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辞任する事になったが・・

2021-02-12 00:45:00 | 日記

森喜朗組織委員会会長の辞任がほぼ確定しました。

森会長の発言が女性蔑視と、、、、そこから始まり謝罪記者会見とか色々な事が雪崩の如く発生して、森会長が辞任する以外に収まりがつかなくなった。

それはそれで仕方なく、森会長が辞任するのはやむを得ないと思います。

 

森会長の女性蔑視と取れる発言で、その責任を取り辞任と言うのは、、、、、、

これは言いにくいのだが、行きすぎじゃないかと感じる部分が心の中に有ります。

 

誰かが差別的な発言などをした時に、その人を批判するのは簡単ですし、むしろ批判しなければ自分がその批判の的になります。

女性蔑視と取れる事で批判されると、、、人権・性的少数者など全ての事に差別していると批判されます。

この森会長が問題とされる発言をした時は、自分の仲間である組織委員会の女性議員を持ち上げる為に、フリとして他の女性を悪く言ってしまったのです。

※問題発言の後、7人の女性組織委員を、、、そういう人たちとは違って「わきまえた人たち」と言っています。

これは話の仕方でAを褒める為に、同種のBを悪く言って、それとは違うと持ち上げるのは日常的にあります。 ただ、その為に女性と言う言葉を使ったのは配慮に欠けるのは確かです。

そう言う点が日頃から男女平等の意識が弱いと判断されても当然で、オリンピックには特に重要な点です。

 

ただ、森会長の話は「切り取られた一部」が何度も何度も流されて、少し本質とは違ったイメージを受けます。

これはどういう風に決着がつくのか、わりとフラットな気持ちで成り行きに注目していました。

それが段々と  「もう許してやれよ」となったのです。

その理由は森会長の失言を許してやれよと言うのとは違って、まわりでここぞとばかり批判に回る人たちがウヨウヨ現れて、人として、、、、批判する人たちに共感を持てなくなってしまったんです。

 

最初の方でも少しふれましたが、森会長の女性蔑視と取れる発言に色々な尾ひれが付いて人権がどうのこうのと言い出した。 そこまで言うなら北京でオリンピックなんか最初から出来ないでしょ。

 

スポンサーの話。

大企業のトップに人権とか性差別とかについて話を聞けば、間違っても寛大な話は出てきません、、当然です。

つまり、答えが一つしか無いを知った上で質問をして、ことさらに批判を盛り上げる。卑怯な方法です。

 

ボランティアの話。

8万人のボランティアのうちの500人程度です。 当日に来ない人の方がもっと多いでしょ、そんなに問題になる数字ではありません。 しかも、この中には政治的な行為でのボランティア辞退も必ず含まれています。

また、コロナの事もあり迷っていた人たちが、辞退するきっかけとした場合もあるでしょう。

そんな事には一切触れず、批判の材料として利用した。

酷いのは将棋の藤井二冠まで辞退と、、、これは去年の事で、今回の事とは何も関係ないのに・・・。

 

有名な選手の話。

黙っているのは賛同していると思われると言われ、、、これはある種の圧力ですね。

森批判が正義の様になっている時に、その事について表立って意見をいう時には100%森会長を批判することになります。本当は90%批判で10%は・・・と感じていても。

 

そして、一番腹が立ったのがJOCとその上部団体のIOCの手のひら返しです。

柔道家として大成功した山下さんがJOCのトップとして、森会長の差別発言は断じて受け入れられないと言い。

記者に「その時に森会長に注意出来なかったのか」と問われ。

話がその後も続いていたので、注意する機会が無かったと。

そんな馬鹿な話は有りません。長年柔道の世界にいた山下さんが、組織委員会の会長で年長者に注意なんか出来るわけがない。 単に森会長の話がそれほど問題が有ると気が付かなかっただけの話です。

だが、それを認めたらJOCのトップとして、それは認識不足だとか、森会長と同じ感覚なのかと追及されるので、別の理由を考えて言ったんです。見たくない姿でした。

 

JOCは山下会長を含め副会長・理事で8名存在し、その中で女性は1名。

その下の委員と言われる幹部は15名居て、その中で女性は1名。

性差別は絶対に許されないと言うJOCの重要なポストは、これで平等と言って森会長を批判できるのでしょうか?

 

また、JOCの上部団体のIOC、、、あのバッハ会長の組織です。

そこには委員として110名余りの人が居ます。 女性はほんの一握り、その一握りの中に〇〇王女と言う肩書の人が数名存在して居ます。 差別の根源(身分制度)の様な王女です。

カナダの女性委員が森会長を追い詰めると息巻いていましたが、その人は元スポーツ選手で、そんな感じの委員は彼女を含め2~3名で、この種の問題対応でIOCの看板委員です。

 

つまり、森会長は口で女性差別と思われる事を言ったが25名の委員の中に7名の女性を入れている。

一方、一時はこの問題を森会長の謝罪で終了としたJOCとIOCは、このまま森会長の味方をすると自分たちに批判の風が吹くと感じたら。それらの組織の実情が酷い男女差別で成り立っているので、慌てて批判側に回った。

このIOCはオリンピックの本文なんか微塵も感じない、たんなる興行主です。

 

森会長は批判される事をやったのは間違いない。そこに同情は一切ないが、皆で寄ってたかって必要以上に批判するのはある種のイジメです。

マスコミも辞めるとなって、森会長の功績を色々と放送しています。

中止にさせず、前例のない延期をIOCに認めさせ、選手たちの夢を繋いだとか、延期に決まった時にスポンサーに頭を下げて引き続きスポンサーを頼みに回ったとか、開催すればIOCから大勢の委員が来るのですが、その時には最高級のホテルで専用車までつけるのが慣例となっていたが、経費削減でホテルのランクを落とし、専用車は無しとIOCに承諾させたとか、他にも色々と功績を放送していた。

何故、問題の最中にこんな功績もあるが、今回の事は許せないと言わなかったのか・・・

結局は批判を煽っただけの放送で、これが必要以上の批判に繋がっています。

 

今の時点では会長職を下りるだけなのか、組織委員会から出るのか解りませんが、、、、

たぶん組織に残れば批判は止まらないでしょう。

オリンピックに関してはコロナウイルスとの兼ね合いだけで、それほど難しい問題は残っていません。

森さんが居なくても進んでいくでしょう。

ただ、、、政治力が必要な事が発生した時に解決できる人は存在しない。

 


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