10(日)大江戸線森下駅・菊川駅、半蔵門線清澄白川駅から
休日のことで、ほとんど店もしまっている『高ばしのらくろード
商店街』を通って文化センターに向かう人の群れ。
それはちょうど「JAZZひなまつり」の時の数寄屋通りに似ていたかも・・・?
その1時間ほど前、文化センターの4階ロビーで、それぞれの
楽器を持ったミュージシャン十数名と、山のようなお酒を
運び込んだバーテンダー(五味・藤澤両氏)二人、前の催し物が
終わるのをジリジリしながら待っていました。
深澤芳美とキャロライナ・シャウト「祝20周年JazzParty」
ライブとダンスとバーのコラボだ!と意気込んで企画し、
それをすべてやらせてくれる場所があって喜んだものの
そこは公共の施設、入ってみればだだっ広い体育館のような
スペース、200脚近い椅子と会議用のテーブルを、
まずは自分たちで倉庫から運び出して会場を設営するところから、
催しは始まったのです。
バー・コーナーはテーブルを4つ合わせてクロスをかけ、
少し放射状になるように並べた椅子の間にところどころテーブルを配置して
飲み物が置けるようにして・・・サウンドチェックする間もあらばこそ、
力仕事に励むミュージシャンを見るのは初めてでした。
私もADよろしく走り回っていて、ゲスト・シンガーだと
いうことを忘れかけていましたが・・・
たくさんの飛び入りゲストも登場し、いつになく?しっかりステージを
仕切る(でも、もらった進行表とは違っている)深澤さんが
「それでは今日の、『サプライズでないゲスト・シンガー』ジャズバーエムズ
女将!影山ミキさん」と私を呼び出してくれる頃には、
客席はすっかりまったりいい雰囲気。
ダンサーの方にチャールストンのステップも習ったりして
パーティーらしいな~~。
それにこのバンドのファンは、ホントに良く飲まれる方が多いんですもん。
プラスチック・カップというハンデはあるものの、お揃いの
白い上着(バー・コートと言う)を着て銀座らしさ?を振り撒いていた
バーテンダー二人はてんてこ舞い。
オリオンズの藤澤氏がこの日のために考案した
特別カクテル『キャロライナ・シャウト』も大人気。
限定50杯は早々に売り切れました。
みなさん本当によく飲み、よく聴いて楽しんでくださって、
深澤さんと、この楽団のキャラクターがよく現れた
楽しいステージ、イベントでした。
私も久々のドレスでなんだか発散!しちゃいました。
実は大きなステージも大好きなのさっ!
撤収もまた、係の人に追い立てられながら全員で大わらわ。
もうかなり出来上がっているヤツもいて、でも、急いで打ち上げに行かなくちゃ。
近くの居酒屋さんの2階座敷を借り切り、時計をにらみながら
(もうラストオーダーだっちゅうに!)飲むこと飲むこと。
クラリネットの白石さんが乾杯の音頭を取って
「深澤芳美とキャロライナ・シャウト20周年記念、大成功」と叫ぶや
「イエ~~イ」「ウォ~~」とものすごい雄たけび
高校時代の体育祭の(勝利した側の)打ち上げみたいだ。
このノリは決して嫌いではありません。
何もかも手作りで、裏方も表方もみんなでやって、
それぞれがフリーランサーの職人であるミュージシャンたちが
こんなにチームワークを見せた一夜、なんだか感じ入るものがありました。
おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
これからもずっと、こんなセッションをたくさん創り出していきたいですね
→深澤芳美の日記