の高校に進学する時に、
巣立ちだと思いました。

でも、50km隣の、しかも知った島だというのは、
親的には安心感もありました。

しかし、今度行く先は遠く離れた外国の地。
文化も国籍も全く違う異国の地。

と言っても、
小笠原自体、本土からすごく離れていて、
文化も違うのだから、
あまり説得力はないのだけれど(笑)。

何度となく見送るははじま丸。

その時々で見送りのスタンスは変わる。

母島を離れ、父島の高校に向かうその便は、
そのままハワイに向かう家族と一緒でした。

今回、僕は留学に向かう長女を母島から見送ります。
そのとき、どんな気持ちになるだろうか?


■長女が母島に帰ってきたら、
とにかくよく海で泳いでいる気がする(笑)。


シャチの住むカナダ北部の町は夏も涼しいから、
こうして海に飛び込むこともないでしょう。

小笠原高校は「留学」という申し込みをすると、
1年間限定で席をキープしてもらうことができます。

何らかの理由で、留学を断念して帰って来ても、
向こうの出席日数も反映され、
同じ学年に戻って来れる制度です。

今回はそれを利用させてもらいました。


長女が父島を離れる前の夜はいつもお世話になっている近所のご家族の家で、
お別れパーティーを開いてもらったそうです。
感謝の気持ちでいっぱいです♡

小さな子供が心底大好きな長女。
4か月という短い父島生活だったけど、
とても充実した時間だったと思います。

家族と離れて父島の寮で生活している中で、
沢山の人にお世話になったと思います。
本当にありがとうございました♪

長女は母島で準備を整えたら、
留学先のカナダに向けて飛び立っていきます。

父島と同じ人口2000人の小さな、
日本人がなんと一人しか住んでいない、
バンクーバー島の最北端での生活。
ネイティヴが6割と言う極地です☆

冬は10時過ぎにお日様が登り、
午後3時には真っ暗の世界。
夏は夜10時まで明るい北の暮らし。

多感な高校生活をそんな異国の地で送るなんて、
僕の高校時代には発想すらありませんでした。

ホームステイさせてもらうとはいえ、
女子一人で異国の地への挑戦。
もちろん親としては心配もありますが、
何故か彼女は大丈夫な気がしてなりません(笑)。

人として色んなものを吸収して、
色んな自信をつけて生きて行ってほしいです。



■先日、見送りに行ったら、みんなが空を見上げていました。
僕も何だろう?と思って見上げると…

真上の太陽に輪っかが出来ています!

調べてみると、これは「ハロ現象」というもので、日本語では日暈(ひがさ)と言うそうです。

暈は雲を形成する氷晶がプリズムとしてはたらき、
太陽や月からの光が氷晶の中を通り抜ける際に屈折されることで発生するそうです。

とても珍しい光景に見入ってしまいました。
同日に父島の友人もFacebookにハロ現象をアップしていて、なんだか同時期に同じものを見て感動しているのが嬉しかったです♪



■先日は母島に寄港したにっぽん丸に乗船し、小笠原の郷土芸能、南洋踊りを披露、レクチャーしてきました。

ハワイに行ってからその存在意義がますます重要になってきた南洋踊り、沢山のお客さんが喜んでくれて良かったです♡

ちっちゃい子も参加してくれて嬉しかった♡

ラウンジでは上等なデザートも頂きました☆

個人的には美味しい食事とラウンジで演奏していたピアノ&ヴォーカルのボサノバ&ジャズがあまりに素晴らしくて、
すご~くリフレッシュ出来ました♪


うっとり聴いていたら「リクエストは?」と聞かれたので、
Fly me to the moonをリクエストしました(*^_^*)

日本語がほとんどできない外国の方でしたが、
リズム感が良くて、聴いていてとても気持ちが良かったです♪

ご馳走になった昼食は、
見事なざる蕎麦御膳。

とっても贅沢な時間を過ごさせてもらいました。


2年前、初めて乗船して水着を持ってこなくて後悔したので、
今年はちゃんと水着持参してプールで泳いぎました♡

船の大きな、
まあるい窓からは、
窓のフレームで切り取った美しい母島の景色(#^.^#)

なんて素晴らしい所に住まわせてもらっているのだろう…
と再確認させて頂きました♡

最高のリフレッシュの時間となりました(#^.^#)


■まだまだまとめている真っ最中ですが、
ハワイ報告会の母島をやる為に、父島から来てくれたT家とベルーガでボヤージング!

やっぱりカヌーはいい。

何がいいのだろう?
安定感?
一体感?
レジャー?

自分でも分からないけど、
石器時代の島の先祖と繋がれるアウトリガーカヌーというものは、
あまりに惹かれるものがあり過ぎます。



父島から来たT家の二人は初のベルーガ。
父島とはまた違う母島の海を堪能してもらいました♡

僕は沖から母島に帰ってくるときの乳房山に抱かれてるイメージの景色が大好きなので、
父島のパドラーでもある二人にこれを見せれて、感無量でした♪

やっぱりリアル高校生の彼とカヌーの話するの、すごく楽しい!

長女にとっての母島の夕陽はあと数えるくらい。

同じ景色を見ていても、きっと受け取り方が違えば、
まるで違うものに変わるのが人の面白いところ♪

島のティーンエイジャーが、外の世界に触れて、
いっぱい感化される様がとても心地いい。

もう伸びしろしかないその先に何があるのか?

それが楽しみで仕方がありません(#^.^#)

夏休みだヤァヤァヤァ!!

2019年07月24日 | 母島 日常 日記
■7月20日を過ぎ、子供達は待ちに待った夏休みに突入しました♡
「夏休み」なんという良い響きなんでしょう♪
圧倒的な自由がそこに待っている感覚。

不思議なのは、
僕が小学校の頃に感じていた夏休みは、今の1年分くらいに匹敵する長さの感覚です(笑)。

子どもの頃の時間の感覚と、
今の1年があっという間に過ぎる時間の感覚の差はなんなのだろう?

これはなんてハワイチックなのだろうと乳房山で撮った写真です☆
グラジオラスという園芸品種です♪

残念なことに、数日後には外来種ということで、
綺麗に刈り取られていました。

侵略的外来種でもなくて、
美しい花でも外来種は許されない?

ニンゲンという一番の外来種はいつもおかしな行いをしています。


■毎日のように海に入っている僕ですが(笑)、
子どもと一緒に毎日海に通えるのは夏休みならではですね!

ほんとあの宿題というものを無くして、
存分に子供を心の底からリラックスさせる期間にしてくれればいいのにと思います。

宿題は、
出来る子にとってはほぼただの消化課題。
出来ない子にとってはただの重荷でしかないと思ってます。

先生の“やった感”の為にただ無意識に課題を出しているとしたら、
それはなんて罪深いことと思います。

この美しい景色があるのに、
こんなに気持ちがいい海があるのに、
泳がないなんて損です!


しかし、島の子どもは夏休みとなるとこぞって内地に行きます。
学生持ちの家族にとっては、長期で内地に行ける唯一の時期となります。

実家に返ったり、高校見学をしたり、スポーツの大会に出たり、
旅行をしたりとみんなとても充実しまくる夏休みです♪

こちらは大好きな北港です。


大好きな北港ではイワシの群れが入って来ていました☆


こちらの動きに合わせてグングン動くその様は圧巻です♪


この北港も戦前は大きな北村と言う集落があった場所です。

現在は人は住んでいませんが、昔の名残が沢山残されている場所です。

この景色を見ながら、
戦前、さらには石器時代のことを想うと、
なんとも不思議な気持ちになります。

島の中学生の素晴らしい飛び込み動画をご覧ください!
岸壁から頭から飛び込み、海面の浮き輪に見事にイン♪

さすが過ぎます♡

やっぱり島の夏はこうでなくちゃ(*^_^*)


■7/2午前、乳房山の山頂からすぐ東側の斜面が大きな地鳴りと共に崩落しました。
遊歩道のギリギリ少し上まで迫る大きな崩落。

その瞬間、その場所の近くにいた登山者は生きた心地がしなかったそうです。
7/4からは遊歩道が一部閉鎖され、現在も乳房山は1週ルートは使えなくなっています。

これはその後、山頂から崩落部分を撮ってみました。

確かにえぐられたように崩落しています。

沖から見るとこんな感じだそうです。

いずれはこうして浸食が進み、母島は長い月日をかけて無くなっていくものと思います。
分かってはいたことですが、なんだかそのスケール感と現実を感じて、
言葉にならない自然の大きさを感じる出来事でした。

これは乳房山で咲いていた固有種ハハジマノボタンの花です☆


■また先日、小笠原村長選挙と参議院選挙がありました。
どちらもとても興味深い結果でした。

まずは参議院選。

小笠原は村長選挙と同時だったこともあり、
投票率は70%でした。(母島は75%)

応援している「れいわ新選組」が島では自民党に次いで2位という部分も興味深いです。
去年、小笠原までわざわざ足を運んで対話してくれた山本太郎さんの影響は島でも大きいです。

結果として、選挙期間中はTVで報道されない社会現象として結果を残し、
比例代表で2議席を獲得し、難病ASL当事者のふなごさん、重度障害者の木村さんが当選!やった~!

政党要件を持たない諸派が比例議席を獲得するのは非拘束名簿式を導入して以来、初だとか。

97万票の最高得票で落選と言う伝説を作った山本太郎さん。
今回の選挙では自身の議席を失ったけど、
得られたものはあまりに大きいと思います。

俺は大前進だったと思います。

すごい!

今後がさらに面白くなってきました☆

3.11以降、ずっと選挙後はいつもガッカリしていましたが、
今回の参議院選は違います。
確かな希望を持てる結果でした♪


■小笠原村長選、残念な事に一木さんが落選してしまいました。
しかも圧倒的な差を見せつけられました。

森下一男候補 1008票
一木重夫 444票
無効票 30票

村の舵取りをするのに大きな影響があるものです。
村民の、特に若い世代の関心が気になります。

何はともあれ、
議会に一木さんがいない4年間は
小笠原村にとってはとても大きな損失だと思います。

まだまだ村の次の世代への大きなシフトは先延ばしになってしまいました。

母島の村民会館前での森下村長の演説です。
自発的に来ている若い人がほとんどいなくて、
現実を見せつけられました。

僕自身、森下村長も素晴らしいと思っているし、
反対なわけではありません。

沢山、村民の為になる活動をしてきているし、人望も厚いです。

でも同じ人が長く続けるのは、
良い部分と悪い部分があります。

個人的には4期よく続けてくれたと思っていますし、
そろそろ次の世代に交代する粋な気持ちが欲しかったです。

島の世代交代、色んな場面で課題を突き付けられます。

一木さんの母島での演説です。
議員でも村長でもなくなってしまいましたが、
おそらく4年後に何らかの出馬はすると思うので、
それまでが試されていきますね。

これからの4年間も頑張りましょう!!
俺もできることを頑張ります♪




小笠原村長選挙と参議院選挙

2019年07月17日 | 政治
■今度の7/21には日本全国では参議院選挙があります。
小笠原では同じ日に村長選挙も行われます。

母島はどちらも前日の20日が投票日です。
18日の船で夏休みで上京する島民が多いので、
村長選挙を含めた期限前投票が本日17日からできます。

ぜひ投票してから内地に行ってほしいと思います。

自分がこの人なら!と思う人にきちんと投票してほしいと思います。
自分たちの未来、子供たちの未来が関わる大事な選挙です。

7/16夕方での母島の選挙の掲示板です。
超ガラガラですね(笑)。
こんな最果ての450人しか住んでいない離島にまでポスターを貼る動きは難しいのでしょうか?


■僕自身、島に来るまで、3.11東日本大震災で原発事故が起こるまで、
政治に大した関心はありませんでした。

でも、自分たちの無関心が、無行動がこの社会を作っていると感じてからは積極的に学び、
行動する様になりました。

相変わらず、SNSでも選挙がらみの投稿はいいね!が少ないし、
過激な批判のコメントが返ってくる場合があります。

僕は特に選挙だからと言って、
他の政治家や政党を批判する投稿は基本的にしません。
それは各自自分たちが選び、投票し、行動していけばいいからだと思うからです。

でも、自分が応援する人を積極的に紹介はしようと思います。
選挙に行って欲しいと斡旋はします。

あとはそれぞれ自分の問題だと思うのです。


■島でも政治に無関心な風潮は確実に存在します。
色んな場で活動していて、それは顕著に感じます。

でも、それでいいとは思いません。
もっともっと政治に関心を持ってほしいです。

政治は私達の暮らしを作る重要なファクターなのだから。

でも現実は政治よりもゴシップ、芸能、スポーツが報道のほとんどを占めているようですね。
(TVを15年以上持っていないので、実際は分かりませんがw)


小笠原村長選に出馬している一木さんも言っていましたが、
そもそも選挙は「戦い」ではないと僕も思うのです。

いうなれば、その前の任期、もしくは議員前の草の根の活動の成果が試される審判の日でもあり、
開示後の演説期間は積極的な表現の期間だと思うのです。

どの人だって、選挙の時は良いことばかり言います。
当たり前です。

でも、その真価はそれまでの活動で市民が感じ、選挙でジャッジされるのだと思います。
結構、それぞれがちゃんと見定めなければいけません。

そして、いずれは色んな価値観の議員が集まり、色んな事を決めて行くのです。
選挙の後はさらにみんなの幸せを願って活動するいわば仲間なわけです。

暴走するケース、納得いかない議論、ハッとさせられる場面、色々あると思います。
それが多様な人の集まる議会の面白さなのではないでしょうか?


■今回の参議院選、僕はれいわ新選組を応援しています。
東京選挙区からはれいわ新選組から野原ヨシマサさんが立候補しています。

去年、わざわざ母島まで来てくれた山本太郎さんは比例代表で立候補。
その他多くの困窮している当事者が立候補してくれています。

まずは山本太郎さんのひとつの演説を見て欲しいです。

凄いなこの人はと思いました。

直接、お逢いして話を聞いてみて、やはりこの熱意は本物だと思いました。

去年の9月に母島にも来てくれて、沢山の話を聞いてくれて、
沢山の訴えをしてくれました。
島の子ども達もすっかり社会が面白くなっていました☆

彼が小沢さんとの自由党をやめて、新たにれいわ新選組を作って選挙に臨んだ理由。
街頭演説でも語っていますが、
もう国会のガス抜きじゃあ意味がない、
本当に変えなきゃいけない覚悟で臨んでいる表明でした。

自分の保身や昇進なんて微塵も考えていない、
庶民の暮らしに本当に寄り添って活動してくれる人だと僕は思っています。

これも去年の9月に母島に来た山本太郎さんとの写真です。
母島で様々な方々にお会いしてもらい、対話をしてもらいました。

本当に熱意のある、勉強熱心なすごい人だと思います。
彼の過去の行動を遡り、批判して来る人はもちろんいます。
それはそれでいいと思います。

僕は応援したい、一緒に活動したいと思う人だったので、僕は応援しています!
比例代表は「山本太郎」と書きます!


■今回のれいわ新選組の比例代表の立候補者は驚くような人選でした。
そのどれもが現代の問題に困窮している当事者たちばかりだからです。

重度障碍者、東大教授、シングルマザー、元コンビニ経営者、元東電、元銀行マン、環境NGO etc...

どれも政治のプロではない事は明白ですが、
その問題意識はまさに当事者だからこそのものです。

国会のバリアフリー、
生産性が無いと生きる価値が無い風潮、
フランチャイズチェーン店のブッラクな部分、
様々な観点から切り込んでくれる人達ばかりです。

この全員が比例代表で当選することはかなり現実的に厳しいと思います。

今回から導入された優先枠というのを利用し、
山本太郎さん自身が自分より先に当選をさせたい2名を上に置く、
すごい作戦で今回の選挙に臨んでいます。

自分の議席よりも、
当事者を国会に送り込むことを重要視するという、
もの凄い切り込み方に僕は見えます。
カッコいいです。

大企業を優遇して来て、アベノミクス効果と謳ってはいますがいますが、
庶民の生活は確実に厳しくなりつつあります。
年金問題もそうです。

僕自身は貨幣経済からの脱却が必要と思っているクチなので、
消費税はある意味、消費する人みんなに平等に課せられる税と思っていて、
良いのではないかと思っているクチですが、
問題はその使い道です。

随分と当初の約束とは違う使い方をしてきたようで、
今回のれいわ新選組の訴える消費税廃止はアリだと今は思います。


■そして東京選挙区でれいわ新選組から立候補している沖縄創価学会壮年部の野原ヨシマサさん。
なんと公明党からではなく、
現行の公明党と創価学会の姿勢に疑問を抱き、
れいわ新選組から立候補するという気合の入った方です。

僕の無くなった父は創価学会会員でした。
子どもの頃、一緒に何度も勤行をさせられた記憶があります。

父が亡くなった際も、お墓も創価学会の皆さんには本当にお世話になっています。
あの奉仕の平和を目指す思想は本当に素晴らしいと思います。

でも最近の公明党の姿勢と
「少し学会がおかしいのではないか?」という意見に対して猛烈な村八分にする恐ろしさは疑問を抱いていました。

その中で今回の野原ヨシマサさんの立候補は、とても勇気がいる事だし、凄い偉業だと思うのです。

正直、相手の悪口に終始するだけではどうかと思っているのですが、
沖縄からここまで行動する行動力、そして山本太郎さんが認めているという背景を考えて、
今回の東京選挙区では野原さんを応援しようと思っています。

こんな庶民の僕ですが、
気になる政治家さんはぜひ直接お話ししてみたいものです。


山本太郎さんも、野原ヨシマサさんも他の立候補者もTVや一般メディアではほとんど取り上げられていないようです。
そりゃそうでしょう。
新聞TVはスポンサーの広告収入で成り立っています。

自分の会社に都合が悪くなる情報は流さないもんです。
でもそれでいいのか?と思うのです。

何も考えず、
野球と言えばジャイアンツ。
選挙と言えば自民党。

60年代の学生運動で懲りた政府は、
市民を政治からスポーツや芸能にゴシップに市民の意識をシフトさせてきました。

それが功を奏して、今の現状があると思います。
でも、それでいいのか?

もっと良く考えて、良く感じて自分たちで決めて欲しいのです。

何も考えずに投票する、何も考えずに投票しないという姿勢は、
安易に自分の、自分の家族の未来を放棄しているということを知ってほしいのです。


■そして小笠原村の村長選挙。
こちらは2名の立候補者がいます。

現職まで4期の村長を続けている森下一男村長と、
この4月まで村議会議員を3期続けた一木重夫さんです。

今回、僕は一木さんを応援しています。

小笠原はさまざまな分野で過渡期を迎えています。
そこで様々な意味のある革命を起こせるのは、一木さんだと信じています。

父島に住んでいる頃から、お互いの子ども同士が同級生という事もあり、プライベートで交流はありました。
しかし、12年前に村議会に立候補してから、
メキメキと政治家としての活動をしていて、
その行動力、調査力、熱意をリスペクトしています。

何か相談すると調べて、即行動してくれます。
本当に有難い存在だし、信頼しています!

細かく話せば、僕の考えと違う部分はもちろんあります。

僕は小笠原に空港はいらないと思っています。
介護や医療の面など、生活航路そして必要なのは分かります。
で、あれば莫大な建設費や維持費を使う空港よりも、
介護や医療を内地に行かなくても島で対応できるようにしてほしいと思っています。

違う考えがあっても、
島の村長を任せる信頼感は確かにあると思います。

村議3期でやってきた実績は、村民に存分に伝わっていると思います。
少なくとも、僕には存分に伝わっています(笑)。

狭い田舎ならではの選挙のつまらない泥臭さは健在ですが、
彼の地道な活動は確実に票に繋がると信じています。

山本太郎さんと一木さんは猛烈に相いれない部分があることは事実ですが(笑)、
僕からみればどちらも信頼できる市民に寄り添う熱意ある政治家です。
僕の中では矛盾していません。

21日の選挙、ぜひ皆さんも選挙に行ってください!!
未来は僕らの手の中に!!

アウトリガーカヌー平島ボヤージング♡ イルカ三昧♪

2019年07月16日 | アウトリガーカヌー
■母島は現在夏真っ盛り。
7月の夏休み前の3連休は見事に海三昧の3日間でした♡

ほぼ毎日海で泳いでいる僕ですら、顔面が日焼けしてヒリヒリするほど日中は海三昧でした(*^_^*)

父島がカヌー大会だった7月14日は、
母島では6人乗りアウトリガーカヌー(OC6)、ベルーガによるボヤージングでした。

6人が一体となって、レースではなく、のんびり気持ち良く隣島まで漕ぐ。
とても贅沢なひと時でした(*^_^*)



今回は母島の属島である平島に向けて航海しました♪
2018年、返還50周年に母島にやってきたベルーガ。
今回は今までで一番遠くへのボヤージングでした。


真夏の美しい海は本当に気持ちがいい♡

石器時代の小笠原の民も、
こうして同じ場所で、同じ景色を見ながらカヌーを漕いでいたと思うと、
なんだか不思議な気持ちになります。

安全の為、交代要員を載せる為に、漁船も伴走しながらベルーガは平島に向かって進んでいきます。

漕ぎ手が交代する時は3名ずつ漁船から泳いで交代します。
これがなかなか難しいのですが、気持ちのいい瞬間です♡


次女は自作の歌をずっと歌いながらみんなを応援します(帰りは漕ぎ手にもなってました)。


よく沖に漕ぐ人も、この日が初の人もカヌーと自然を味わう最高の1日となりました♪


■無事に出港して1時間ちょいで平島に到着!

ここは日本一アオウミガメが産卵するといわれる場所です。
毎年、母島の中学生が授業で無人島キャンプも行われる場所です。

砂浜は美しい白砂です♡
次女も、大人も大喜び♪

ここに来るのは過去の海岸清掃以来です☆

平島は母島から4㎞くらい離れた無人島で、大きなビーチがあります。


平島からみる母島もなかなかいいもんです♡。

水中もとっても綺麗な平島。

珊瑚に熱帯魚が沢山♡


深く潜って自分の泡を見上げるのが結構好きなんです(*^_^*)


カヌーも漁船に横付けして、お昼ごはん♪


■この日は行きも帰りもミナミハンドウイルカに出会えるという超ラッキーな1日でした☆
最初のコンタクトは、平島に向かう途中、
漁船のふちで落ちそうに縁で歌いながら乗っていた次女が、
「イルカが下にいるよ!」
といきなり発見の叫び!!

いつの間にか船の穂先に大きなミナミハンドウイルカが泳いでいました♪
船のみんなは一気にテンションが上がります♡


イルカは海の中を本当に気持ち良さそうに泳いでいきます。

帰りには5頭くらいのミナミハンドウイルカの群れに遭遇し、存分に遊んでくれました(*^_^*)

遊ぶ気満々のイルカちゃんの超接近にみんな大興奮!!

次女も「キャーキャー!」と超音波のような声で叫び続けています。
みんなカヌーの事なんて忘れるほどイルカに夢中です(笑)。

おかげで帰りが1時間遅れるほど、イルカ三昧のボヤージングでした。
撮影してくれたAちゃんはこの7月で母島を離れる予定なのですが、
ドルフィンスイム以降、ずっとニヤニヤしていて、とっても幸せそうでした♡


■さてさて、今回僕にとってデビュー戦のパドルがありました。

左が沖縄のパドルファクトリーのパドル。
これは2年前に購入した、大好きな素晴らしいパドルです♪

そして右側の黒いブレードのパドルが、今回購入したタヒチ産のステアパドル(ペペルーパドル)です。
これは小笠原に2台のOC6を手配してくれ、
伊豆諸島から小笠原までをカヌーを漕いで渡る事を目指すデュークさんお勧めのViper Va'aのパドルです。

今回のボヤージングにギリギリ間に合う形で届いたので、これで漕ぐのを心底楽しみにしていました♪


裏面はこんな感じです。

比較してみると、とても違いが面白いです。

まず届いて、比較してみて驚いたのがタヒチ産パドルの軽さです。
さすがカーボン製。
シャフトはバンブーを使用しています。

カーボンはアクリルを高温で炭化させた強度があり、薄く作れる最新の素材です。


使い込まれて、すっかり傷付いた(修理しなければ!)パドルファクトリー製のステアパドルと比較してみました。

Viper Va'a製は若干小さく見えますが、単に色の影響もあるようで、
重ねてみるとさほどステアパドル同士はだいたい同じサイズでした。

個人的には美しい工芸品のような木製のパドルファクトリーの芸術性も再確認できました♡

日本の細やかな仕上がりは、さすがです♡
去年母島にまできてくれたパドルファクトリーの福井さんの芸術作品です(*^_^*)


母島のパドルのほとんどがパドルファクトリーのパドルです。
どれも本当に美しいし、漕ぎやすいです♪

うちが所有している2本にさらに木製のステアを重ねてサイズ比較してみました。

一番上の我が家のパドルはパドルファクトリー製の「タヒチアン」というタイプのパドルです。

ブレードが大きめでパワーパドラー向け、そして漕ぎもステアもできる兼用タイプ。

今回、はじめてカーボン製のパドルを漕いでみて、
その軽さ、ブレードの薄さから来るスポーク(ステアが進行方向に対して平行に刺す動き)した際の水の抵抗の少なさに感動しました♪


あとは持ち手の左右非対称のグリップ。
これが僕の手のサイズには見事にフィットしていました。

本体の軽さもあり、長時間のボヤージングにはとても楽に感じました♪
ステアだけでなく、普通の漕ぎ手としても十分に使えそうです。

これで我が家に2本パドルが揃ったので、夫婦で漕ぐときにそれぞれのマイパドルができました(*^_^*)
どちらもそれぞれ良さがあり、
作り手の工夫を存分に感じれる素晴らしいパドルです。

福井さん、デュークさん、ありがとうございます!


■そんな平島ボヤージングの14日は夜も暑気払いBBQで存分に海三昧でしたが、
その前後の休日も海三昧でした(笑)。

13日は母島柔道部で指導してくれている駐在所の方への大感謝祭。


脇浜に集まって、BBQしながらみんなでワイワイ楽しみました☆

天候にも恵まれ、みんなお世話になった先生に感謝の気持ちを伝えます。


終盤にはみんなで飛び込むレクレーション!!

動画は最後が特に見どころです(笑)!


■最後の1日はなんとデュークさんが活動している葉山のオーシャンヴァアで漕いでいるSさんが来島し、
急遽一緒にベルーガでボヤージングしました☆

なんとSさんは前日の父島のカヌー大会で優勝したメンバーだそうです!(子供の病気で欠員が出て、急遽代打で参加したそうです)
すごい!!

6月末にはこれもまた葉山のパドラーYさん夫婦が母島まで来てくれて、一緒にベルーガでボヤージングしました♪

いつもオーシャンヴァアの方のパドリングは洗練されていて、
とても参考になります!
本当にありがとうございます♪

この最高の景色の中で一緒にカヌーを漕げるのは本当に幸せなことです♡

一緒に漕げる仲間、家族、この自然に感謝の気持ちでいっぱいの3連休でした♪
あ~顔だけ日焼けで痛いっ(笑)!

ギフト~人生二度目のぎっくり腰☆

2019年07月05日 | 母島 日常 日記
■去る6月29日、人生二度目のぎっくり腰になりました(笑)。
現在は6日目で、だいぶ普通に動ける様になり、感謝の気持ちでいっぱいです。

去年、人生初のぎっくりになってからたった1年でなってしまいました。
今回は前回(足あげてギックリへw)と違い、
ガッツリ重いもの(カヌー)を持ち上げて、ピキッっとなりました。

母島でみんなに聞くと、
・寝返りを打ってギックリ
・布団を干してギックリ
・重いと思って持ったら軽くてギックリ
・くしゃみをしてギックリ
と色んなケースがあり、どんなときでもなるもんなのだなぁ~と思い知らされました。

今日はこうして小剣先山に登って集落を見渡せるくらいにまで回復したので有難い限りです。


■今回、カヌーを持ち上げて腰を痛めた時に、元医療従事者の妻は色々と深刻な心配をしてくれました。
脊髄を損傷してないか?
もう下半身が動かないのでは?
…最悪のケースが頭をよぎるようです。

基本的に楽天家の僕は、
痛いけど、仕事できないけど、
この状況を楽しむことにしました♡

いっぱい見たかった映画も見れたし♪

奇遇にも丁度、代診に来ていた診療所の先生が整形外科の先生だったので、
動けなくなった週明けの3日目に受信しました。

そこで的確な助言を沢山、頂きました。
さすがプロは違いますね~!

・足にしびれや痛みがないならヘルニアではない。
・軽いぎっくり腰(腰の筋肉の筋を痛めている)
・筋肉の損傷で内出血をしているので、1週間は冷やし気味、その後は血流を良くするために温めて良い
・1週間程度で動ける様になると思うので、その後は逆にどんどん動いてOK!


※全然関係ないですがハワイの様に美しい裏南京の景色です♪
綺麗なこの景色で仕事をしていた訳ですが、
ギックリで見に行けなくなる1週間でした(笑)。

今日からもう行けます!!


先生の的確な助言を頂き、やはり筋肉の問題と分かったので、
無理しない程度に、
出来る限りのリハビリをする事にしました。

予定していたお仕事を休み(2つの職場に迷惑をかけました)、
畑もできないし、寝ているだけ(座ってもいられない)もつまらないので、家族で海へ(笑)。

予想通り、海中は重力が軽くて、超楽ちん!!
海から出た後はまだ少し痛むけど、真っ直ぐ立てるようになりました♪

ぎっくり腰になった皆さん、歩けるようになったら、
海リハビリ、かな~りお勧めです♡

梅雨明けした美しい母島の海。


いや、遊んでいる訳ではなく、
純粋に僕にとってはリハビリなんです(笑)。
仕事を休んで、ただ海水浴しているわけぢゃあありません!

しかし、このリハビリに便乗して喜ぶ輩がいるのも事実です(笑)。

僕はリハビリ、次女や妻は完全にレジャーです(笑)。

こんな悲惨な、可哀想な僕の海リハビリに便乗して、
海を楽しんでいる妻と次女の事は内緒です(笑)。


毎日、海に入ります。
やっぱり海の中は重力の呪縛から解き放たれて楽だし、
水温が低い北港とかは、
ぎっくり初期には特に有効なのです☆


仕事も休んで、色んな方に迷惑をおかけしました。
本当に申し訳ない。



■梅雨明けした母島の景色もようやく楽しめる体調になってきました(笑)♪


なんと、7/2午前に大規模な崩落があった乳房山。

通行止めとなった東側ルート(頂上~舟木山分岐)は、もう使えないほど危険な状況らしいです。
人的被害が発生しなくて良かった。

集落から見ても、頂上右側の尾根が崩れて変わっているのが分かります。

崩落の瞬間、すぐそばにいた人がいて、恐ろしいほどの地鳴りが鳴って、大急ぎで退避したそうです。

大きな岩が遊歩道側に落ちて来て、手すりを吹き飛ばしたそうです。
自然の力の大きさを垣間見た気がしました。


■ぎっくり6日目でようやく普通にまっすぐ立てるようになっていました(違和感はまだ健在)。

お蔭で来島して案内予定だった獣医のご夫婦方々も無事に案内できました☆
喜んでもらえて本当に良かった♡

案内中に大きなものを発見!!

ふと道端に落ちていたバラミツの実です。

27センチのギョサンと並べてもその大きさが分かります。

さすがは南国果実。
でかい!!

そんなのが道端に転がっているのが母島です(笑)。


今日はカフェママヤでエリーさんのライヴもあり、夕陽と月夜の中、存分に楽しめた1日でした♪

友人も誘って、気持ちのいい時間を過ごせました(若干腰は痛いけどw)。

ぎっくり腰はなかなか動けなくて、実際は大変ですが、
日々の当たり前の軌跡に感謝し、その有難みを再確認するのは絶好の機会となりました♪

また、前回同様、腰を痛めている人の気持ちも再確認するギフトにもなりました。
前かがみで腰に手をやって、歩く意味に大いに納得できたのです。
あれ、手をブラブラさせると手が重くて、腰にくるという事実でした☆

今度はもうならないように、色々体を鍛えていかなければいけないと実感しました!
結構増えた体重をこの夏は減らさなければ(笑)!!


■梅雨明けして、雲はどんどん高くなります。

大好きな入道雲です♪

そんな中、夕陽を見に行けると言う日常の有難みをヒシヒシと感じます。

毎日見ても同じ景色は1度もありません。

子ども達、この景色が実は当たり前じゃないんだよ~~~!

有難いの字の如く、
有る事が難いほど、貴重な日々を生きている再確認となるぎっくりな1週間でした。

今度の七夕は父島で長女が留学前の最後のフラオハナがあります♪

エリーさんのライヴでも披露された、メレ・オハナ。

去年、母島で最期に踊ったフラオハナを思い出してしまいました。

思う存分、父島最期の高校生活を味わって欲しいです☆