今日の読売新聞に「トマト受粉いらず」という記事があった。
トマトの実はもともと受粉なしでも成長する力があるんだそう。
それをゲノム編集して、受粉なしで種のない実をじゃんじゃんつけられるようにしたんだとか。
で、思い出したのがホトケノザの閉鎖花。
普通の花は、扇をもって踊っているような形で虫を呼ぶのだが、
一方、開きそうにないずっと蕾みたいなのがある。
これを閉鎖花と呼ぶ。開かず花の中で自家受粉して結実する。
もしも虫に見放されても、次の手段があるというわけ。
移動できないデメリットをこれでもかと工夫する植物の進化の形。
人間は、いろんな道具が進化して便利になっているけど、
それらを使う側の大多数は便利さを使いこなすのに追われて、工夫することが少なくなっているかも。
大丈夫か人間・・・