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2019年通信簿 99 柿沼友哉

2020-01-25 01:43:36 | 千葉ロッテ

 

99 柿沼友哉 捕手 26歳 年俸490万円

【2019年成績】 34試合 54打数 5得点 9安打 打率.167 0二塁打 0三塁打 1本塁打 2打点 0盗塁 9四死球 20三振 得点圏打率.125

想定外の田村一本主義の崩壊で、二番手捕手の座に指先が届きそうになった柿沼です。
岡田、西野以降は育成枠出身の選手が一軍に定着をした例はありませんので、久々の育成の星が登場したことになります。
二番手としては吉田にも復権の兆しが出てきましたからそのまますんなりとはいかないでしょうし、その先を目指すにも田村の壁は厚いですがその這い上がり精神はチームにとって必要なものですからそれを成り上がりとできるよう、本人の努力はもちろんですがベンチがフラットに競わせることこそが大事なのは言うまでもありません。

二軍の開幕マスクでしたので一見すると出遅れではありましたが、経験を積ませていたとも言えます。
5月下旬に昇格をすると柿の種コンビとして種市とのバッテリーを足掛かりにスタメンでの起用も増えましたから、ベンチを温めていた田村にとっても気になる存在にはなったでしょう。
その田村に比肩する強肩ももちろん武器ですがやはりベース板を広く使ったリードこそが持ち味で、果敢に内を突く強気はチーム随一で種市の持ち味を引き出しました。
今後の課題は怖さを知ったときにそれでも恐れないことと、どの投手でもそれが上手くいくとは限らないのでそれぞれの特性を学ぶこと、そうすれば相棒は増えていくはずです。
打撃は2割にも満たないチープさを見せましたが珍しくもプロ初打点が先だったところでのプロ初ヒット、プロ初アーチも放ちましたのであとは積み上げていくだけです。
そのプロ初打点がスクイズだったように10回のバントを全て成功させた小技をきっちりこなせば八番としては合格ですし、その打席数からすれば異様とも言える5死球はストレートに押されての空振りも多いですがファールでの粘りあってこそですから、それらの姿勢を忘れずにいれば道は開けるでしょう。
惜しむらくは9月頭に受けた死球で左尺骨骨折、全治4週間で今季が終わってしまったことですが、それがYahoo!ニュースのトップに写真付きで報じられたのが世間の評価です。

2016年通信簿
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【オリオン村査定】 490万円 → 1000万円 (△104%)


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9 コメント

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Unknown (頑張れ福浦)
2020-01-25 04:30:43
デカイ存在ですよね、田村オンリーであったキャッチャーというポジションに柿沼、吉田二人が出て来ました。
もし田村が離脱したらロッテは終わるであろうと考えていましたが、田村が離脱する以前に種市とのバッテリーを試して成功させていたのが良かった。
逆に田村が復帰しても柿沼の方を使って欲しいぐらいになりました、強気なリードと確実なバントは個性としてアピール出来ます、田村に焦りを感じさせたのがまた凄く良かった、今期は吉田と三人が競えばチーム全体に良い刺激になりますね。
柿沼は種市、吉田は岩下は守って欲しいです。
Unknown (たかぽて)
2020-01-25 07:15:50
印象から比してかなり低い数字で意外。もっと使え、と思ってもこれではベンチも使いづらい。
種市との相性を買ってもらっているうちにある程度打撃で期待される結果を出さないと外される危険性は高い。
柿沼の凡退で白星を逃したなんてことが続けば種市だっていつまでも、とは行かなくなることもあり得る。

既に江村は抜いた感があり、田村吉田が足踏みしているうちに追い付き追い越せで行かないと捕手はキャリアが必要とは言え既に26歳、これから更に成長が望まれることを考えれば急ぐ必要アリでしょう。
Unknown (まこっさ)
2020-01-25 08:15:34
田村の一択だった捕手のポジションに風穴をあけてくれた柿沼は、エラい! 内角を果敢に攻めるリードは、田村にも危機感を与えたでしょう。 そうなれば、田村に次ぐ二番手になれるかというとそう簡単にはいきそうもありません。 一番のライバルは、ドラフト2位入団の佐藤か。 打力、走力に勝る佐藤の方を好みそうな監督だけに、柿沼が生き残るには、やはりその強気のリードを磨くことでしょう。
目指せ2割5分 (大垣のロッテファン)
2020-01-25 08:24:45
田村の壁は・・・・私は低いと思います。とにかく「打つ」ですよ。昔巨人の山倉という捕手が同じく1割台でぼろっかすに酷評され、巨人は近鉄から有田を取って正捕手に当てたことがありました。有田ほどでなくとも、せめて2割5分をわずかでも超えれば田村と十分競争できますよ、それが柿沼にとって難しいかもしれませんが。
内外野も愛人枠でいっぱいですから、ロッテに捕手で入った人は野手で入った人に比べ恵まれた環境にありますからやる気出してやってほしいですね。
Unknown (オブ)
2020-01-25 15:31:14
多分、田村選手、吉田選手の故障がなければ出てくることはなかったでしょう。ただプレーを見ると守備は田村選手と遜色なく、インサイドワーク、肩、バント技術に関しては田村選手より良いのではないかと思いました。何より投手が活きます。士気をあげるリードがいいですね。種市投手、土肥投手の躍進は彼の力も大きい。インコースは怖いでしょうが、信頼して要求しないと舐められます。まだまだ球界を見れば上には上はいますが、打撃も田村選手のハードルは高くないです。投手陣の陣容も変わりますからね。今シーズンは立場逆転のチャンスですよ。
捕手は特殊なポジションです。以前、里崎氏は自分のことを棚にあげて捕手も打撃と主張していましたが、やっぱり捕球のレベル、インサイドワークが優先でしょう。ちなみに彼の打撃(守備もでしたが)は横着さが伝わってきてげんなりでした。判断も含め彼の打撃がよいと思ったことはないです。
Unknown (名古屋マリン)
2020-01-25 17:27:50
以前、柿沼は少なくとも吉田、江村とは遜色ないので、昇格させてほしいと投稿したことがありましたが、やはりそれなりの結果を出してくれました。
しかも昨シーズン感染した僅かな試合の中でプロ1号を見せてくれるおまけつきでした。
ただ、別の方も仰っているとおり、スタメン定着のためには打撃好調がカギで、2割を切っているようではなかなか起用してもらえません。
打撃センスがないわけではないと思いますし、わがチームには森や甲斐がいるわけではないので、一軍の試合に慣れていって、是非競争に打ち勝ってほしいです。
柿沼の飛躍に期待 (エバン)
2020-01-25 20:01:18
2番手捕手だった吉田、次いで江村に割って入った柿沼は、昨季の収穫の一つでしょう。
田村と吉田のケガが結果的に柿沼の浮上につながったと思います。
そして、田村も起用法が一昨年より変わりましたので、危機感を持ってくれれば相乗効果が生まれます。
柿沼がプロテクトリストに入っていたかは分かりませんが、田村よりも強気なリードは評価されるべきで、種市ともどもの活躍を期待しています。
Unknown (鴎オヤジ ファン歴47年)
2020-01-25 23:03:03
リードと守備力は一軍レベル。
全体練習以外は打撃向上に全てを傾けるくらい頑張れ!田村が余裕なくなるくらいの存在になってほしい。
お返事 (オリオン)
2020-01-26 00:07:46
>頑張れ福浦さん
ですね、田村がFAで抜けたら大事だと考えていたのが遠い昔のようです。
もちろん田村が一番手であることに間違いはありませんし、このまま柿沼が右肩上がりで伸びてくるとも限りませんが、風向きは変わってきました。
吉田も戻りつつありますし、これで今年のドラフトで高校生の捕手を獲れば一息つけそう。

>たかぽてさん
とは言え他の捕手もろくに打ててませんからね、今のところは打撃が足を引っ張る形にはなっていないように思います。
出塁率は田村や吉田と遜色ありませんし、小技を使える分だけベンチからすれば起用しやすそうな。
仰せのように年齢がそこそこってのが焦りどころかしら。

>まこっささん
佐藤はまだ海のものとも山のものともつかぬ存在ですので、見てからかな~
言うほどに外野も穴があるわけではありませんので捕手と外野手の二刀流を考えるほど打てればあれですが、まずは二軍の正捕手を目指すのが佐藤にとってはよいかと。
とにかく開幕一軍ですね、柿沼は。

>大垣のロッテファンさん
捕手の2割5分ってそれなりにハードルが高いんですよね。
甲斐も.260でしかありませんし、若月に至っては2割に届いていません。
とは言え柿沼も右に倣えで1割台では芽が摘まれてしまいますから、せめて2割、できれば2割2分から3分台は目指したく。
でもまずはリードと肩とは自分にとっての捕手像ですが、影の薄い清水将コーチは何を考える・・・

>オブさん
まだ怖いもの知らずってもあるでしょう、田村の出たても近いものがありました。
いろいろと考えることで守りに入ってしまうこともあるでしょうし、来季はその壁にぶつかるのがまず最初の課題でしょうか。
それでもピンチで吉田のように投手と一緒にきょどりそうな雰囲気はありませんし、ぬぼーっとした風貌どおりにさらっと切り抜けてくれるのではないかと期待をしています。

>名古屋マリンさん
ですね、せめて2割は打ちたい。
二軍では.240→.267→.297とここ三年は右肩上がりですから、それなりのものは持っているはずです。
まだ打撃まで意識を回すだけの余裕がないのも理由でしょう、まずは守りで自信を付けることが先決だと考えます。

>エバンさん
吉田などは歯がみしているでしょうね、故障が無ければ今の柿沼と同じぐらいの期待をされていたでしょうから。
その吉田も重量級二年目ですから同じ轍は踏まないとなれば柿沼にとっても正念場の一年になります。
田村にとっても、ね。

>鴎オヤジ ファン歴47年さん
田村もようやく打撃が上向いてきたのはリードが安定をしてからですので、柿沼はまだ時間がかかりそう。
その田村が一本主義に甘えたかどうかは分かりませんが、守りに入っちゃったのが誤算の一歩目です。
そこにつけ込めるか柿沼、守りに入らないことをただただ願います。