地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

深夜の出張

2015-02-03 19:32:26 | 日記
昨夜の深夜0時を廻った頃に知り合いのママさんから電話が・・

月曜日だし、寒いし、、、、暇なのかと
ママ・「何しよん、、、ちょっと来てぇ~欲しいんだけど・・・」
私・「なんかええ話か??? 今から外に出るのは寒いぞ。」
ママ・「絶対にええ話やから・・」

まぁ、そんな訳でノコノコと夜の街に出かけて行ったのですが、
夜の街に人影は無い、目に入るのは空車のタクシーと運転代行業者が所狭しと路上に駐車している光景です。

そんなもん、、、なんぼ待っても客は無い、行く所が無いのでしかたなくだろう。

そのママさんの店に入ると、寒い月曜日の上に閉店間際なので客は別々の3人だけ。
なんか見たことのある常連さん達だ。

私は開口一番
「何、ええことがあるん???」と言いながらカウンターの席に座った。
ママさんは「まぁ、後ろを見て。」

言われるまま振り返るとボックス席に何種類もの布が掛けてある。
そして「なぁ~、椅子を張り替えようと思うのだけどどれが良い???。」

客の付いている女の子を残し、早仕舞いしようとしてた女の子2~3人が近づいてきて
「タムタムさん、どれが綺麗でぇ~」とママさんの言葉に合わせたように話しかけてきた。

なんじゃ ええことって・・・・
ママ「そう、貴方好みに決めさせてあげる。」

ほんまなぁ~ これだからなぁ~ 夜の街の女の人達は困るよなぁ~

残っている常連さんたちに聞けば・・と心の中で思ったが、様子を見ていると
それはダメだと言う事がすぐに理解できた。

そりゃあ~こんな日に一人で来て、最終まで女の子の前にへばりついている男なんて、、、
100%、、前の女の子をお気に入りって感じ、早い話が女の子の手の上に乗ってる人達だし、その状態を楽しんでいる人達だ。
家で待つ嫁が見たら最低と思う男達とも言えるんですが、夜の街には絶対に必要な人達です。

そんな人達は自分の意見を言わないんです、お気に入りの女の子が「これが良い」と言うとそれに流される。
当然、ママさんは百も承知してる。

仕方なく、、、、
「また新しく張り替えるって、アンタは何歳までやるつもりなん???」と言いながら
2m四方の布をカウンター席や奥の広い席に置いて比べてみた。
「コレとアレ」と10数種類の中から二つに絞った。

すると、それを待っていたみたいに接客している女の子達が
「やっぱりなぁ~」
そして前座る客も「それが良いんじゃない」

だいたい決まってるなら俺を深夜に呼ぶな
俺も断れヨ

帰りにママさんのオゴリで飯をいただいたけど、寝る前の食事は控えているのに・・

行かなきゃ良いのに・・・・食べなきゃ良いのに・・・私の意志は弱い。