記事転載 ---------------------------------------------------------
同園はこども園の認定を受けた2015年度以降、運営のため、年間約5千万円の公費を受給。保育士の人件費も含まれている。
市などによると、同園はこども園への移行に伴い、市に雇用期間や賃金を記した契約書を提出。一方で一部の保育士と内容の違う契約書を交わしていた。
“裏契約書”には、欠勤や遅刻、早退をした月は給与から1万円減額すると記載。無断欠勤すれば無給のボランティア勤務7日間、30分以上の遅刻なら2日間などとした。
保護者を待たせた場合は「10日間のボランティア勤務、お客さま宅に謝罪」ともあった。
また、祝日などで保育士の休日数が園の規定よりも多い月は、日数に応じて給与がカットされていたという。
裏契約書は16年度になくなったが、その後も雇用状況は変わらなかったという。
同園の保育士は「1日働いても無給で理不尽に感じたが、園の方針で従うしかなかった」と証言。