英語そのほかヨーロッパで使われているタマリンドという名称は、ペルシャ語のTamal-i-Hindi(インドのナツメヤシ)から来ているそうです。
熱帯アフリカ原産で、太古にインドに渡来したというのが定説であり、現在では、世界中の熱帯地域で広く栽培されているそうで、熱帯各国それぞれタマリンドとは全く違う名称を使っているようです(例えばタイではマカム、インドネシアではAsamアサム)。
タマリンドには、料理に使うとても酸っぱいものと、このようにフルーツとして食べる甘い種類があるそうです(スイート・タマリンドはタイで栽培)。
上の写真はスイート・タマリンドなのですが、私は干し柿やデーツを思い起こさせる食感と味だと思いました。ただ、酸味がちゃんとあります。酸味があるから干し柿より好き、という人もいるかもしれません。それほど癖はないように思いました。
ナツメに似ている、という意見と、似ていない、という意見、両方ありました(私はナツメの味の記憶がないのでよく分からないのですが)。
酸味の正体はクエン酸、酒石酸だそうで、未熟な実の汁は金属磨きにも使えるそうです。
おいしいけれど、種の周りについた部分はそれほど沢山はないので、(例え種沢山でも)干し柿に比べると歩留まりが悪い、というか食べにくいです。
でも1個食べると意外に満足感があります。夕方1つつまんだら空腹をしのぐのに役立ちました。調べてみたらタイではこのタマリンドを登山などの携行食にするそうです。道理で!
果肉のほか、若い葉や花(酸味があって食用)、木材(杖やまな板、すり鉢、農具)、樹皮(薬用)、果皮(染料定着剤)など木のほとんど全部が有用なのだそうです。
それにしても見慣れた豆類とは全然違いますよね。
空豆などは鞘の方にフカフカがついていて、豆は簡単にぽろりと穫れてきます。
タマリンドは鞘が薄っぺらくて、種の周りになにかくっついています。
このネットリ部分は種を保湿するために発達したのかな?でも豆類は、一旦乾燥してもまた水分条件がよくなれば(ふっくら戻って)発芽しそうなものだけれど。
この酸味のある部分ごと鳥に食べてもらって、種子を広めようという作戦かな?
ネットリ部分には虫の嫌いな物質が含まれているとか?
【参考ページ】
ウィキペディア タマリンド
熱帯果樹写真館のタマリンドのページ
横浜にあるインド料理レストランガネーシュHPのコラムのタマリンドの項(タマリンドの各国語での名称が沢山あります)
タイ国パヤオで果樹園とボランティア活動をされている方のHPの果樹の森熱帯森林公園のタマリンド
熱帯果物紀行の熱帯果物図鑑(全く未知のフルーツの写真が沢山でとても見応えがあります)のタマリンドの項
タマリンドというもの、先日初めて見ました。知人からの頂き物です。
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エスニックなお店でタマリンドジュースを買って飲んだときあまり美味しくなかった事を思い出しました。
ソースなどにも結構使われてるよね。
インドではカレーの酸味づけにもするようですし、タイにも酸っぱい料理多いですよね。
「お湯の中でもみ出す」というレシピの説明がこれまで不思議だったのですが、このネットリ部分を溶かし出すのか~、と実物を見て納得でした。
お見それしました~。
益々fujikaさん尊敬してしまう!!
僻地の山村に紛れ込んで話が通じなくて・・・というお話だったかしら。もう一度読んでみなくては。
「紙魚」というペンネームからなにか坂田靖子風のかほりがしましたよ~。うふふ~。
食べ物だよと言われなければ、食べられるのか堂かもよくわからない風貌ですよね。(笑)
甘いのに酸っぱいというのが私の場合かなりツボで、このお味は大好きです♪
割れたりしていなければこの状態で常温で一年ほどは保存可能だと言われました。
種は蒔いてみようかな~と思っているものの、未だ果たせず…。
とりあえず炒って食べてみましょうかね~。(笑)
干し柿やデーツは酸味がないですが、こちらは甘酸っぱいですよね。
インドネシアでおやつに買って食べたのですが、心なしか疲れがとれて、元気が出る気がしました。