JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

この夏最後の・・・

2008年08月28日 | バーカウンター

 「川中島白桃」入荷しました
出始めのころの白桃のようなキメの細かさや香り高さは
ないものの、十分しっとり美味しい桃です。
 カクテルにする前に見せてもらってくださいね。
その大きさにビックリするから

 写真は最後の大盛りの一杯です。(9月5日)
次回「黄金桃」入荷情報をお待ちください


No Moon At All・・・「ツキがない、なんて・・!?」

2008年08月28日 | 生ジャズ

月のない夜 なんという暗い夜
小さなホタルさえ明かりを消しているようだ
星たちも見えない 真っ暗な夜

しいっ・・・音を立てないで
闇の中 犬も吠えるのを遠慮してるくらい静かだよ
今が最高のチャンス!

そういう気分になってくるよね?
一度キスしたら すぐにわかるよ
明るい月の光にジャマされない
今夜は一番ピッタリの夜だって

空には月がいない
なんだかんだジャマするものもない
恋の気分にだけ浸っていればいい こんな夜


 この歌の前説で「ツキがない夜・・・」と始めたら
「縁起でもない!」と声がかかりました。
そうじゃないんですってば。
オチまで聞いてよ。


カウンターのマナー

2008年08月26日 | たまには言わせて

 よほど大きなお店で、何十人も座れるカウンターがあるところは
別として・・・。 普通の「バー」は、たいてい10席前後のカウンター席
+テーブルまたはボックス席という構成になっています。
 バーを楽しみに来られる方は、たいてい一人または二人。
目の前のバーテンダーと話を交わしたい場合もあれば、
ひとりなら静かに飲みたいか、二人ならゆっくり語りながら
飲みたい、という風情が一般的です。
 3人以上でバーを楽しみたいときには、「とても空いている時間で」
「あまり大きな声で話さない人同士で」「長居をしない」というような条件を
満たしている場合には、カウンターに座ることも可能だとは思いますが、
店側(バーテンダー)としては、できればテーブル席に座っていただきたい
のです。 一人または二人で楽しみたい他のお客様の良い時間を
作り出すために、カウンターの中にいる責任者としては、できるだけ
「ひとつの空気に占拠されている」印象を避けたいわけです。
 このことを穏便にご理解いただいてサラリと楽しんでいただきたいと
思うのですが、うまく説明するのは、なかなか難しいものです。
本音を言ってしまえば、
「空気読めよ」で終わりなのですが・・・失礼。

客「今日は友達を案内して来た。今から○○(某有名バー)に
連れて行きたいんだけど、あそこは混んでるからな。
電話で予約しとけば大丈夫かな?」
私「いえ、3名さま以上の場合はテーブルにお座りになるほうが
いいですよ。
客「空いてりゃいいんだよね?」
五味「空いててもキビシイです。
客「どうして?マスターとは親しいんだから、ちょっとアイツに
電話してみよう
 だから、それがいちばん迷惑なんですってば。
古くから知っている方、たびたび来てくださる方ほど、新しいお客様に
それが強く伝わらないように配慮してあげないと、どんなバーも
「常連のワガママなら聞いてくれる地元のスナック」のノリになってしまいます。
誤解なさいませんように。「地元のスナック」がいけないのではありません。
それはそれでとても大事。でも、キャラクターというか、コンセプトの違いを
わからないと、楽しめる場所が少なくなります。

Hurry Home

2008年08月25日 | 生ジャズ

無性に電話したかったの
とてもとても一人ぼっちな気分になって・・・
自分だけでこの気分をかかえているのに
耐えられなかった

鍵もかけないで フラフラと彷徨っている
そんな思いをしたことある?
逢えるなら何をあげてもいい
どうか 早く帰って来て

知らなかったいろんなことを学んだわ
引き止めなかったなんて バカだった・・・
ひとりになって よくわかったの
あなたのいない人生なんて 無意味よ

とても大きな間違いをしてしまったみたい
愛はすべてを変える力があるのね
どうぞ もういちど 心に平安を取り戻させて
お願い 早く帰って来てちょうだい


 あんまりどこにも載っていないし、誰も歌ってないかも
しれないんですけど。
エラ・フィッツジェラルドのバラード・アルバムの中で、
私の好きな曲。



I Should Care

2008年08月21日 | 生ジャズ

今、ボクって可哀相な状況なんだよね?
でも、意外と平気
恋をして、失恋して、勉強になった・・・って感じかな

もっと気にしても、落込んでもいいんだよね
泣きながらうろつきまわるくらいに
一睡もできないくらいに
でも、ふしぎなほどよく眠れるよ
ひとつかふたつ 夢は見るけど
夢で羊は数えるけど
なぜかずうっと一所懸命数えてるんだけど・・・

もっと気になっててもいいんだよね?
半狂乱になるくらいに?
でも、今のところ そうでもないみたいだよ

たぶん 君みたいにステキな人には
もう会えないだろうな
だからもっと 気にするはずなんだ・・・
(気にしてるよ



いつものヤツをやってくれ!

2008年08月21日 | 客席から

ご存知、映画「カサブランカ」の中で、ハンフリー・ボガートが
ナイトクラブのピアニストに言うセリフです。
ピアニスト:サムは、心得てにっこりと'As Time Goes By'を弾き始める・・・
 バーは特にそうですが、永年親しんでいるお店(多くの場合飲食店)に入って
席に着き、メニューなど見ないで「いつもの」と、低い声で告げるだけで、
好みの飲み物なり、食事がちゃんとサーブされる・・・これはお客として
ある意味理想でしょうね。
 初心者の場合は、いろいろなものが飲んでみたいし、
いろいろな飲み方を教えて欲しいものです。メニューを見たり、
バーテンダーに聞いたりも楽しいことです。

ただ、飲む(食べる)キャリアが長い方の場合は、自分の好みの
お酒や飲み方や食べ物(味)って、決まってくるのですね。 
「気がつくとね、行きつけの料理屋でもなんでも、何年も注文てしたこと
ないんだよ。座って、馴染みのスタッフやママとあいさつを交わしたり、
軽口をきいたりしているうちに、いつのまにか自分の好みの酒が、
好みの飲み方で出てきている・・・って感じだね。料理の場合も、
その季節に美味しいものを、どんな味付けで、どのくらい食べたいか、
そこのオヤジが良くわかってくれてるから。

 ナルホド、奥が深いですね。
これは、古くから銀座で飲んでいらっしゃるお客様のお話ですが、
「いつもの」とも言う必要はないわけです。

 たまたま他のお客様がいなくなって、その方ひとりカウンターに
いらしたとき、なんとなく連想して'As Time Goes By'を歌いました。
特にジャズ好き、というわけではなく、いつもはBGMとして心地よく
飲んでいる、というタイプの方ですが、お話の流れから
「イヤ、ホント!こうして黙っていても自分の好みの酒が出てきて、
自分のためにミュージシャンが雰囲気に合った曲をやってくれる、
こりゃ究極の贅沢だね」とご満悦。


残暑お見舞い申し上げます

2008年08月19日 | 季節

 瀬戸内の夏は、やはり一味違いました。
都心の暑さはむせ返るようで、不快度バツグン(?)ですが、
西の暑さは何だか太陽に近いというか、ジリジリと煎りつけるようで、
日向を300m歩くと、のぼせてしまい、肌が痛くなります。
まったり暑いのではなく、「カッ!」と暑い感じ。
いっそ気分がいいくらいですが、昼間出歩くと生命の危険があります。
ミミズなんかうっかり這い出して来ようものなら、
数十センチの間にミイラ化してますね。この風景は山側のお話。
海べりでは、「瀬戸の夕凪」と言って、夕方、風向きが変わるときのある時間、
全く風が止まって恐ろしく蒸し暑かったりします。
 東京に戻ると、「生やさしい!」と正直思いましたね。
だって日常的に5℃くらい違いましたもん。
 それでも一週間過ごす間に、確かに季節が移りました。
蝉の声も、空の色も、雲の形も・・・ふと気づくとどこか
秋めいています。 日曜日の東京は雨模様で、こちらにいらした
方々は、一足早く「秋」の予感を味わったとお聞きしました。

 さて、エムズは昨夜より、通常営業しております。
土井一郎(P)中村新太郎(B)コンビの演奏でしたが、
10日ぶりにホンモノの音の中にいると、魔法に包まれているような
気がしました。
 今夜のお当番は、こちらもシブイ!
袴塚淳(P)大津昌弘(B)DUOです。
お盆休みの時差を吹き飛ばしに、1ステージお出かけくださいませ。

 営業時間変更のお知らせです。
P.M.6:30~A.M.0:00 とさせていただきます。
演奏時間はこれまでと同じ
P.M.7:30~8:20、9:00~9:50、10:30~11:20 です。
お食事の時間や待ち合わせの時間、見計らっていらしてくださいね



夏休みのお知らせ

2008年08月11日 | Information

 いつもありがとうございます
エムズは9日(土)~17日(日)
夏休みとさせていただきます。

 もう、遠いところへお出かけの方、
人の少なくなった都心でのんびりなさっている方
また、いつもと同じにお仕事なさる方

皆さま、お体大切に よい夏をお過ごしくださいませ。

誰が「大将(リーダー)」?

2008年08月09日 | ステージから

 鈴木直樹(Cl,Ss)・小林洋(P)・根市タカオ(B)のトリオ
私「直樹くん、クラリネットとソプラノ・サックスを持ち替える
ポイントは、どうやって決めているんですか?
直樹くんのソプラノ・サックスは、ケニー・Gのようなストレート・タイプではなくて、
『カーブド・ソプラノ』と言われる、アルトサックスを小ぶりにした形で、
クラリネットを吹いている間も首から提げていてジャマにならない
可愛らしいものです。
ちっともキンキンしたところがなくて、耳に優しい独特の音色。
直樹「えっと、例えばですね、ミキさんが低めの深い声で
歌っているとしますと、ここはソプラノでふんわりフォローしようかな、と。
そしてぐっと高く張って歌っていたら、張り合うというのではないんですけど、
クラで軽やかに絡んでいったり、とか・・
私「なるほど、曲によって、というよりも、共演者の出方とか
解釈の仕方に反応して、という感じなんですね?
洋「気分だよ、気分
私「洋さん、せっかく、ミュージシャンが単に気まぐれでいろいろやって
いるんじゃない、ということをみなさんにわかりやすく説明しようとしてるのに
洋「エッヘッヘ だって気まぐれだも~ん

2ndステージ:
もうひとりのクラリネット:上様こと、松平さんもご参加で
盛り上がっているので、
私「歌の前にもう一曲、楽しそうなヤツをお願いします
洋「(直樹くんに)アンタが決めなさい」
直樹「あっ、ハ、ハイ。それじゃ、"Undecided"かなんか・・
洋「イントロ要るの?
直樹「で、できればいただけると助かるんですが・・・
そういうモンダイ?
洋「それでテンポは?ふんふん
 どう見ても洋さんがイバっているので、
私「本日の小林洋トリオ、メンバーは・・・」
洋「何言ってんの?このテーマ曲聴けばわかるでしょ?
根市さんのテーマだよ。根市さんがリーダーに決まってんじゃない
・・・・やっぱりアンタが大将!・・・みたい・・・



こんなに暑いと・・・

2008年08月08日 | 季節

 具合が悪くなりそうですね
先週浜松からのお客様にいただいた特効薬はコレ
ご存知「夜のお菓子:うなぎパイ」のパワーアップ・バージョン
『真夜中のお菓子:うなぎパイV.S.O.P』どうだって感じで


 直接のカンケイはありませんが、今夜は夏休み前最後のステージ
小林洋(P)根市タカオ(B)鈴木直樹(Cl)
おそらくかなりの(約一名はヤケ気味の)盛り上がりを見せることでしょう
サプライズ・ゲストもあるかも
スカッとしにお出かけくださいませ