時間的にも一つのものですから、死なないでしょう。
何万年後も一つのものだから死なないでしょう。
その意味で吾々ほど年をとったものはないし、
吾々ほど長生きしたものは無い、過去に対すれば吾々ほど
長命のものはないし、未来を望めば、今生まれているのだから
吾々は一番若い、己れというものがあるから、昔と今を区分して
果敢な世の中ということを意識するのです。
過去から未来へのすべては、即ち今の打ち通しのものです。
過去の因が今となって来ているのです。
過去のすべては今なのです。
今の因が未来の果に成っていくのです。
矢張り今というものの転居なのです。
どうしても今より他には何にもないのです。
そして今は時間をも休止するものでないことを知(識)らなければ
なりません。