『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

【人生100年時代・定年後の居場所】「好きなことを仕事にしたい」

2019-09-21 10:26:44 | 日記
健康寿命が75歳その後、人生100年時代を考えると、65歳まで働いても、お金が足りません。 やりたいこと行きたいとこが沢山あっても、毎日が日曜日になってしまうとやる気事態が失せるような気もします。65歳を過ぎても、 社会との繋がりを持つことが必須でしょう。嫌いなイヤな仕事は長続きしないし、適度な運動・飲酒も量を減らさなければいけません。又高齢化・働き手不足社会を過度に悲観的になる必要もありません。自動運転や無人店舗はもう目の前です。結局、資産や地位とは関係なく誰かに必要とされ、楽観的に役立つ生き方をする人が一番幸せなのかもしれません。

以下抜粋コピー

高齢者の車の事故が、マスコミでよく報道されている。私も60代半ばになったので、免許の返納はまだ先だとしても、次回の買い替えでは自動安全装置が付いた車にしようと思っている。

 妻からは運転の問題より、「何度走っても道を覚えない」とよく指摘される。道路地図もすぐに頭に入らないので繰り返し見ることが多い。かつて『話を聞かない男、地図が読めない女』というベストセラーがあったが、「地図を読めない男もいるのだ」と自分につぶやいたことを思い出す。今はカーナビがあるので何とかなっている。なぜ自分は道を覚えないし、地図が読めないのかについて納得できることがあった。

 かつて大阪市内のハローワークで、「就活の勘違い-採用責任者の本音を明かす」というテーマで講演したことがある。若い人向けの就活講座を依頼されたのだ。

 「もしあなたが人事課長だとしたら、どういう基準で採用の可否を判断しますか?」という問いかけをして、採用する側の立場から就活を考えるワークを行った。

 講演の前に受講者を対象とする職業適性検査が行われた。少し早く会場に着いたのでハローワークの担当者に依頼して私もその検査を受けることにした。適性検査を受けたのは三十数年前の新入社員時代にシステムの適性検査を受けて以来だ。その時は、システム部門に行きたくなかったので、無理に間違った回答をした記憶がある(いけない新入社員だった)。

 ハローワークで受けたのは、GATB(General Aptitude test Battery)と呼ばれていて、アメリカ労働省が開発したものを日本の厚生労働省が研究、改訂を重ねた検査らしい。

 円の中に点を打つ、文字・数字の間違いを見つける、加減乗除の計算を行う、展開図で表された立体形を探し出す、文章を完成するなどの各種検査を短い時間にどれだけこなせるかがポイントだった。

 講演が終わった後に、受講者と同様に私にも結果が渡された。言語能力や数理能力などの知覚系は良いが、空間判断力や形態知覚などの得点が劣るという結果だった。これは間違っていないと直感した。

この結果で適性のある職業群をチェックできるようになっていた。私は学術研究、医療および法務などの職業適性はOKだったが、デザイナー、イラストレーター、電算機オペレーター、クレーンの運転手などには適性はあまりないようだ。これもなかなか当たっていると思っている。工作などは小さい頃から不得意だった。職業についても自分の得意分野や苦手意識とほぼ一致していた。

 最近の就活生や転職を考えている人の話を聞くと、「好きなことを仕事にしたい」「夢中になれることが見つからない」などと話す人が多い。

 しかし、20代のうちから好きなことを見つけている人ってどれくらいいるのだろうか。何か無理して見つけ出そうとしているような気がするのである。いやなこと、不得意なことは分かりやすいので、それはやらないと決めることが、まずは大切ではないだろうか。 ■楠木新

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