先日、ロサンゼルスを観光した。確かに暗黙の了解的な人種差別があると感じたけれど、世界中の人種がそれなりにうまく同居している自由な国と思われた。だが実際は想像以上に大変なようです。
『毎朝、イライラしているの・・・』
まさにアメリカのイライラを描いた作品でしょう。
ほとんど単一民族の島国日本では今のところ、せいぜい関西と関東とかその程度の生活習慣の違いにどぎまぎする程度で、とりあえず気持ちは通じる。
ところが、同じような英語を話していても、人種(民族の歴史)が違うとなかなか気持ちは通じず、それこそ「クラッシュ」しなければ、分かり合えない。
それは、まさに一触即発で、いつ戦争やクーデターに発展してもおかしくないくらいのぴりぴりした状態なんですね。
でも、『愛してる』『あなたは親友よ』、心から言葉に出して抱きしめる、肩をたたく。そんなことからきっともつれた糸はほぐれるに違いない。
国際化が加速する中、日本もやがてこんなイライラに巻き込まれることは間違いないのでしょうね。
そして、この映画で描かれた親子の関係は鮮烈。
鍵屋とその幼い娘の夢のような会話と驚きの奇跡、イライラ警官の年老いた父親への深い愛情と悩み、そして刑事と母親。この描き方は心を打たれました。
エンディング近くに、あたたかい感情にじんわり包まれてくる一方で、刑事の母親のたった一言・・・
いつのまに、現実の息子とこの母親の間に鉄のような壁ができてしまったのか・・・これも裏には人種の壁がこころの問題としてあるのか・・・
最も近くて最も分かり合えない、そしてそれでも、最も強い絆で結ばれている関係と思いたいですね。
監督は『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本を手がけたポール・ハギス
主な出演者:(中堅どころが勢ぞろい!)
サンドラ・ブロック
ドン・チードル
マット・ディロン
ジェニファー・エスポジト
ウィリアム・フィットナー
ブレンダン・フレイザー
クラッシュ公式サイト
ロスに雪が降るのと同じくらい、人種を超えて分かり合えることは奇跡に等しいというアメリカ留学中のhotakaさんのブログ 現実の厳しさを感じます。
★★★★★
『毎朝、イライラしているの・・・』
まさにアメリカのイライラを描いた作品でしょう。
ほとんど単一民族の島国日本では今のところ、せいぜい関西と関東とかその程度の生活習慣の違いにどぎまぎする程度で、とりあえず気持ちは通じる。
ところが、同じような英語を話していても、人種(民族の歴史)が違うとなかなか気持ちは通じず、それこそ「クラッシュ」しなければ、分かり合えない。
それは、まさに一触即発で、いつ戦争やクーデターに発展してもおかしくないくらいのぴりぴりした状態なんですね。
でも、『愛してる』『あなたは親友よ』、心から言葉に出して抱きしめる、肩をたたく。そんなことからきっともつれた糸はほぐれるに違いない。
国際化が加速する中、日本もやがてこんなイライラに巻き込まれることは間違いないのでしょうね。
そして、この映画で描かれた親子の関係は鮮烈。
鍵屋とその幼い娘の夢のような会話と驚きの奇跡、イライラ警官の年老いた父親への深い愛情と悩み、そして刑事と母親。この描き方は心を打たれました。
エンディング近くに、あたたかい感情にじんわり包まれてくる一方で、刑事の母親のたった一言・・・
いつのまに、現実の息子とこの母親の間に鉄のような壁ができてしまったのか・・・これも裏には人種の壁がこころの問題としてあるのか・・・
最も近くて最も分かり合えない、そしてそれでも、最も強い絆で結ばれている関係と思いたいですね。
監督は『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本を手がけたポール・ハギス
主な出演者:(中堅どころが勢ぞろい!)
サンドラ・ブロック
ドン・チードル
マット・ディロン
ジェニファー・エスポジト
ウィリアム・フィットナー
ブレンダン・フレイザー
クラッシュ公式サイト
ロスに雪が降るのと同じくらい、人種を超えて分かり合えることは奇跡に等しいというアメリカ留学中のhotakaさんのブログ 現実の厳しさを感じます。
★★★★★
素敵な作品でしたね、ホントに。人間のリアルをキチンとみせつつ、最後には「ああ、やっぱ人間っていいもんじゃん」って思わせてくれるとてもあたたかな優しい作品でした。
では、これからもどうぞよろしくお願いします!!
ほんと、つらい内容なのに、見事にじわ~と温かみが湧き上がってくる作品でした。こんな感覚におちいるのってすごいですよね。
こちらこそ、またよろしくお願いします。
とても遅くなりましたが、先日はコメントありがとうございました。
>まさにアメリカのイライラを描いた作品でしょう
同感です。
金持ちも、貧乏も、みんなどこかイラついていますよね。
ちょっとした仕草が思わぬ犯罪を生んでしまうのも分かりますよね。
こんな危ない状態、できれば知らずにのんきに暮らしたいと思う私は、「井の中の蛙」でしょうか?
この作品、見事アカデミー賞最優秀作品賞を獲得しましたね。感慨深いです。
家族でも分かり合えないって悲しいことですね。でもどこかで人と繋がってないと生きていけない。いろいろ考えさせられる映画でした。
「きちんと食事してる?」という心配に発想が行きませんでした。恐れ入りました。
確かに、楽しげに食事を作ってみんなで食べるってシーンが欠けてましたね。
食事のシーンらしきのは無かったですね。病に冒されている母親に刑事さんが野菜たっぷりの買い物袋をさげて冷蔵庫に入れるシーンだけだったような気がします。
こんなところにいたらストレスで死んでしまうと思いつつ見ていました。でもそれがホントにあるんですよね・・・。
乾いた現代社会、クラッシュしないで生きていける。敢えてクラッシュ。なのだと思いました。
TBさせていただきます。
刑事が母親の冷蔵庫に食べ物を入れるシーン、とても切なかったね。
>カオリさん、コメントありがとうございます。
「乾いた現代社会、クラッシュしないで生きていける。敢えてクラッシュ。」
そうですね。そんな積極性がないと、な~な~になってしまい、結局つまらない人生になるのかもね・・・