活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

聞・思・修 (もんししゅ) 1

2015年05月14日 | 法理
「道(法)」を成就するには、「聞・思・修 (もんししゅ)」という、修行(今の事実に徹する)の過程があります。

すなわち修行の大前提となる聞・思・修とは、【道理を学ぶ】という事です。


「聞く」という事は、仏教の知識を豊かにする事ではありません。

どのようにしたら、「自己の正体 (因縁生)」を見極める事が出来るのか、一応道理を聞かなければ分からない事です。( 聞 )


そして道理を聞いたならば、聞いた事を考えに考えて、【理】において明確に納得しなければなりません。( 思 )


納得したなら、実際に自分で修行して、「なるほど、その通りだった」と、【事】において「実証」するべく努力する必要があります。( 修 )


おシャカ様の教えというのは、先に「因縁果 (原因と結果)」の【結果】を示されています。

つまり、「こういう結果になるのだから、皆さん頑張って修行して下さい」と、仰っているのです。

別の言葉で言えば「今の事実」以外に「道(法)」を求めてはいけませんという事なのです。



「今の事実」がすでに「結果」なのですから、「今の事実」に一切手を加えないで修行して下さいという事なのです。

「聞・思・修」の結果が「悟り」です。




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