農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

水分15%の衝撃

2016-10-07 20:46:57 | 農作業
稲刈もラストスパート。
今日から「べこあおば」の収穫を始めました。
残り600aです。

「べこあおば」は大粒の多収穫品種で飼料用米として作付け。
籾は契約している鮭川村の養鶏会社アイオイに全量納品します。

刈り取りを一番最後にした理由の一つは、
田んぼでいくらでも水分を落として乾燥機のコストを下げること。
いわゆる立毛乾燥を期待したのが大きな理由です。

刈り取った籾を乾燥機に張り込み、
仕上がり水分を15%に設定して乾燥ボタンをオン。

さて開始水分はいかほどに(乾いているかな)・・・

なんとほどなく乾燥機は停止してしまいました。
表示を見ると、水分が設定した15%にすでに達していたのです。

念のため籾を玄米にして卓上水分計で測ってみると・・・
信じられない数字が。
(水分14.6%)!!!

こんなことがあるのでしょうか。
確かに刈り取り時期は大幅に遅くなりましたが、
特段枯れてしまっているわけでもありません。
「べこあおば」は田んぼですでに15%以下に乾燥していました。

したがって乾燥機はただ通過させるだけ。
灯油を炊いて熱風に当てる手間が省けましたが・・・
なんか釈然としないのはどうしてなのでしょう。
あのイネ姿で水分15%?

おかげで今日の稲刈作業は意外な展開になりました。
会館に乾燥機は2台しかないのに、
3台分の籾が収穫できたのですから。
(1台目を2回転できた)



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