採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

変わった作り方の林檎ケーキとアップルパイ

2007-01-17 | +お菓子(西洋)
1月13日、あまりおいしくなくて減らなかったサン陸奥を剥いてオーブンで煮ておきました。サン陸奥を加熱したのは初めてだけれど、煮とろけないタイプでした。
都合2時間ほども、低温で重めの落としぶたをして加熱し続けたのだけれど、かたちがしっかり残っています。
ぼんやりした甘さで、しかも鮮度もやや失われてしまっていて、全然期待していなかったのだけれど、煮詰めてややカラメル状に色づいたりんごはなかなかのおいしさ。以外です。
これを使ってタルト・タタンにしてもよさそう。
でも、ちょっと変わったものがいいなあ。何にしようかしら。
レシピファイルを見ながら悩むのも、また楽しいものです。

翌日、一番変わった作り方のお菓子を作ることに決めました。
本には「りんごブレッド」という名前で出ていました。

一般的なバターケーキは、バターと砂糖をすり混ぜ、そこに卵(卵白を別に泡立ててあとあとで加える場合も)、最後に粉、という混ぜ方。
または全卵を泡立て、粉をまぜ、更に液状のバターを加えるというジェノワーズタイプもあります。
キャロットケーキで作ったことがあるのは、卵、にんじん(水分)、液状のオイル、砂糖を混ぜておいて、それと粉を混ぜるというやり方。
バナナケーキで作ったことがあるのは、卵、バナナ(水分)、砂糖を混ぜておいて、粉を混ぜ、最後に溶かしバターを混ぜる、というやり方。

今回のはそのどれとも違うのです。

なんと、粉と砂糖とバターを、パートブリゼを作る時のように(ブリゼ生地には砂糖は入らないけれど)サブラージュ(粉チーズ状に)するのです。
バターの量は、パウンドケーキの基本なら粉とほぼ同量ですが、このレシピでは半分程度(パートサブレに近いですね)。そしてそこに、粉と同量の卵と、ヨーグルト(バターと同量)を混ぜた液体を加えて混ぜるのです。一体どんな仕上がりに?

あまりに謎なので、分量は正確に、スパイスもレシピにないので加えませんでした。でもお砂糖の一部をジンジャーシュガーにしてみました(TakanoKumikoさまありがとうございます~)。
あと、べーキングパウダーがなかったので重曹を(レシピの半量にして)。林檎の量は適当にして、あと、ナッツが好きなので松の実も入れてしまいました。
(これでもレシピ通りといえるのか!?)

フードプロセッサがあるので作業は簡単。
あっというまに生地が出来てしまいます。
固めの生地だったので、りんごを混ぜるとき、ちょっとちぎれてしまいました。

どうなるかな?


2006/12/14作 りんごブレッド


りんごがちょっと沈み気味(この断面はそうでもないけれど)。
そして、なんか色がまだらでは??
何故?
重曹や砂糖がよく混ざっていなかったのかしら?それともりんごの水分のせい?
不思議だ。本のコピーは白黒なので、本来どういう色であるべきなのかは不明。
(でも、まだらってことはないですよね)

バターケーキとは全く違う、ぶりん、とした食感。つやのある気泡が見えます。蒸しパンみたい、と言われましたが確かにそのとおり。
全体にしっとりしています。かなり煮詰めたと思った林檎からもまだ水分が出たようでりんごの周りは湿った感じになってしまいました。
「カフェでホームメイドデザート、とかいって出てくるお菓子にこういうのあるよ」との嬉しいフォローを頂きました。

もう一度作るとしたら、林檎をもっと煮詰めて酸味を強めにし、生地にはシナモンなどのスパイスを入れるのはどうだろうか。
バター使用量が少ないし、何しろ簡単だし、また作ってもいいかなー。


そして余った煮リンゴで、パイシートアップルパイ作成。
パイシートをさっくり焼き上げるのが今年の(?)課題なのです。
ところがやっぱり・・・。


2006/12/14作 パイ皮しっとり(涙)アップルパイ


表面の焼き色だけ見て判断してはいけなかったみたい。
全然まだまだでした。生ではないけれど、サクサクではありません。
パイだけ空焼きして、具を詰める形式の方がいいみたい・・・。
あーん。

まだ買いおきがあるから練習するもんね。

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2 コメント

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Unknown (takanokumiko)
2007-01-21 21:55:48
ジンジャーシュガーお味いかがでしたでしょうか?
fujikaさんのおうちの食の豊かさにいつもよだれです。
アメリカの開拓時代時代みたいなレシピですね。バター少な目は体によいことです。と私がいっているのもなんですが・・・。
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まだら (●takanokumikoさま~Fujika)
2007-01-22 18:18:56
ジンジャーシュガー、おいしいです~。
そのままが一番生姜っぽいです。(当然ですが)
お菓子の砂糖の一部として使うとそれほど辛くなくて丁度いいです。ジンジャーブレッドほどに利かせるには砂糖の全量をこれでおきかえるとよさそうですが、勿体ないなーと思っているところです。

今年は、Takanoさんに見られても恥ずかしくないようなお菓子をもっと作りたいです・・・。
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