採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

那須の屋根工事:業者選定、足場

2022-10-07 | +実家・那須

ここのところ那須にちょくちょく行っているのは、屋根工事をしているからです。


はじまりは、春ごろだったか。
那須の庭で何かしていたとき、
「いま近所で工事をしている塗装屋ですが、おたくの屋根、そろそろ塗った方がいいのでは」
と声をかけてきてくれた人がいました。
しばらく前から、コケとかも生えてきているし気になっていたので、その塗装業者さんに見積をお願いすることにしました。

うちの屋根はアスファルトシングルという柔らかい素材で出来たタイプです。
このタイプの屋根について自分でも調べてみて、屋根のリフォームには、いろいろな工法とそれぞれメリット・デメリットがあることが分かりました。
家の屋根なんて、これまでの人生、気にしたことがなかったし、瓦かそうでないか、くらいしか見分けつかないし、屋根の部位の名前も分からないし、はじめはほんと、ちんぷんかんぷんでした。

1■足場を組むか組まないか(塗装するかそれ以外か)
・足場を組まない場合=既存屋根に塗装(塗装でも足場組むという業者もいる)
 メリット:足場を組まないのでその分安い。
 デメリット:既にかなりボロくなっている屋根材に塗装しても、効果は数年程度の可能性もある。「工事費÷耐用年数」で考えると、安いかどうか不明
・足場を組む場合=各種工法(葺き替えまたはカバー工法)
 メリット:葺き替えでもカバー工法でも、新しい屋根材を使うことになるので耐用年数は長い。あと、足場を利用させてもらってして、DIYで壁とか塗れちゃうかも。
 デメリット:足場を組む分、値段が高くなる

2■既存屋根材を剥がすかカバー工法か
・既存の屋根材を剥がす
 メリット:屋根の土台のいたみなどが分かる
 デメリット:剥がす手間、剥がしたものの処分費などがかかるため、割高
・既存の屋根材の上に次の屋根材をかぶせる(カバー工法)
 メリット:既存の屋根の上に施工するため、剥がす手間、処分費がかからず割安。
 デメリット:何十年か後に再度の屋根工事が必要になった場合、この上にさらにカバーするのは不可。
 その時は全部剥がすことになり、剥がす手間がかかり、廃棄物は2倍となる。
⇒剥がすのではなくカバー工法がよさそう。

3■新たに施工する屋根材
・アスファルトシングル
 メリット:少しだけ安い。(原価は相当安いらしい)
 デメリット:ぺらりとした柔らかいちゃちな素材のため耐久年数は鋼板に劣る。
・ガルバリウム鋼板
 メリット:丈夫。耐久年数が相当ある。(屋根屋さんのYoutubeではこちらを勧めていました)
 デメリット:割高。雨音がややうるさい。
  (あと私の想像ですが廃棄するときは相当かさばりそう)
⇒もともとがアスファルトシングルで、ぺらっとした薄い素材だけれど、結局25年ほどももったので、(もし塗装でないならば)使う素材は同じでいいかなー・・・。

見積もりをお願いしたくても業者のあてもなく、最初は途方に暮れました。
いろいろ探して、「家仲間コム」というリフォーム業者相談サイトを発見。
相談内容を投稿すると、我こそはという業者さんから返事が頂けて、見積もりも依頼できる、というものです。

塗装かカバー工法かも含めて相談したところ、いくつかの業者さんからお返事が。
塗装業者さんと、屋根葺き業者さん、両方に相談することができました。
見積もりを見てみると、たとえ足場を組んだとしても、やはり塗装の方がだいぶ安くて心惹かれます。
でも、屋根表面以外にも直した方がいい場所があったこともあり、足場を組んで、アスファルトシングルでカバー工法にすることにします。

同じ工法で、ほぼ近い見積額のところが2社あったのですが、今回は、対応がとても丁寧だった「アールグレイ・パートナーズ」という業者さんに依頼することにしました。


好印象のひとつはこの現地調査報告書。

那須屋根工事

無料見積もりの段階で、現地に行って、屋根の上にのぼって写真を沢山撮って、報告書をつくってくれました。

そして最初の見積もりの依頼内容にはなかったのですが、次のような破風板の損傷も報告してくれました。

那須屋根工事

こういう指摘・提案ができるのがあるべきプロの仕事ですよね。


破風板をいじるのはやはり足場を組んだタイミングがチャンス。
最終的に、破風板を鉄板で巻く修理も含めて作業してもらうことにしました。
(板材を交換し塗装するより、鉄板巻きが安かった)

折角足場を組むので、その間にDIY作業もやれるかも・・・。
しばらく前、お隣のログハウスが足場だけ組んでもらって、外壁や屋根の塗装をDIYでしていたのです。あの様子を見ると、足場ってとっても快適そう・・・☆

先日行って、足場の様子を撮影してきました。

那須屋根工事

正面。

那須屋根工事

正面から右側に進んだ側面。


那須屋根工事

裏面。
よくみると、結構あっさりした足場なのが分かるでしょうか。
一番下の横構造は鉄パイプ、その上が鉄板状のもの、その上は鉄パイプで、更に上は鉄板。
板と板の間には階段などはなく、パイプづたいによじ登るような構造です。

那須屋根工事

さらに進んで、家の左側の面。

那須屋根工事

ベランダにある足場には階段がついています。
そこを登って屋根をみてみたところ。

那須屋根工事

こちらも屋根。
これって、足場というか、鉄パイプ。

お隣の足場がどうだったかよく見るのを忘れていましたが、こんなあっさりしたものだったのだっけ!?
「これって足場組み立て作業中じゃないですよね?」
と念のため聞いてみましたが、これで完成だそうでした。
ガッチリした足場にしてしまうと、逆に屋根を葺く作業がやりにくいのだそう。
なるほどそうだけど・・・。

おそらく素人用とプロ用の足場はだいぶ違うんじゃなかろうか。
わーい、足場だ~、と、平面と階段からなる構造を楽しみにしていましたが、これは鉄骨。
むむーん・・・・。


那須屋根工事

足場に登ってみると、屋根の上にコケが生えているのがよく分かります。
このあと
・ケルヒャーのようなもので異物を掃除
・谷部分に樹脂素材の平らな樋のようなものを固定
・いまの屋根材の上から防水シートを貼る
・その上からアスファルトシングルを専用の釘で固定
という感じになるそうです。


那須屋根工事

屋根の下に見える板材、破風板の損傷。
ここはおそらく一番ひどい場所。
蜂がどこかに巣をつくっていたそうなのですが、ここかしら・・・。
すごい穴です。

こういう場所は、板をまず継ぎ接ぎして直してから破風板全体を鉄板で巻いていくのだそうです。


また行って、いろいろ見てきたいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 栗2022 | トップ | 那須屋根工事:業者作業進行... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

+実家・那須」カテゴリの最新記事