キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

岩波新書

2017年02月09日 | Weblog
現在、佐高信・佐藤優のどのような本を読んだらいいかという対談を読んでいるが、お二人とも読んだ本の範囲が広いので、へーえこんなの読んでるのといった本が沢山出てくる。
人物に対しても、私が思っているのとは全く異なる評価が出てくるので面白く読んでいるが、生憎疲れているので、ベッドで読んでも車中で読んでもすぐに白河夜船となり、中々先へ進まない。

何をどう読んだらいいのかという本がこのところ沢山出ていて、どの本を選んだらいいのかという解説書が出てもいいくらいだが、ついに岩波新書で斎藤美奈子「文庫解説ワンダーランド」が出て、文庫の解説を解説している。
なんだかあまりバカバカしいので買って無いが、引用に次ぐ引用の世界に入ってきたなあと思う。
純粋な独創の思想なんて無いわけだから、如何に他人の文章を読み込むかが重要であるが、津野海太郎「読書と日本人」を読んでいると、昔は本の絶対量が少なかったので、手書きの本をみんなでまわし読みして、カード(当時は木片や色紙、布)に重要な所を書き出して調べたり記憶していたとのことだ。
してみると、引用に次ぐ引用は日本のお家芸と言った所なんだな。

午後、オレゴンのワインの試飲会に行く、久し振りに六本木ヒルズへ行ったが、かつての賑わいが無いように感じたのは気のせいだろうか。
オレゴンのピノノワールは、もう25年も前に日本鋼管がバーターで買ったワインが処理できず、破格の値段で数ケース買って飲んだのだが、実に美味かった。
今回久し振りに飲んでみたがその印象は全く変わらず、軽くてチャーミングでエレガントなスタイルがより洗練されたような気がした。
価格もブルゴーニュほど馬鹿げていないので気軽に楽しむとはいかないが、月に二三度は飲めるくらいの価格のものから、びっくりするくらいの品質のものでもアメリカ国内の小売価格で1万円であったから、年に一度くらいは楽しめるだろう。

東銀座で仕事があり、無事に終了したので気分もよく、歌舞伎座のそばの鰻屋で白焼きと新香を肴に酔心を2合呑んだ。
家に帰ったら寿司があったので茨城の純米酒を燗につけて2合呑んだ。
これで昼に蕎麦を手繰っていたら、好きのもの3種を1日で喰ったことになるのだが、実は昼に井桁でチラシを喰っていたんだな。

コメント
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