小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

謹賀新年2016 ~新鮮な島正月

2016年01月04日 | 母島 日常 日記
■新年あけまして、おめでとうございます!

小笠原に移住して14年目を迎え、
今年は初めて年越しで月ヶ岡神社に夫婦で初詣に行きました。(長女は友達と次女は爆眠)


夜の境内はより厳かで雰囲気があります。
時刻は0時を過ぎ、小さな除夜の鐘を鳴らします。


今年は境内で古くなった神輿を燃やして天に還していました。
炎の揺らめきはどこか人の心を惹きつけます。

人は他の動物と違う点は火を扱うところ。

きっと
石器時代に小笠原に住んでいた
太古の昔の人間達も
こうして火を囲んで色んな想いにふけっていただろうなと感じました。

集まった人たちもどんなおもいで、
この炎の揺らめきと向き合ったのでしょうか。


1/10には青年会主催でどんど焼きがあります。
当たり前の火に触れる機会が少ない現代。
焔を囲んで、悠久の時間を感じてみるいい機会なのかも知れません♪

■そして早朝からは僕は年賀状の配達です。
遠い友人知人に想いを馳せて年始の挨拶を送る。
そしてその束を各家庭に配達する。
朝、ポストを見る人はウキウキしながら取りに来る姿を想像します☆
新年のこの仕事が僕は大好きです♪


その後は青年会による手作りの獅子舞いが集落を周ります。

今年も家族一同噛まれて、
1年の家内安全をご祈祷しました♪

玄関には子供達が作ってくれた門松があります♡

■毎年思うことですが、
母島では年末年始休みなくゴミの回収があります。

元旦は可燃物、生ゴミ、空き缶の回収。


私たちが初詣や海開きでワイワイやっている中も、
こうして人の暮らしを支えてくれる人達がいる…

本当に有難いものです。
回収の人にお礼を伝えて聞くと、
「年末年始休む以上に、その後の溜まったゴミや腐敗した生ごみを集める方が大変だからさぁ~。」
とのこと。

本当にありがとうございます!


■その後は御嶽神社にも初詣に行きました。

人の気配がなく、いつも静かな御嶽神社。
飾られた小さな鏡餅と正月飾りが愛らしいです。

こちらでは昨年の感謝と
1年の農作物の無事の成長を祈らせて頂きました。

その後は海開きへ。

美味しい樽酒を飲みながら南洋踊りをして、
島の郷土料理のウミガメの煮込みを食べながら、
カメの放流を行います。

搾取するだけでなく、
保護増殖も人が関わるこの流れは
一見矛盾しているようですが、
とても大事な気がします。


■2日は午前中は内地に渡る友人を見送り、
午後は新春羽根つき大会。

年末にみんなで作った竹の羽を島のタマナの羽子板で打ち合う楽しいイベントです☆
みんなで円陣を組み、何回続くかチャレンジ!!
今年は保育園児を含めたメンバーで12回まで続きました♪


その後は恒例の小剣先に登り、集落を眺めます。

起きな声で集落に向かって叫ぶと、
多くの人が応えてくれます(笑)!

■3日は家族で北港まで(約10km)歩こうと妻と計画していたのですが、
子供達の反対にあい(笑)、予定を決めずゆっくり過ごすことに。

これがまたピースフルな雰囲気でとても幸せでした♡
お昼はおはぎと分担を持ってフルーツロードへ。
ザトウクジラを眺めながらゆっくりランチを食べました。

極めつけは夕方の美しい夕焼けです。

子供達は別で遊びに行ってしまったので夫婦だけでゆっくり壮大な夕焼けを堪能しました♪
こんなに素晴らしい夕焼けは久々です。

べた凪な海にはザトウクジラの姿も見えました。


永遠には続かない自然が織りなすこの美しさに息を呑みます。

こんなひと時を過ごせるのが何よりも幸せでした♪
去年は元旦から鳥を保護しようとして足を縫う失敗をしましたので、
今年はとても幸せなお正月でした(*^。^*)

新年はより大きな視野を持ち、
常に感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいものです。

本年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m