4/17、ウィーン初の夜ごはんは、12使徒のケラーZwolf Apostelkellerへ。
私はやんわり反対したのだけれど、ダンナサマはウィーンが初めてのホ○○君(飛行機に乗り遅れたけど両替はした彼)を連れて行きたかったそう。
それに「なわばり巡回遺伝子」が活性化してしまったみたい。
このレストランはオーストリア伝統料理の有名店で、『地球の歩き方』ほか各国のガイドブックにも載っているようです。観光客と思われる人を大勢見かけます。
昔のワイン蔵だそうで、地下3階ぐらいまであり、とても薄暗い、雰囲気のあるお店です。トイレは有料です。
各自飲み物と、ひと皿ずつお料理を頼んで少しずつ味見しあいました。
今回レシートがちゃんと保管してあったので、お料理名や値段なども出来る限り書いてみますね。本当は旅行中の散財は記憶から抹消したいのですが、何かの参考にならないとも限らないので。
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●黒ビール-3.5E |
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●野菜巻Gemusestrudel-6.3E |
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●キャラウェイ・ポークKummel Br. W.(何の略?)-6.9E 豚の塊肉にキャラウェイの香りを付けてローストしたものの薄切り。お肉のそばにスープがあるので、薄切りの前か後にブイヨンで煮る。という工程があるのかも。 つけ合わせはザワークラウト肉そぼろのせ。 一昨年も似たようなメニューを頼んだのですが、こんなに肉が薄かったかしら。 |
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●肉あん入りだんごGrammel Knodel-7.6E 右側のじゃがいものように見えるものがだんご。恐らく小麦粉とじゃがいもの皮。 あんは何かに似ている、とみんなで意見が一致。中華料理のほの甘い肉そぼろみたい。 つけあわせはザワークラウトと肉そぼろ。 |
写真があまりうまくありませんが、実物とさほどかけはなれていないです。
ユーロがあまりに高いので、コストパフォーマンスを考えるのは基本的にやめにしました(何を買っても不当に高く感じて楽しめないので)。で、価格を無視して考えたとしても、ここの料理は不味いものではありませんが、とてもおいしくてもう一度行きたいというものではない気がします。
まあ、ウィーンが初めてのホ○○君を連れて行ったのには意義があったかな。
伝統料理レストランというのはコック(がいればだけど。全員バイトかも)にとって欲求不満のたまるところではないかしら。
メニューは十年一日のごとし、だし、変えるといったら肉の薄さか付け合わせを盛りつける量ぐらいでは?独創性を発揮できる場所がほとんどない気がします。
しかも来るのは通りすがりの観光客ばかり(ではないかと。実はウィーンっ子にも人気?)。
ガイドブックに載っているから必ず客が入るし(我々が出る頃には満員でした)、しかもほとんどが一見さんだから出来がよくても悪くても判断できない。
何か新しいことをしたいコックさんはいなくなってしまいますよね。
私は、本日のオススメがあるようなレストランがいいなあ。
「写真があまりうまくありませんが、実物とさほどかけはなれていないです。」とありますが、けっして食べ散らかしたような盛り付け(どうみても、不自然な空間が多い)でサーブされたのではありません。お皿の空間はちゃんとみっちり?料理(少なくとも食べ物で)ふさがっていました。したがって、「(さほど)かけはなれていない」というのは、必ずしも正しくないかと・・・。おまけに、サーブされてから、この写真に示される状態にいたるまでの時間はさほど長くはありません。はっと、気づいてあわてて写真にしたものです。ということは、そこそこおいしかったということでは? え?空腹だっただけ? そうですか。
お腹も減りましょう。
まあ、空腹は最良のソース、とかいいますからね。
この時は本当はお料理をもうひと皿頼みたかったのだけれど、ウェイターさんが気づいてくれなくてやめにしたんですよね。
こういう時のためにケーキでも買って宿の冷蔵庫に入れておけばよかったなー。