小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

車が見えない島暮らし~「沖島」に行って来ました!

2023年11月17日 | 島旅
■今回、念願の沖島に行って来ました!
沖島は滋賀県、琵琶湖に浮かぶ小さな島で、
人口250人。
なんと日本唯一、湖にある有人島なのだそうです。

以前から宝島の仕事や妻からこの島の存在を聞いていて、
ずっと気になっていました。

今回はなんとか少しだけ時間が出来たので、
少し足を延ばして弾丸でお邪魔してきました☆

島を知るって、やっぱりすごく根源的に大事な部分を学ばされます。

沖島は僕の想像を超える島でした♪
なんと車がほとんどなく、
住民の足は歩きか自転車!!

つまり、エンジンの音がほとんど聞こえない島なのです。
※湖を走る船のエンジン音は時折聞こえます。

完全車社会でない田舎という意味で、
生活圏のすべてを“歩きでまかなえる”母島を好んで暮らしている僕にとって、
この車のほとんどない沖島は大好きな雰囲気の漁村でした☆

僕が行った時はずっと雨が降っていて、
住民もネコもほとんど見かけない状態でしたが、
集落のあちらこちらにある畑や漁具、
暮らしの雰囲気が観光向けに綺麗に整備されたものではなく、
あくまで暮らしが現在進行形の島だったのです。

様々な事情で、滞在時間はたった2時間でしたが、
集落はほとんど歩けましたので、
次回は家族でゆっくり来たいと思っています(#^.^#)


■そんな沖島ですが、最初から宿とアクセスという困難が待っていました。
やっぱり離島はそうじゃなきゃ(^_-)-☆

宿は4人以上じゃないと泊まれないらしく、
早速撃沈(涙)。

沖島には○○漁港から船で10分の距離です。
だいたい1時間~2時間に1便の動きで動いています。

昼に議員研修が終わり、
速攻で最寄りの近江八幡駅に向かったのですが、
着いた時にはすでに沖島に14時に渡る船に間に合うバスはなく、
タクシーを頼ることにしました☆

このタクシーの方が沖縄出身でとても親切な方で、
沖島に行った事はないけれど、色々と教えてくれました。

沖島からの戻りは16時15分○○漁港発のバスが最後であること、
漁港にはタクシーの待機がない事などなど。

帰りのバスに乗り遅れた場合は連絡くれれば迎えに行くよ!
と連絡先を伝えてもらい、なんとか14時15分発の船で沖島行きの船に乗ることが出来ました。

船待ちには島の学校向けの冷蔵庫が置かれていて、
食材がここで一時保管されている様でした。
子供達のお礼の文面がとても愛おしいです♪

船待ちにはざっくりとした地図があり、
聞くと端から端でも歩いて30分はかからない程度、
ということでした。

雨の中小さな船客待合所で船を待っている間、
これから仕事で沖島に渡る方とその友人さんと知り合いになり、
色んな情報を聞きました♪
めっちゃ有難い!

なんとその友人さんは滋賀に住む友人の奥さんが、
父島出身の人らしく、僕がその親を知っている方でした(#^.^#)
なんと船に乗る小銭のなくて困っていた僕に小銭も出してくれて(結局ポケットから出てきて、すぐにお返しできました)、
帰りにバスに乗り遅れたら来るまで来ているから宿まで送るよと、
親切に話してくれました☆
まさに旅の醍醐味です!!大感謝!!


■船に乗る際には沖島に渡る人向けの8つのルールが書かれていました。
興味深かったのが、漁師は深夜に漁に出るために日中は寝ているので、
静かに過ごしてくださいとのことでした。

まるで西表の舟浮に渡る船のような、
とてもコンパクトな船に乗り、
船頭さんに往復代の1000円を渡します。

船の中は頑張ると20人は乗れそうな感じでした☆
おきしま丸、島の生活を支える船!


■憧れの沖島に着きました!

板張りの壁の家が並ぶ、まさに漁村といった感じです。
サイズ的には鳩間島を彷彿させてくれましたが、
作りが沖縄の家ではなく、完全に日本の漁村です。

港の桟橋には大きな鐘がぶら下がっておりました。

綺麗な大きな案内看板もあり、
とても分かり易くまとめられていました。

ネコの島と聞いていて、楽しみにしていたのですが、
あいにくの雨と寒空でネコの姿は拝めませんでした(ToT)/~~~

昼ご飯を島の鮒寿司を食べるために我慢してきたのですが、
予想通り不定休のカフェ「いっぷくどう」はお休みでした(´;ω;`)
他の飲食店も4人以上要予約で営業ゼロ!

しかし、とても面白いのが、
家と家の間の路地の細いこと!
さすが車社会でない島です。
みんなが歩きや自転車で暮らせるということは、
子供達の遊び場がそこいら中にあるということです☆

そして、とにかく三輪自転車の多い事!!
これは面積当たり日本一ではないのでしょうか?
想像すると、高齢の方が乗るのに転倒の危険も少なく、
そして積載するのに向いているので、
小さな漁村には最高の乗り物と思えました(#^.^#)


■僕が母島の大好きな点の一つに、
田舎なのに車が無くても暮らせる社会であるという部分があります。

日本の田舎で車社会でない地域は、
かなり限られてきます。

これは年を重ねても、ずっと歩いて暮らせるし、
足腰が普段から鍛えられて、健康寿命が延びる要員になると思います。

なので道幅は基本的にギリギリ軽自動車が通れる範囲で、
複線道路はその半分で、とてもいい雰囲気でした♪

ほとんど落ちていないゴミ、
生活のゴミ回収、
宅急便の配達などはどうしているのか、
とても興味がわく分野です。

自分がゴミ回収や宅急便、郵便の配達をしているので尚更気になります。

道端には色んな所に畑があり、
レタスや里芋、ラッキョウやキャベツなど豊富に植わっていました。
道端に普通野菜の畑があるのは母島にはあまりない光景です。


■海岸線を歩いて行くと、
消防艇庫があり、立派な消防艇がありました。

万が一の火事の時は豊富な琵琶湖の水を使いながら、
この消防艇が島の生命と財産を守るのでしょう。

僕も母島で消防団をしているので、
ここも気になる部分です。

道幅が車向けに広くないので、
琵琶湖のほとりで暮らす沖島を守るには確かに船が実用的な気がしました。


公園には不思議なオブジェ?もありました。
雨で島民もあまり見かけないので、謎は深まるばかりです(#^.^#)
今度ゆっくり滞在できるときはこの謎も聞いてみたいと思います。


歩いて行くと、沖島資料館がありました。

もちろん要予約でお休みでしたが、
中は覗けて、漁具などが展示されている様でした。


その先にはとても立派な小学校がありました!
今は20人以下程度の生徒が通っているそうです。

母島が人口450人で小中学校の生徒が35人くらい。
人口250人の沖島で小学生だけでこれだけいるのはなかなかな状況なのではないでしょうか?

また感じのいい裏路地のような道を歩いて、
集落を進んでいきます。

住民側の気分になると、
観光客が自宅の周りをウロウロするのはあまりいい気分ではないとおもうので、
出逢ったら必ず挨拶して、少しだけ世間話などをしたりしました。

あまり時間がないので、世間話程度しかできず、次回の宿題です♪



■集落を周り巡って、港に近くに来ると島唯一に見える、
車2台に重機が2つ停まっていました。

ガソリンスタンドも見当たらないので、
燃料は本土から細かく運んでいるのでしょうか?

凄い数の漁船がならび、
その燃料補給ステーション(軽油)は港にあったので、
何らかの方法で運んでいるのでしょうね(#^.^#)


集落を越えて、西の奥に泊りたかった宿があるので、行って来ました。
4名以上から宿泊可の「湖上荘」です。
この日はお休みだった「いっぷくどう」を経営している方が、
この宿もやっているそうです。
いつか泊まってみたいと思っています!!

この宿への湖畔の道がまたとても良い感じで、
すごく静かでまったりと出来ました。

ちらほらと釣りをしている方がいて、
簡単な挨拶を交わしました。
ブラックバスばかりのイメージでしたが、鮒とか釣れるのでしょうか?

歩いてぐるっと回って戻ってもまだ少し時間があったので、
高台にある神社へ参拝し、
旅の無事と家族の健康を祈り、
帰りの船に飛び乗りました☆

帰りの船では小学生が6人位乗っていて(本土の子たちかな?)
近江八幡へのバスの中が大合唱やワイワイ騒ぎになり、
運転手さんが一人一人の名前も知って、把握していて、
田舎らしい和やかな雰囲気で帰路に着きました(#^.^#)

さあ、次回は京都①綾部編です!!


2 コメント

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Unknown (昭JIJI)
2023-11-23 21:48:39
琵琶湖の沖島へ行かれたのですね。
ここには、民泊の「湖心KOKO」というところがあります。
ただし、食事について自分で用意するか、婦人会へお願いすることになりますが。
>コメントありがとうございます。 (ジャイアン)
2023-11-27 08:56:20
<昭JIJI様
さすがです!素敵な情報ありがとうございます☆次回行くときはそちらに泊ってみたいと思います(#^.^#)

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