小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

今自分にできること

2011年04月23日 | 母島 農 日記

■今回の東日本大震災の爪痕は被災地にも、僕の心にも今もなお大きく残っています。
あの日から原発のことを考えない日はありません。
余震が続き、原発が放射能を撒き散らし続けている今、まだまだ震災は現在進行中だと思い
ます。
一日もはやい復興を願ってやみません。

福島では放射能の許容範囲の基準がどんどん引き上げられ非難が支援されず、日本各地の原
発反対のデモは報道されず、終いにはインターネットの情報操作まで行われる今、国民の安
全よりも、経済と保身ばかりを優先している政府の動きは、やはり頼りにならず、自分たち
でやれることをやらなければならないなと感じます。

食品の安全性はどんどんゆるくなるので、自己防衛しかないと思います。
参考までに食による放射線対策を紹介します↓

http://macrobiandays.blog100.fc2.com/blog-entry-67.html
仙台の親戚からは放射能は禁句ムードだと言われました。
ただでさえ震災で心身くたびれているのに、さらに心配材料は増やしたくない心情のようです。
ですが、動いていかないとヤバイ状況だと思います。
安全より経済優先にしてきた私達が今の50基の原発を生んで来たのですから。
上の権力者の利益のために、地域の安全を無視することは今後はありえない話です。

■さて、自分にできることは何か?と考えてみると、やはり百姓として安心・安全な作物を作り続けることだと思いました。
島に来る本土からの食品はほとんどが関東圏。
福島から約1500kmの小笠原の食糧生産は生きる希望につながります。
だって島民の食糧の90%は内地からのものですからね(泣)。

■さて最近の畑ですが、夏野菜の作付けの真っ最中です。
今年は野菜の初出荷を目指して、島の自給アップの早期実現をめざして畑を10a増やし、

主食のお米(陸稲)、サツマイモも作付けしました。
野菜はオクラ、ローゼル、モロヘイヤ、甘長トウガラシ、スイカ、メロン、キューリ、ゴー

ヤ、チンゲンサイ、ニンジン、ナス、ゴボウ、ささげ豆、島インゲン、落花生etcなど。

・サツマイモは先日島の農家さんから250本の苗を頂きました。
本当にありがたいです。
秋に沢山の実りをつけてもらえますように…



・春菊は可愛い花を咲かせています。こうなると葉はかたくて食べれず、あとは種取りです。
この冬は本当に美味しい春菊をたらふく食べることができました。


・ゴボウは不耕起、無肥料でも立派に育ってくれました!
粘土質のラテライトでは収穫は骨が折れますが(笑)、本当に嬉しかったです。
島の友人からは「島でもゴボウができるんだ!?」と驚かれるほど、島では馴染みのない野菜です。


・ニンジンも不耕起、無肥料でもこんなに立派!
売っているものより小振りですし、形もぼこぼこしていますが味は絶品でした。
しっかり昔ながらの「ニンジン臭い」味がして美味しいです♪


・ミニトマトは今最後の収穫を迎えています。
これも友人から酸味と甘みが最高だと褒めてもらえてすごく嬉しかったです。
無肥料、不耕起で下草と虫除けでバジルを生やし、ほとんど水をあげないせいか、皮がしっかりして雨の後でも割れにくく、酸味がいい感じに出てきます。
大玉トマトはまだ挑戦してませんが、来季は挑戦してみたいですね♪


頑張れ日本!
頑張れ百姓!!