こちら山城では山道の下草に、何処ででも見られる小さな健気な白い花。
余りに小さくて写真には撮りづらく、手撮ではいつもピンボケ、ブレブレ・・・・。
子供の頃から見慣れた花ですが、最近になってから、まあ撮って見るかと・・・・名前も今まで知らなかった。
ほとんど湿った林の土手に群生している。
撮影2013.3.31
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先端に向けてまばらに枝を出し、花をつける。花は三-五月頃、ややうつむいて咲き、長さ5-6mm、白くて時にやや赤みを差す。
花の外から見えるのは、花弁に見えるが実は萼片で、楕円形で五枚、下向きに抱えるように開く。その内側には長さ2.5mmの花弁があり、やや黄色みを帯び、筒状に並ぶ。
それらの基部には短いながら距があって萼片の間から上に出る。このよ繊細な多年草で、地下に塊状の地下茎(塊茎)を作る。
塊茎は楕円っぽい不定形でその先端から根出葉と花茎を出す。よく育つと枝分かれして増える。
地上の植物体は草丈が10-30cm、花茎が根出葉より高く伸びる。根出葉は一回三出複葉、長い葉柄は表面に細かな毛があり、基部は寝ても次第に立って先端の葉身は水平に近く開く。
小葉はそれぞれ2~3に裂け、よく育つとそれぞれが更に裂けるので、二回から三回三出複葉になりかけているように見える。