JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

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完璧なネーミング?

2012年10月16日 | 客席から
ジャズ・スタンダードと言われるかなり有名な曲の中には、
気の利いた邦題の付いたものがいろいろあります。(映画の場合も同じですね
「春の如く」'It Might As Well Be Spring'
「独り者のラブレター」'I'm Gonna Sit Right Down and Write Myself A Letter'
「言い出しかねて」'I Can't Get Started' etc.....

これらはいずれも日本語の語呂が良く、原題の内容と大きく離れず、さらに
そのストーリーをなんとなくイメージさせるものですが、時として全く誤訳に
なってしまうものもアリ。
訳詞と同じで、元のストーリーを離れずに、いい感じで、というのはなかなか難しい技です。

 ある夜、'I'll Be Seeing You'を演奏しようとしたピアニスト、ふと手を止めて
「これって日本語でつけると、どんな題だろう?」
ちょうど英語に非常に堪能なお客様がいらしたのでその方に振りました。
「う~~ん、もう会うことがなくなっても、どこに行ってもその人の面影が浮かんで
心から離れないっていう・・・(苦労してニュアンスを伝えようとしている)」
ピアニスト「一言で、一言で
するとカウンターで聴いていた年配のご婦人がおかしそうに
「なんだかトラウマみたいねえ?」
するとまた別の紳士が
「『愛のトラウマ』」一同爆笑
私「決定です

 数十年前の歌謡界で、洋楽の日本語訳に何かと言うと「愛の・・・」「恋の・・・」
という枕をつけるのが流行りました。ピッタリのものもありましたが、
「これもかよ」と憤慨失笑するものもたくさんアリ。

 'I'll Be Seeing You'の場合は、「言い得て妙、技有り」という感じ
ただし、これが定着するとは、正直思われませんが・・・・・。
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理想の男性像?

2010年11月06日 | 客席から
 『星に願いを』は、その日のラストやアンコールで演奏することが
多いのですが、たいていの場合「ディズニー映画『ピノキオ』のテーマで、
ディズニーランドのエンディングテーマでもありますね。」というような
アナウンスをします。

 初めて見えて演奏を聴き終わったある方(50代かな?)が
「いいなあ、心が洗われますよね。それに、ボクはゼペット爺さんのような
男になりたいとずっと思っているんです。
はあ?その心は
「だってクジラに呑みこまれても、腹の中で釣りして食いつないでいるし、
無人島でもクジラの油でろうそくなんか作って、立派なサバイバーですよね。
男としてはかくありたい
ソウダッタノカ・・・
 このお話はもともとイタリアの童話作家のもので、原作はもっと
単純でつまんない(?失礼)寓話(教訓的なお話)だったらしいのですが、
ディズニー・バージョンでは、人間の心の良いところと悪いところ、
一人前の大人になるための葛藤、みたいな美しいテーマになっています。
ハッピーエンドの子供らしいお話に仕上がっていると思いきや、脇役で
シブイ味を出している爺さん、そこに心惹かれるなんざ、
あーた、粋じゃありませんか?

 それにしても、いろんな聴き方や感動の仕方がアルモンダ。感心。

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「お題頂戴!」

2009年10月01日 | 客席から
 リクエストの仕方:こんな場合も。
客「今日の私、というテーマで何か歌ってください
私「?と、言いますと?
客「実はね~、今日は朝からツイてないんですよ。
遅刻しそうだ!と焦って支度して、バイクに乗ろうとしたら
パンクしてるし・・・それがまたリハビリ予約の遅刻で、
バス停まで走れないし・・
 バス停まで行ったら、ちょうどバスは出たあと。

そんな日は、なにもかもが少しずつ歯車が狂ってうまく運ばないもの。



ボクは悪魔のしっぽでも踏んだんじゃないかな
こんなに起きてほしくないことばかり
次々に起こるなんて・・・

ゴルフの予定を立てると必ず雨
パーティーをすると上の階から苦情が出るし
インフルエンザが流行れば一番にかかる
ボクの人生 電車に乗り遅れっぱなし
カードゲームでやっと「勝てる手が来た!」と
思ったら、相方が降りちゃうとかね

君に出会って
「このジンクスを破ってくれる人が現れた
と思ったんだけど・・・やっぱり空しい夢だったみたい

電話も電報!も エアメールもしたけれど
でも君の返事は「サヨナラ」
しかも、料金不足だし

一世一代の恋をしたのに
君でなきゃダメだったのに・・・


 何の曲か、は、「ブログ内検索」してみてくださいね



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「一肌脱ぐ」?小谷さん

2009年03月04日 | 客席から

 エムズ初のソロ&影山とのコンビネーションのステージを、
少し緊張して?進める小谷さん。 

 初めていらした20代のカップルは、ちょっと教授風の
小谷さんの風貌と流麗な調べにすっかり感動。
男性「超シブイっすね!」という感想は、さすが今風。
でも、彼は本当に感動したようで、コートを着て、あいさつして帰ろうとする
小谷さんに握手を求め、
「もう一曲だけ!お願いします」と、放しません。
女性も「小谷さん一押しのスタンダードをぜひ!」と
ふたりでおねだりモード。
 すると、小谷さんはちょっと苦笑しつつコートを脱いで再びピアノの前に。
カウンターの大人たち
「おっコートを脱いだ!やっぱり若い女性に言われたら、
ミュージシャンは断らないんだね」と、少々嫉妬気味。
 演奏は'Lush Life' 
小谷「ソロはたまにしかやらないけど、これはこれで結構楽しかった」そうで、
お客様もくつろいだピアノバー、という雰囲気を満喫の一夜でした。

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いつものヤツをやってくれ!

2008年08月21日 | 客席から

ご存知、映画「カサブランカ」の中で、ハンフリー・ボガートが
ナイトクラブのピアニストに言うセリフです。
ピアニスト:サムは、心得てにっこりと'As Time Goes By'を弾き始める・・・
 バーは特にそうですが、永年親しんでいるお店(多くの場合飲食店)に入って
席に着き、メニューなど見ないで「いつもの」と、低い声で告げるだけで、
好みの飲み物なり、食事がちゃんとサーブされる・・・これはお客として
ある意味理想でしょうね。
 初心者の場合は、いろいろなものが飲んでみたいし、
いろいろな飲み方を教えて欲しいものです。メニューを見たり、
バーテンダーに聞いたりも楽しいことです。

ただ、飲む(食べる)キャリアが長い方の場合は、自分の好みの
お酒や飲み方や食べ物(味)って、決まってくるのですね。 
「気がつくとね、行きつけの料理屋でもなんでも、何年も注文てしたこと
ないんだよ。座って、馴染みのスタッフやママとあいさつを交わしたり、
軽口をきいたりしているうちに、いつのまにか自分の好みの酒が、
好みの飲み方で出てきている・・・って感じだね。料理の場合も、
その季節に美味しいものを、どんな味付けで、どのくらい食べたいか、
そこのオヤジが良くわかってくれてるから。

 ナルホド、奥が深いですね。
これは、古くから銀座で飲んでいらっしゃるお客様のお話ですが、
「いつもの」とも言う必要はないわけです。

 たまたま他のお客様がいなくなって、その方ひとりカウンターに
いらしたとき、なんとなく連想して'As Time Goes By'を歌いました。
特にジャズ好き、というわけではなく、いつもはBGMとして心地よく
飲んでいる、というタイプの方ですが、お話の流れから
「イヤ、ホント!こうして黙っていても自分の好みの酒が出てきて、
自分のためにミュージシャンが雰囲気に合った曲をやってくれる、
こりゃ究極の贅沢だね」とご満悦。

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知ってるの?知らないの?ハッキリして?

2008年04月01日 | 客席から
 袴塚さんとジャンボさんの演奏で、CDにも入っている
'I Don't Know Why' 実はこの曲のエンディングで
袴塚さんがサラリと弾いているのが、グレン・ミラーの
'I Know Why' 言葉遊びですね。

 前者は「こんなに君を愛しているのはナゼって聞かれても
わからないよ。だって好きなんだもん(どうも片想いらしい)
後者は「冬なのにスミレが咲いたり、雨なのに太陽が見えたり
するのはナゼ?ボクにはわかってる。(君もだよね?)
だって恋してるんだも~ん(こちらはラブラブらしい)

 どちらもとてもシンプルで古風で美しいバラードです。
袴塚&ジャンボペアの音にピッタリ。でも、この演奏の最後の
フレーズを聴いて「すみません。なんか不完全燃焼のような気が・・。
'I Know Why'歌ってください。」というリクエストも。
二度手間?

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季節物リクエスト、と言っても・・

2008年03月16日 | 客席から

 2度目にみえた方が「この間オジャマしたときに、聴いて
感動したんで、ぜひもう一度あれをやってください!
私「ハイ、何だったでしょう?」
客「え~と、そうそう'Blue Christmas'です!」
私「ええ?やっと冬が終わり、春が来るという
今日この頃に、ですか?」(実はバレンタインの近辺でした
客「だって、あんまり曲名は知りませんし、初めて来たのが
クリスマス・シーズンだったんです。
でも、いい曲だなあ、と思って・・・
私「そーですか・・・う~~ん、じゃあ、クリスマスも10ヵ月後に
迫りましたし、お届けしちゃいましょう!
 演奏者も客席も、なんとなく釈然としませんでしたが・・・。

 これは極端な例かもしれませんが、もちろん、可能な限りは
オールシーズン体勢でお応えしたいと思っています。
例えば、年の暮れに「サマータイム」とか。真夏にバレンタインとか・・・
春先に「ジャズといえばコレだろう!」と、『枯葉』とか・・・
(ちょっとヤケ気味)



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今日の一言

2008年02月05日 | 客席から
 初めてのお客さま編:

 ステージ前のテーブルにて。
ベースのすぐ近くでその響きに聴き入り、感に堪えたように
「う~~ん、『ナマ』はやっぱりエエなあ

 陰の声:「なんかヤバくないスか?

ありがち

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歌は世に連れ・・・ヒットソングでわかる世代について

2007年11月29日 | 客席から
 'Stardust'のリクエストは、なんと影山の同級生から。
私「この曲はもちろん、1930年代、ホーギー・カーマイケルで、
超有名ですが、私の記憶の中では『シャボン玉ホリデー』という番組の
エンディングでザ・ピーナッツがハナ肇に肘鉄を喰わせる場面で
'Beside~'の部分から歌う印象が強くて・・
同級生「そうそう、それなんだよね!
私「一番最初に覚えたジャズの曲かもしれません。
ただし、半分から後だけ

 'My Blue Heaven'の1番を日本語の歌詞で歌うと
サビの「狭いながらも楽しい我が家」にきたときに
「あっ!洗濯機のCMだ!」という声あり。
ここにも同級生が・・・。
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季節感のないリクエスト(よくあるケース)

2007年03月29日 | 客席から

私「何かリクエストはございますか?」 
あるお客様「私のテーマ曲と言えば“枯葉”なんですが
私「ええ?冬が終わって、やっと春になるという今、
“枯葉”ですかあ?
そのお客様「そーですねえ・・・じゃ、季節モノは
お任せしますよ」
私「かしこまりました
別のお客様「影山さん!ぜひぜひ“サマータイム”お願いします!
私「・・・・

 ええい!面倒だ!まとめてやっちまえ!(失礼)
てなことで、ふたつともお届けいたしました。


 だって、初めてジャズライブに来た、とか、
初めてのリクエストで、昔聴いたアルバムの中の知っている曲と
いえば・・・という場合には、どうしてもポピュラーな曲に
なりますよね。演奏家の間では“スーパー・スタンダード”
別名“耳タコ・シリーズ”とも呼ばれています。
でもね、こういう曲の数々を、一回一回気持ちも新たにお届けするのも
プロの大事な仕事ですし、そういう演奏の中で、自分にも新しい発見が
あったりします。その日のピアニスト・ベーシストの気分やアイデアで、
ちょっとヒネリを加えてみたり・・・ライブの面白さですね。
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